Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

水木しげるの短編から 2

2024年07月24日 23時12分16秒 | 読書

 本日も頭は暑さでお疲れ状態。読書に自信がなく、「水木しげる厳選集 異」(ヤマザキマリ編、ちくま文庫)をリュックに入れた。(申し訳ない言いかたで、著者の水木しげる氏には失礼します。)
 とはいえ、選択は間違っていなかったと思う。頭のなかが少し涼やかにおさまった。読んだのは「きつねの座布団の巻」(1975年)、「屁道」(1969年)、「猫の町」(1967年)。いづれも私は初めて読むのだが、1960年代後半というのを実によく反映している、と感じる作品である。
 たぬきの睾丸に描いた顔の妖怪など、多分当時も大人には顰蹙ものだったのだろうが、週刊の少年漫画雑誌掲載ということに笑いが止まらなかった。
 「屁道」もオナラの達人めざして茶道・武道と同じく「道」にしてしまう仙人や哲学者もどきの老人が登場する。ナンセンス漫画的だが大人の「まじめさ」を虚仮にした辛辣さが匂う。これも週刊の少年漫画雑誌掲載。
 「猫の町」は逆に大人向けの漫画雑誌掲載だが、前2作よりもほのぼのとした大人の童話的な要素が強い。大人向けの作品のほうは辛辣さがなく、救いが見えている。

 一人で入った2軒目の喫茶店でアイスコーヒーの氷が融けるまで、こんなことを考えて、楽しんでいた。


ごはん抜きの鰻蒲焼

2024年07月24日 20時14分04秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 昨日よりおおいに元気回復。

 正午くらいに横浜市域では最高気温35.4℃と猛暑日を記録したという。そのくらいの時間から曇りがちになった。私は横浜駅まで歩いて出向き、妻はバスにて横浜駅の地下街へ。喫茶店で待ち合わせをした。
 雷注意報、竜巻注意情報も出たので、天気の急変に備えて、歩いたのは商店や出入りのできるオフィスビルの並ぶバス通り。普段ならばカンカン照りの時には歩きたくない道である。太陽が顔を出したり、雷が鳴ったり、雨・風がひどくなったら避難させてもらえるようなコースである。あるいは途中からバスに乗ることも考えていた。
 さいわい雨・風・雷に会わず、太陽も顔を出さなかったので、最後まで歩いた。埼玉県内では突風が吹いて被害が出たようである。都内でもかなり強い雨の区域が通過したようだ。

 コーヒータイムでひと息ついたのち、横浜駅の百貨店で老舗の鰻の蒲焼きを、親の分と合わせて大小一串ずつ購入。そのうち私たちふたり用は大串ひとつ。減量中の私はその半分。それでも口の中に脂が残った。私はすっかり脂っ気が抜けてしまった食生活になっている。
 スーパーなどで販売しているべとべとのタレがかかっている鰻は昔から敬遠。買うとしたら白焼きを買ってきて、もらってきたタレを少しだけかけて食べたこともある。
 ここ数年は、タレがしつこくない近くの店で食べることにしている。今回購入した老舗店の蒲焼は色合いはうっすらとしており、味もくどくなく良かった。値段も特に高くはなかった。

 帰りも妻はバスを利用。私は曇りがちな天気をいいことにウォーキングがてら遠回りして半分以上は歩いた。
 暑さで体重はそれなりに減ったものの、夕食時のごはん抜きの蒲焼で昨日の体重に戻ったようだ。明日からまた減量に再挑戦。