なあむ

やどかり和尚の考えたこと

晴れは天気がいいか

2009年04月27日 22時09分58秒 | 今日のありがとう

天気がいいというのは、普通、雨が降らなかったり曇りでなかったり、つまり晴れているときのことをさす。

しかし、晴ればかりがいいことではないことは自明の理で、雨が降らないことこそ深刻な問題であろう。

いのちも同じようなものかもしれない。

天気がいいとは、全くの健康体で快晴のような状態と似ているかもしれない。しかし、人の一生は快晴ばかりではない。曇りもあれば雨も降る。嵐もあれば土砂降りもあろう。

健康は確かにいい天気かもしれない。でも、それは曇りや雨の日があるから「いい」と言えるのだろう。

「いい」「悪い」は絶対のものではない。相対的なものと言える。

健康や生を喜べるのは病気や死があるからなのだ。

この世に死がなかったら、生まれることもできなかったろう。

人は死ぬ、それもありがたいこと。