Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「雨月物語」から「浅茅が宿」

2023年10月14日 22時01分46秒 | 読書

   

 これまで幾度か読みとおそうとして、やめてしまっていた「浅茅が宿」をようやく読みとおした。この話に限らず「雨月物語」の全てが途中でやめていた。特に難しい文章ではないのにどうも馴染めなかったのがこの雨月物語である。勿体ないことをしたと思う。
 この「浅茅が宿」も「白峰」同様、謡曲を読んでいるような錯覚に陥る。特に故郷を訪れて、既に死んでしまった妻と主人公が再開し、一夜を共にする場面。さらに万葉集に出てくる「真間の手児奈」の話などはもう少しひねればそれこそ謡曲になりそうな感じである。

 



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