三ちゃんのサンデーサンライズ。第445回。令和5年12月3日、日曜日。
先週の日曜日、大相撲九州場所が幕を閉じました。
親方が山形出身ということで後援会に入っている佐渡が嶽部屋の力士を中心に応援していました。
琴勝峰が十両優勝しましたが他の力士はあまり奮いませんでした。
何といっても関脇琴の若の相撲は一番一番力を込めて観ていました。
中盤まで優勝争いに絡む成績で、一気に優勝、大関かと期待が膨らみましたが、終盤大関霧島、平幕竜電戦と連敗し優勝の目は断たれました。
残念ですが11番勝ったので来正月場所に望みをつなげます。
県出身の北の若も期待を込めて観戦していましたが、新入幕の今場所は残念ながら跳ね返されました。来場所また十両で鍛え上げて上がって来て欲しいと望むところです。
部屋としては伊勢ケ濱部屋も気になっています。親方が現役時代の横綱旭富士が好きでした。
現役時代は「津軽なまこ」と異名をとったほどに体が柔らかく「柔よく剛を制す」の言葉通り、技で大型力士を倒す相撲には惚れ惚れしたものでした。
部屋の安馬、後の横綱日馬富士、安美錦も好きでした。
今の部屋の力士では翠富士がおもしろいですね。そして急激に力をつけた熱海富士。将来が楽しみです。
他にも、豪の山や大の里、今場所休場した伯桜鵬など、力のある若手力士も出てきたので、益々観戦に期待が膨らみます。
千秋楽後、いとこの集まりや同級生の集まりがありましたが、どちらも相撲の話題で持ちきりで、男女を問わず相撲観戦が日本の老人の正統な楽しみかと頷いたところです。
その分、終わると虚脱感に襲われ、しばらく腑抜けのような日々を送ります。
さて、30日に本格的に雪が降り、除雪作業が始まりました。
まだ根雪になるほどではありませんが、気温が下がってきたので降れば雪になると思われます。
除雪機の操作も感覚を取り戻すまでスロースタートしなければなりません。
積もれば、参道と境内を除雪するのに合計1時間半はかかります。散歩にはなりませんが軽い運動にはなります。
今年も一年が終わろうとしています。
この一年、貴重な時間を無駄にしなかったか、自分に問いかけてみなければなりません。
いかに生きたかは、一日一日をどう過ごしたかの積み重ねによるものですから、長い時間の話ではなく、今、今と問いかけなければなりません。
病院のベッドに一人寝をする時、長い夜の間に思い返す後悔は少ない方がいいですね。
ああすればよかった、こうすればよかったと、できる時にしてしておかなかったことを悔やんでみても取り返しはつきません。
全く後悔のない最期はあり得ないと思いますが、残り時間が少ないと思えば、思い立った時にしておくことで後悔を少なくすることができるはずです。
しなければならないこと、すべきことを後回しにしない。
後回しにしたくなる思いが老化だとすれば、それをこそ意志の力で吹き払っていきましょう。
身体がいうことをきかなくなっても、あきらめない脳の働きは維持していきましょう。
そして、一人寝を慰める楽しい思い出をたくさんストックしておきましょう。
悲しい思い出が見えなくなるぐらい、思い出の袋にいっぱい楽しい思い出を詰め込んでいきましょうよ。
まだ歩けるうち、動けるうち、話ができるうち、掌が合わせられるうち。
「命の所有権はないが、使用権はある」
いただいた命を、自分の意思で使用できる限り、喜びにつながる行動にしていきましょう。
ああもったいないこの命。
先日いただいた著書の中にこんなお話がありました。
体のあちこちで話声がします。
足が言いました「体の中で一番の働き者はぼくだろう」。
目が言いました「よく見ていなければぶつかるだろう、一番大切なのはぼくさ」。
耳が言いました「目は前ばかり見ているけれど、ぼくは周囲に気をつけている」。
鼻が言いました「君たちは休むときがあるけど、ぼくは年中休みがない」。
腹が言いました「ところでヘソ君、君は何もしないでけしからんじゃないか」。
ヘソが言いました「君たちは知らないだろうけど、お腹の中にいたとき栄養をもらってあげたのはぼくだよ、そのことを忘れないでもらいたいね」。(宇都宮祥雲寺東堂、安藤明之著『守拙』)
それぞれの務めに励むことと、親、先祖を忘れないことの例えとして先代住職が話しておられたと著書にありました。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
