ふつうであることにコンプレックスを持ち続け、極めつけの特別な存在といえる本格的な歌とダンスが売りの人気アイドルグループのセンターを務める高校2年生の鈴木真昼がクラスで隣の席になっても彼我の雲泥の差に嫌気がさして目を背け素っ気なく振る舞い続ける染矢影子が、鈴木真昼と図書委員で一緒になったことを契機に鈴木真昼が知られざる過去故にふつうの存在、ふつうの家族に憧れていることを知り、さまざまなことを捉え返して行く青春小説。
いろいろとバタバタしながらも、ごく身の回りの範囲で話が治まり、深刻に思える展開があっても微笑ましく読めていく感じがします。
私としては、自分の年代から来る贔屓目なのでしょうけれども、パパサンタに好感します。
汐見夏衛 角川文庫 2023年11月25日発行(単行本は2020年6月)
いろいろとバタバタしながらも、ごく身の回りの範囲で話が治まり、深刻に思える展開があっても微笑ましく読めていく感じがします。
私としては、自分の年代から来る贔屓目なのでしょうけれども、パパサンタに好感します。
汐見夏衛 角川文庫 2023年11月25日発行(単行本は2020年6月)
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