Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

気力

2011年11月07日 18時51分54秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日・本日とダウンして丸々寝て過ごした。若い頃なら一日寝ていること自体がつらかったが、今の私は際限なく横になっていられる。やはり一種の病気なのだろう。本日の夕刻、閉院ぎりぎりにいつもの循環器科の医院に行き、二週間分の薬をもらってきた。
 ただ寝ていただけだが、救いは多少本を読む気力が湧いていたことだろう。岩波文庫で「漱石俳句集」(坪内稔典編)の後半、イギリスに渡った1900(明治33)年から死の年の1916(大正5)年までを鑑賞できた。それなりの気力と収穫はあったと喜んでいる。
 残った前半は、先日読んだ半藤一利の「漱石俳句を愉しむ」を下敷きとしながらそれにとらわれずにどれだけ鑑賞できるか。漱石の俳句は漢籍の素養が必要なので、理解はお手上げの句が多いだろう。1900年以降の句ではそれほど感じられなかったが。

 今はようやく起き上がる気力が戻ってきたようで、シベリウスのピアノ曲を聴きながらこのブログをつくっている。
 最近はシベリウスのピアノ曲にすっかりはまってしまった。毎日のように3枚のCDのどれかを聴いている。