Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

膝の痛みと付き合いながら‥

2021年11月28日 22時11分47秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 明日整形外科に行って膝の痛みの診断を受ける予定。少しおさまってきたように感じるが果たして状況は改善しているのだろうか。ヒアルロン酸の注射療法を果たして実施していいのか、相談するつもりである。あるいは痛み止めの注射療法になるのか、私には判断は出来ない。
 診察を受けるには早めに病院に行ったほうが、待たなくて済みそうである。
 結論だけが並んでいるパンフレットの行間をいろいろと詮索しながら、明日の診察時の受け答えについて、自分なりの想定問答を作っている。紙に書き出すよりも、幾度も頭の中で繰り返したほうが、スムーズにも思える。むろんメモ書きも必要だが、気分的にはあまりそれに頼りたくない。

 さて、本日はどこにも出かけることがなかった。妻が買い物ついでにレッグウォーマーになりそうなものを2点購入してきてくれた。レッグウォーマーそのものはしかし細くて私の太い足には入らなかった。それを予想して、大きなネックウォーマーも百円ショップで購入してきてくれた。
 このウォーマーの上下に細いゴム紐を通して、パジャマの上から装着してみたら、結構使い物になることが判明。先ほどから使用している。外に出かけるときは昔百円ショップで購入した、緩いサポーターを使用し、これは屋内用にしたい。フリースなので軽くしかも暖かい。
 昼間は緩いサポーターの上から温める簡易カイロを利用していた。これも少しは効いたのかもしれない。いろいろと自分なりに工夫しながら、対処するのもそれなりに気分転換になる。

 退職者会ニュースの原稿づくりは明後日に依頼した原稿を入手できるはず。30日、1日にほぼ作り上げたい。希望的観測で終わらないようになってもらいたい。
 もっとも30日には別の用事も入っている。意外と忙しくなりそうだ。


優先順位

2021年11月28日 18時36分30秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 17時過ぎになって退職者会の上部団体から依頼されていた原稿のことを思い出し、400字の原稿を慌てて作成。期限は先週の金曜日であった。写真も1枚要請されていたので、4枚を1枚に仕立てて急遽作ってみた。なんとか月曜日の朝一番には届く目途がたった。
 原稿というのは、短い字数での依頼ほど難しくなる。何を削り、何を残すか、かえっていろいろと悩んでしまう。

 気の進まないこと、面倒と思うことを先延ばしにしていると、こんなことになる。嫌なこと、予定外に飛び込んできたことこそすぐに実行する、という大事なことを忘れていた。
 もっともこれは現役時代の仕事に関することなので、退職した今は、好きなこと、やりたいことを先にする癖がついている。退職後は本来はこうあるべきなのだ。
 だが、無報酬とはいえ、「仕事」に近いことでもある。いつまでたってもこの兼ね合いがうまくさばけていない。


楽しい妄想

2021年11月28日 12時08分48秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等

   

 昨日葛飾北斎の展覧会の図録などを見ていたら、この二つの作品にも目が止まった。
 横長の作品は1804~06年頃の作品で「くだんうしがふち」、縦長のものは1833年の「諸国瀧図」の「東都葵ヶ岡の滝」。いづれも曲線を描いて高く登る坂を描いている。道は空に向かって伸びているように見える。さらに道の崖下には水ないし畑が極端に上下の高さを強調して描いている。西洋画の遠近法と極端なダフォルメを組み合わせている。私には印象的である。
 「うしがふち」は、道は頂上から空に視線を誘導しながら、崖の向こう側に突然の様に続いて延々とした道の行方を描いている。こちらは時間の推移を道の長さで暗示しているようである。
 「諸国瀧図」では水は三段に分けられ、静かな沼、動の瀧、そして動から静へ以降する滝つぼと水の三態が描かれている。時間の経過も画面に描いて印象的である。「瀧」というものを時間の立体として描いている。



 そして私が思い出したのが、岸田劉生の有名な「道路と土手と塀(切通の写生) 」という1915年の作品。不思議な絵である。左側の石積みと道路は、頂点で齟齬をきたし、石積みを乗り越えるように道路が空に向かって突き出ている。
 人は描かれていないが、極端なデフォルメを採用して遠近感を醸し出している。そして空に向かっての果てしない道行きを予感させる。ここでも時間と距離が力技で押し込められているような感覚に襲われる。
 24歳の若き岸田劉生が風景画のありようと格闘していた何かを類推するのも悪くない。北斎の作品を念頭に置いていたとは私には断言できないが、浮世絵論の著作もあるらしいのでまったくの的外れでもないと思っている。

 こんな妄想をベッドの中で思いついているうちに寝ることが出来た。