この期に及んで雪です。何という年でしょう。
先日特派布教師協議会に上京した際、半日時間が空いたので浅草の寄席に行ってみました。たまたま、ちょうど圓楽襲名披露興行の真っ最中でした。
米丸、鶴光、小遊三、米助、夢之助などが襲名披露口上をしたり、豪華な顔ぶれでした。
噺そのものは、それぞれ顔見せのような短いお笑いがほとんどで、入口で観光客が「こんなに大勢出るんじゃ15分ぐらいの短い噺ばかりでつまんないよ」と言っていたその通りの内容でした。
それでも、テレビの影響なのか、立ち見もたくさんいる大入り満席で、お祭り騒ぎでした。
その前に、気になっていた木馬亭にも顔を出してみました。こちらは浪曲と講談の定席で、顔を出した時には若手の浪曲師が一曲うなっていました。
客は10人足らず。おそらく常連のサクラに近い、それでも何とか浪曲の火を消したくないというファンなのかと思いました。
場内は、田舎町の場末の映画館の体で、今は特に落語ブームということで、その煽りも受けているのかもしれません。
今回は、襲名披露という特別興行があったために、そそくさと演芸ホールに行ってしまいましたが、次はきっとじっくり聞かせてもらうと誓ったことでした。
ガンバレ浪曲!