Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ウォーキング&書店

2015年09月28日 23時23分20秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 8泊9日の旅行の荷作り、大体が終わった。自分が持たなくてはいけない着替えや薬、洗面具、カメラ、電源、資料等はとりあえず用意が終わった。あとは妻が持てない荷物が私に回ってくることになっていて、それがどの程度のボリュームになるか、今のところまったくわからない。国内旅行と違う点は携帯の電源やコンセントなどの電気関係の荷物が嵩張る。
 ただし25リットルのリュックで十分間に合うことが分かった。

 本日は横浜まで買い物につきあい、帰りは私一人で本屋経由で帰ってきた。日曜日に「風景画の誕生」の刺激を受けて、ふと思いついてヨーロッパ中世史の阿部謹也の著作を読みたくなった。昔網野善彦を盛んに読んでいた時、次は阿部謹也にシフトしようと考えたもののそのままになっていたことも思い出した。ちくま文庫で何冊か出ている。実はBunkamuraのミュージアムショップに2冊並んでいたのだが、持ち合わせが心もとなくて購入できなかった。
 本日有隣堂で探したが残念ながら置いてなかった。旅行から帰ったら読んで見たくなった。ただし鶴見俊輔の「限界芸術論」読了後になるが‥。

 有隣堂から帰宅後、ウォーキングに出かけて気持ちのいい汗をかくことができた。買い物の行き帰りとウォーキングで1万2千歩ずつの合わせて2万4千歩。ちょうどいい位の運動量だと思う。


スーパームーン

2015年09月28日 23時07分07秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
 本日はスーパームーンと喧伝されている。スーパームーンの定義としては「満月または新月と、楕円軌道における月の地球への最接近が重なることにより、地球から見た月の円盤が最大に見えることである。天文学的に外からの視点で説明すると、太陽-地球-月系において、月が地球に対する近点(近地点)にあると同時に、太陽と地球に対し月が衝(望)となった時の月のことである」ということらしい。遠点の時と比べると「14%大きく、30%明るい」と云われている。
常に月を観測し続けている方はその明るさの変化、大きさの変化がわかるかもしれないが、たまにしか月を見ない私にはそん変化はわからない。「変わる」ということを知っているから大きく、明るく見えるにすぎない。

 月と云えば、坂本繁二郎と高島野十郎の絵を思い出す。坂本繁二郎は牛の絵、高島野十郎は蝋燭の絵でも有名だが、二人の月は一度見たら忘れられない。



 《高島野十郎「月」(1962)》高島野十郎72歳の作品と云われている。
 いくつも月の作品があるがほとんどが満月であるのも特徴である。高島野十郎の月が浮かぶ空の紫がかった深い青い色が印象深い。

   

 《坂本繁二郎「馬屋の月」〈1967〉》坂本繁二郎85歳、亡くなる二年前の作品である。
 絶筆の「幽光」(1969)も隣りに掲げた。好きな作品であるが、私はこちらの「月」の絵もまた印象深い作品である。
 馬が月と対している。馬はじっと何か考えている。夏目漱石は初期の牛を描いた「うすれ日」に対して、「荒涼たる背景に対して何の詩興も催さない」が「牛は何か何か考えている」と評した。最晩年に至って坂本繁二郎は牛を馬に変えて、そして太陽の強い日が満月に変わり、そして砂浜は月に照らされた牧場のような背景に変わり、馬は月に相対している。ものを考えているばかりか、詩興を催す背景を獲得したのかもしれない。
 絶筆の方の月は雲に隠れた満月なのか、欠けた月なのかはわからない。私は半分以上雲に隠れた満月だと思っている。そして下の半円形の紫は櫨(はぜ)の木と云われている。
 坂本繁二郎の絵は紫が初期から晩年まで通じて重要な色彩である。特に晩年は青みがかった暗い色調の紫のグラデーションが印象深い。
 高島野十郎も、坂本繁二郎もともに青みがかった紫に特徴がある。そしてこの色がスキャナーではうまく再現できないこともまたもどかしい。

旅行は身軽でコンパクトに

2015年09月28日 10時37分36秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 これから8泊分の荷物をリュックに詰める作業。10月1日の出発から9日に帰宅するまでの分となる。まだ何も用意していないので、まずは荷物の準備から始めなければいけない。私は、音が煩い、通行人に迷惑、持ち運びに不便、嵩張るという4悪揃い踏みの旅行用スーツケースは嫌いなので、登山用リュックに詰め込むことにしている。
 私の自慢は荷物が少ないこと。登山慣れしていると荷物は少なくする自分なりのノウハウがある。包装材をはがし、手洗いの洗濯を前提とし、柔らかいビニール袋に小分けすれば大体一般的な荷作りより3割は嵩を減らすことができる。空間の無駄になるハードケースはどんなに小さなものでも使わない。また減らすためにいろいろ悩むことが、旅行前に荷物を準備するときの楽しみでもある。
 本当は毎日洗濯する元気があればズボン以外の着物は2組で十分なのだが、手洗いであることを考えると残念ながらそこまでは出来ない。廃棄予定の下着・靴下の利用も考えている。
 ということで、取りあえず25リットルと手荷物用10リットルのふたつのリュックに詰めることを目標にしてみる。どうしてもだめなら25リットルのものを30リットルに変更の予定。
 そしておみやげは嵩張らないことが前提で、小さな手荷物紙袋1個の範囲でしか購入しない。国内外ともに買い物ツアーは二人共したことがない。おみやげを含めても、行く時よりも帰宅時の方が荷物が減るようにするのが荷物を少なくするコツでもある。これを目標にしてようやく行き帰り同量の荷物にできる。
 旅行は身軽でコンパクトが楽しい。