一昨日購入した3枚のCDのうち、3枚目を昨夜視聴。
①のヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」は初めて聴いた(と思う)。1989年の録音というからヴァイオリンのヨゼフ・スークは60歳。ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコフィルの組合せだからそれぞれに思いいれの強い演奏者であるらしい。ヤナーチェクの生前その作品を紹介し続けたのがノイマンであり、スークの祖父の作曲家と同世代。民族主義的色彩の強い作曲家群の一人だが、独特の旋律は現代音楽にとても近く聞こえる。というよりも地域的な音楽を世界水準に普遍化し得た作曲家ということか。
独特の美しい旋律は、いわゆる西洋音楽の本流の和声という海から抜け出て、なお人の心に染み渡ってくる旋律のような気がする。これ以上海原から切り離されるともう、私が感受できる音楽ではなくなるぎりぎりのところのような気もする。
なかなか魅力的な作曲家だ。同時にスークの艶やかなヴァイオリンの音色に支えられて輝いているようにも思えた。
②のドヴォルザークのピアノ協奏曲は以前聞いたような気もするが、特に印象にはなかった。今回はひたすら技巧的なピアノに感心する一方第1と第2楽章、ファゴットの旋律が心に残った。
①のヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」は初めて聴いた(と思う)。1989年の録音というからヴァイオリンのヨゼフ・スークは60歳。ヴァーツラフ・ノイマン指揮、チェコフィルの組合せだからそれぞれに思いいれの強い演奏者であるらしい。ヤナーチェクの生前その作品を紹介し続けたのがノイマンであり、スークの祖父の作曲家と同世代。民族主義的色彩の強い作曲家群の一人だが、独特の旋律は現代音楽にとても近く聞こえる。というよりも地域的な音楽を世界水準に普遍化し得た作曲家ということか。
独特の美しい旋律は、いわゆる西洋音楽の本流の和声という海から抜け出て、なお人の心に染み渡ってくる旋律のような気がする。これ以上海原から切り離されるともう、私が感受できる音楽ではなくなるぎりぎりのところのような気もする。
なかなか魅力的な作曲家だ。同時にスークの艶やかなヴァイオリンの音色に支えられて輝いているようにも思えた。
②のドヴォルザークのピアノ協奏曲は以前聞いたような気もするが、特に印象にはなかった。今回はひたすら技巧的なピアノに感心する一方第1と第2楽章、ファゴットの旋律が心に残った。