三ちゃんのサンデーサンサンラジオ。第304回。3月7日、日曜日。
町からコロナ・ワクチンの案内が来ました。
高齢者対象の先行接種のようです。
5月の誕生日で満65歳ですが、今年一線を越える人は全員がその対象のようです。
注射は痛いし、1回もインフルエンザ・ワクチンを接種したことがないので積極的に希望はしませんが、周りに迷惑をかけてもいけないので、希望するに〇をつけて返信しました。
晴れて?高齢者に認定されたことになります。めでたくもあり、めでたくもなし。
これからは、何をしても「高齢者」というくくりの中で呼ばれることになります。
そうか、年金もらえるのか。国民年金ですけど。
住職に退職金はないし厚生年金もありません。
確定申告をしました。
「え、坊さんも税金払ってるの?」と思った方、それは思い違いです。
税制上、住職は宗教法人から給与をもらうことになっています。
布施収入は宗教法人松林寺に入りますから、それは非課税で消費税もありません。
そこから住職が給与をもらう時に源泉徴収されます。
それと、松林寺以外からの収入、講演の謝礼などは別途申告しなければならないので確定申告となります。
もちろん町県民税、国民健康保険料も払っています。
ちゃんと普通に払うものは払っていますから「坊主丸儲け」などと言わないでください。
宗教法人が非課税なのは、法人所有の境内や伽藍といった宗教活動のためものが対象です。
今年度は講演がほとんどありませんでした。町内で3件あっただけです。
なので、収入はガクッと減っています。
昨日6日、松林寺で「お寺カフェ」が行われました。ハッピーサポーター推進協議会の主催です。
私の法話の時間があったので、それを利用して「臨終の疑似体験」というのをやってみました。
人は誰でも「生まれたら死ぬ」と分かっていながら、どこか他人事のように受け止めているのではないでしょうか。
実際に自分が死に臨んだ時、どんな心境になり何を考えるのかを体験してみることは決して無駄ではない思います。
それがその後の生き方に活かされると思うからです。
このような体験は「死の体験授業」や「死の体験旅行」などという名前で各地で行われています。
私も一度やってみたいと思っていたので、今回試させていただいたのでした。
医師に余命を宣告された自分が、臨終までのプロセスを物語で疑似体験します。
物語はオリジナルで作ってみました。
大切な人と大切な物を5つずつカードに書いてもらい、物語を読み進む中でそのカードを1枚、時には2枚と失っていきます。その選択に悩みます。
最後に残った大切なものは何か、その人あるいはその物に対して、最期にどんな思いを伝えるのか、という疑似体験のプログラムです。
終了後感想を聞くと、今回の参加者は一人を除いて全員が女性でしたので、最後に残ったカードは「夫」「子供」というのが多かったようです。
お1人は、家族は誰一人失いたくないので「捨ててください」と言われてもできませんでした、とその時の思いを語ってくれました。
途中で涙を流す参加者が何人かいて、いろんな思いに気づくきっかけになったと思います。
今後、今回のプログラムをもう少しブラッシュアップして、またやってみたいなと思います。
「もう3月だね」という言い方は、今年いっぱい生きるという予測を前提としたものでしょう。
時は、毎日毎日確実に過ぎ去っていきます。私たちの残りの人生も一日一日と短くなっています。
それが今年の中のいつか、ではないという保証はどこにもありません。
今日したいこと、今日すべきことは何か。
まずは、今日を精いっぱい生きましょう。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
町からコロナ・ワクチンの案内が来ました。
高齢者対象の先行接種のようです。
5月の誕生日で満65歳ですが、今年一線を越える人は全員がその対象のようです。
注射は痛いし、1回もインフルエンザ・ワクチンを接種したことがないので積極的に希望はしませんが、周りに迷惑をかけてもいけないので、希望するに〇をつけて返信しました。
晴れて?高齢者に認定されたことになります。めでたくもあり、めでたくもなし。
これからは、何をしても「高齢者」というくくりの中で呼ばれることになります。
そうか、年金もらえるのか。国民年金ですけど。
住職に退職金はないし厚生年金もありません。
確定申告をしました。
「え、坊さんも税金払ってるの?」と思った方、それは思い違いです。
税制上、住職は宗教法人から給与をもらうことになっています。
布施収入は宗教法人松林寺に入りますから、それは非課税で消費税もありません。
そこから住職が給与をもらう時に源泉徴収されます。
それと、松林寺以外からの収入、講演の謝礼などは別途申告しなければならないので確定申告となります。
もちろん町県民税、国民健康保険料も払っています。
ちゃんと普通に払うものは払っていますから「坊主丸儲け」などと言わないでください。
宗教法人が非課税なのは、法人所有の境内や伽藍といった宗教活動のためものが対象です。
今年度は講演がほとんどありませんでした。町内で3件あっただけです。
なので、収入はガクッと減っています。
昨日6日、松林寺で「お寺カフェ」が行われました。ハッピーサポーター推進協議会の主催です。
私の法話の時間があったので、それを利用して「臨終の疑似体験」というのをやってみました。
人は誰でも「生まれたら死ぬ」と分かっていながら、どこか他人事のように受け止めているのではないでしょうか。
実際に自分が死に臨んだ時、どんな心境になり何を考えるのかを体験してみることは決して無駄ではない思います。
それがその後の生き方に活かされると思うからです。
このような体験は「死の体験授業」や「死の体験旅行」などという名前で各地で行われています。
私も一度やってみたいと思っていたので、今回試させていただいたのでした。
医師に余命を宣告された自分が、臨終までのプロセスを物語で疑似体験します。
物語はオリジナルで作ってみました。
大切な人と大切な物を5つずつカードに書いてもらい、物語を読み進む中でそのカードを1枚、時には2枚と失っていきます。その選択に悩みます。
最後に残った大切なものは何か、その人あるいはその物に対して、最期にどんな思いを伝えるのか、という疑似体験のプログラムです。
終了後感想を聞くと、今回の参加者は一人を除いて全員が女性でしたので、最後に残ったカードは「夫」「子供」というのが多かったようです。
お1人は、家族は誰一人失いたくないので「捨ててください」と言われてもできませんでした、とその時の思いを語ってくれました。
途中で涙を流す参加者が何人かいて、いろんな思いに気づくきっかけになったと思います。
今後、今回のプログラムをもう少しブラッシュアップして、またやってみたいなと思います。
「もう3月だね」という言い方は、今年いっぱい生きるという予測を前提としたものでしょう。
時は、毎日毎日確実に過ぎ去っていきます。私たちの残りの人生も一日一日と短くなっています。
それが今年の中のいつか、ではないという保証はどこにもありません。
今日したいこと、今日すべきことは何か。
まずは、今日を精いっぱい生きましょう。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。