なあむ

やどかり和尚の考えたこと

サンデーサンライズ446 酒さんさん

2023年12月10日 05時00分00秒 | サンデーサンライズ
三ちゃんのサンデーサンライズ。第446回。令和5年12月10日、日曜日。

位牌堂の下にしまい込んであった角火鉢を引っ張り出してきて、テーブルの間に並べました。
冬に火鉢は、宿用院時代からの楽しみで、以前から松林寺でもと考えていましたが、ようやく実現させました。
灰をならし、炭をおこし、火鉢に活けて、赤い火をながめるのは、とても心が和みます。
檀家衆も、火鉢を囲むと自然に昔のことを話し出します。
古い家の囲炉裏端を思い出し、その匂いや寒いけど温かかった暮らしを思い出しているのでしょう。その顔は和やかになっています。
炭火は、手指だけでなく心も温めてくれるようです。
火鉢の横でお茶をどうですか。何なら熱燗でも。

この1週間は、梅花講の総会・成道会、東京で一泊の特派布教師協議会、葬儀が3件、飲み会が3件など、バタバタと過ごしました。
12月に入り、年末までいろいろな集まり、忘年会も入って来ています。
弱い肝臓をいたわりながら、アルコールは控えめに、楽しさは増し増しで行きたいと思います。
酒は本当に弱くなりました。以前のようには飲めません。それでも一献を傾けながら話をするのは楽しくて、ついつい杯を重ねてしまい体が辛くなったりします。
飲まなくても楽しくできることを覚えなければなりません。

さて本日、12月10日は最上の地酒「山と水と、」の先行予約販売の受付開始日となっています。
昨日9日が三段仕込み最終の留添えで、酒米出羽燦燦を2370㎏、水を3回に分けて1850ℓを最上町から河北町和田酒造さんに運びました。
3年目を迎えたこの酒造り、その味がとても好評を得ていて、待ちきれないファンからフライングの事前申し込みが届いていました。
本日から一斉に受付開始です。
先行予約分は、昨年同様、いずれも720mlの生原酒と生酒の2本セットで4000円となります。
500セット限定の販売で、その数に達し次第受付終了となります。
搾り、瓶詰が終わるのが1月20日過ぎになる予定で、販売、お届けはそれ以降になります。
生原酒は先行予約のみの販売になりますが、それ以外の生酒、火入れ酒は一般販売で購入できます。300ml瓶詰めもあります。
ただ、こちらも数には限りがあり、今年の販売数とほぼ同じですが、今年は7月で酒屋さんの店頭から姿を消しました。
酒造りは酒米の準備から始まりますが、その種籾の申し込みは前年の10月末日となっています。
それを次の春に田植えして、秋に刈り取り、その米で酒を仕込むという1年サイクルになっています。
ですから、今年仕込んだ酒の酒米は去年の10月に注文した分で、その段階で2年目の今年どれぐらい売れるかが読めなかったので、同量の米の量としました。
酒は、次の酒が完成するまでに売り切ればいいので、今年は秋までは残るだろうと想定していたのです。
事実、こんなに早く、これほど売れるとは思っていませんでした。
この状況を踏まえて、今年注文したのは昨年の約1.6倍の種籾です。
4年目の酒は秋までは残る量になると見込んでいます。
もし、先行予約販売を申し込みたい方は、必要事項をお書きの上以下の酒店に直接FAXしていただくか、私のメールアドレスに送っていただくと申し込んでおきます。
①郵便番号②住所③氏名④電話番号⑤申し込み口数 以上必須。
宅配で送りますので、別途着払い送料と代引き手数料がかかります。
取扱い酒店(FAX番号)、中村商店(0233-45-2179)、丸徳ふるせ(0233-43-3154)、大黒屋商店(0233-42-2033)の町内3店です。
三部のメールアドレス shorin@cup.ocn.ne.jp
ただし、お一人様2口までとし、転売目的の購入は禁止致します。

コロナで巣ごもり状態だった間に、この時間を使って今までできなかったことをしようと企図した地酒造り、酒好きが集まって夢を語り計画を練って実現させました。
コロナがなければできなかったかもしれません。
話題作りだけでなく、それがこんなにも旨い酒になるとは。
夏の高温障害で今年の米はどこも等級を下げ「酒米も固い」と、その中で最上の米は一等米で「とてもいい米だ」と、酒蔵の職人に褒められました。
更に「いい水」だと。
今年の酒も期待できます。

今週はここまで。また来週お立ち寄りください。



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