Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

年初めのお酒

2012年01月04日 21時17分23秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 このところ芋焼酎ばかり飲んでいるが、正月ともなれば日本酒に屠蘇散を漬込み元旦に賞味している。屠蘇は匂いが嫌いという人がいるが私は嫌いではない。そして残りはそのまま日本酒としてじっくりと味を愉しむ。
 今年屠蘇を漬込むために買い込んだのは塩竈市の「浦霞」の純米酒。「一ノ蔵」とともに宮城県を代表するお酒だ。名前の由来は「塩竈の浦の松風霞むなり八十島かけて春や立つらん(源実朝)」によるらしい。約2合は大変失礼とは思いつつ屠蘇に仕立て、残り2合に舌鼓をうった。
 同時に購入したのが、滋賀県湖南市の「御代栄」。これはアルコール度19度あり、飲み過ぎないようにしないといけないが、旨味があり口の中で転がしても強い刺激がない。
 年末に購入した芋焼酎は鹿児島県日置市の「紅薩摩宝山」。これもよい香りと口当たりのよさが気に入った。
 さてこれらがなくなったとき、次は何を購入しようか。酒店で瓶に囲まれてあれこれと迷うのも楽しいものである。日本酒でも焼酎でも一升瓶は購入しない。量が多すぎる。味にあきてします。4合瓶がちょうどいい。焼酎では900cc瓶が多いのでそれにする。

 お酒は私は大した量は飲めない。一晩で、日本酒で1合半未満がちょうどいい。25度の焼酎では8勺(0.8合)位が味わって飲む限度だ。焼酎はそのままあるいはお湯割りに限ると思っている。
 おいしいお酒を少量じっくりと口の中で、舌で転がして味わう。私にとっては至福のときだ。この時は音楽も何もいらない。そのままで時間も味わう。頭の中であれやこれやいろいろなことが駆け巡る。それがいい。
 さらにお酒を飲んだ後、2時間位してからぬるめのお風呂にゆったり入るのもまたいい。全身の力が抜けて一日の疲れがすべて抜けていくような気がする。
 人は、私がアルコールが好きだというと「随分と飲むのでしょう」と勝手に決め付けてしまう。どんどんついでくれようとする。だから私は宴席は好きではない。好きなペースで少量をいい肴とともに味わいたいのだ。外でお酒を飲んで、一人で帰宅するときは、1時間くらい歩いて帰る。そうすると酔いも程よく回り、帰宅後のくつろぎがまた楽しい。お風呂に入るのもちょうどよいころあいになっている。
 これが度を過ぎて飲んでしまうと、徒歩帰宅も、お風呂も面倒になり、翌朝がつらくなる。思うにアルデヒド分解酵素が不足しているのであろう。
 お酒は本当に、程よく自分にあった量を自分のペースで飲みたいものである。