夕食後には「春画のからくり」(田中優子)を読み終えた。引用なり感想は明日以降に。
美術関係の本をここ何年も続けて読んできたが、しばらくここから離れてみたくなった。歴史や宗教や社会学的な分野の本も美術関係からの視点で選択して読んできた。
美術については引き続き作品そのものの鑑賞を中心に移行していきたい。しばらくは他の分野に重点をおいて読んでみたい。他の分野が何にするかはまだ決めていない。
今手もとにあるのは、「西行 歌と旅と人生」(寺澤行忠、新潮選書)、「予告された殺人の記録」(G・ガルシア=マルケス、新潮文庫)、「石垣りんエッセイ集 朝のあかり」(石垣りん、中公文庫)、「鬼の研究」(馬場あき子、ちくま文庫)、読みかけの「永瀬清子詩集」(岩波文庫)、「楽天の日々」(古井由吉、草思社文庫)、そして棚にあるのが目に付いた「平家物語」(上・中・下、新潮日本古典集成)。とばらばらで方向性も一致していないものばかり。これ以外にも選択肢はある。
今のところ「西行」と「鬼の研究」、「予告された殺人の記録」に惹かれている。石牟礼道子の「苦海浄土」全体を読みたいのだが、果たして手に入るだろうか。
悩みつつ、これより入浴準備。