Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

新型肺炎について思う

2020年02月12日 18時33分01秒 | 日記風&ささやかな思索・批評

 医者でも医療従事者でも専門家でもない私が、印象だけで綴るのはいけないと思うが、新型肺炎の関連でクルーズ船に多くの乗客が隔離されている事態について、分からないことがたくさんある。

 感染者が乗船客と乗員に拡大している。当初は19日までの隔離ということで、感染者が出なければ、それで収束であったと思う。しかし少しずつ拡大しているということは、潜在的な感染者が発症したり、検査で見つからなかったかたが発見されただけなのだろうか。
 もしも二次感染・三次感染で発症したのなら、その時点からさらに2週間近くの隔離が必要ということになるのではないか。そう考えるのは私だけだろうか。しかも発症した検疫官は船内のでの業務以降、通常業務にもついていたという。検疫体制についても再考が必要である。

 さらに船内での感染の可能性について、調査をしたのであろうか。例えば水のタンク、換気装置、食堂などの調理施設‥。通常の感染症の報道ならば、それらの結果についても発表される。人から人への感染が確認されたばかりの新しい病気である。どんな感染の仕方があるのか、決めつけずにあらゆる可能性を追求しなくては、対応は出来ないと思う。

 しかし報道を見ても聞いても、感染者が出た、ということと、船内の隔離者の不安な様子や、船外からの激励などの事例が目立つ。それらの報道も大切で必要なことであるが、疫学的・医学的に現在の政府の医療対応の検証について私は聞いたことがない。
 このままでは船内にいる全員が発症するまで隔離を続けてしまうような事態にならないか。見通しが立たないのでは不安は募るばかり。隔離されているかたがたの不安はさらに募るばかりであろう。水際で食い止める、という大義名分で乗船者を閉じ込めるということだけが目的になっていないか。

 三千数百名の数の検査を一時にするというのは課題がおおいのだろうが、全員検査の方向が見えないと終わりのない隔離になってしまうのではないか、と思ってしまう。
 国の対応、何かが間違っていないか、見落としや対応の不備はないのだろうか。是非とも検証してもらいたいものである。報道の役割というのはそこにあるのではないか。
 



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