先週の日曜日、大相撲九州場所が幕を閉じました。
親方が山形出身ということで後援会に入っている佐渡が嶽部屋の力士を中心に応援していました。
琴勝峰が十両優勝しましたが他の力士はあまり奮いませんでした。
何といっても関脇琴の若の相撲は一番一番力を込めて観ていました。
中盤まで優勝争いに絡む成績で、一気に優勝、大関かと期待が膨らみましたが、終盤大関霧島、平幕竜電戦と連敗し優勝の目は断たれました。
残念ですが11番勝ったので来正月場所に望みをつなげます。
県出身の北の若も期待を込めて観戦していましたが、新入幕の今場所は残念ながら跳ね返されました。来場所また十両で鍛え上げて上がって来て欲しいと望むところです。
部屋としては伊勢ケ濱部屋も気になっています。親方が現役時代の横綱旭富士が好きでした。
現役時代は「津軽なまこ」と異名をとったほどに体が柔らかく「柔よく剛を制す」の言葉通り、技で大型力士を倒す相撲には惚れ惚れしたものでした。
部屋の安馬、後の横綱日馬富士、安美錦も好きでした。
今の部屋の力士では翠富士がおもしろいですね。そして急激に力をつけた熱海富士。将来が楽しみです。
他にも、豪の山や大の里、今場所休場した伯桜鵬など、力のある若手力士も出てきたので、益々観戦に期待が膨らみます。
千秋楽後、いとこの集まりや同級生の集まりがありましたが、どちらも相撲の話題で持ちきりで、男女を問わず相撲観戦が日本の老人の正統な楽しみかと頷いたところです。
その分、終わると虚脱感に襲われ、しばらく腑抜けのような日々を送ります。
さて、30日に本格的に雪が降り、除雪作業が始まりました。
まだ根雪になるほどではありませんが、気温が下がってきたので降れば雪になると思われます。
除雪機の操作も感覚を取り戻すまでスロースタートしなければなりません。
積もれば、参道と境内を除雪するのに合計1時間半はかかります。散歩にはなりませんが軽い運動にはなります。
今年も一年が終わろうとしています。
この一年、貴重な時間を無駄にしなかったか、自分に問いかけてみなければなりません。
いかに生きたかは、一日一日をどう過ごしたかの積み重ねによるものですから、長い時間の話ではなく、今、今と問いかけなければなりません。
病院のベッドに一人寝をする時、長い夜の間に思い返す後悔は少ない方がいいですね。
ああすればよかった、こうすればよかったと、できる時にしてしておかなかったことを悔やんでみても取り返しはつきません。
全く後悔のない最期はあり得ないと思いますが、残り時間が少ないと思えば、思い立った時にしておくことで後悔を少なくすることができるはずです。
しなければならないこと、すべきことを後回しにしない。
後回しにしたくなる思いが老化だとすれば、それをこそ意志の力で吹き払っていきましょう。
身体がいうことをきかなくなっても、あきらめない脳の働きは維持していきましょう。
そして、一人寝を慰める楽しい思い出をたくさんストックしておきましょう。
悲しい思い出が見えなくなるぐらい、思い出の袋にいっぱい楽しい思い出を詰め込んでいきましょうよ。
まだ歩けるうち、動けるうち、話ができるうち、掌が合わせられるうち。
「命の所有権はないが、使用権はある」
いただいた命を、自分の意思で使用できる限り、喜びにつながる行動にしていきましょう。
ああもったいないこの命。
先日いただいた著書の中にこんなお話がありました。
体のあちこちで話声がします。
足が言いました「体の中で一番の働き者はぼくだろう」。
目が言いました「よく見ていなければぶつかるだろう、一番大切なのはぼくさ」。
耳が言いました「目は前ばかり見ているけれど、ぼくは周囲に気をつけている」。
鼻が言いました「君たちは休むときがあるけど、ぼくは年中休みがない」。
腹が言いました「ところでヘソ君、君は何もしないでけしからんじゃないか」。
ヘソが言いました「君たちは知らないだろうけど、お腹の中にいたとき栄養をもらってあげたのはぼくだよ、そのことを忘れないでもらいたいね」。(宇都宮祥雲寺東堂、安藤明之著『守拙』)
それぞれの務めに励むことと、親、先祖を忘れないことの例えとして先代住職が話しておられたと著書にありました。
今週はここまで。また来週お立ち寄りください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます