Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

日傘について

2020年06月16日 23時35分01秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 目をつぶっているうちに一時間ほど寝ていた。ずいぶんと目は楽になった。

 夏の風物で私の苦手なものに日傘がある。日傘は最近は男もさすという。高校生ばかりか中学生も日傘をさして登下校するという話も聞いた。そのうちに男子中学生も日傘を愛用するのかと、年寄りの私はキョトンとしてしまう。
 ところがこの新型コロナウイルス騒動で、小学生がお互いの距離を確保するために日傘をさして登下校させている、と聞いてさらに複雑な心境である。

 私が日傘が嫌いな理由は、危険性である。雨が降って皆が傘をさして歩いているときは、すれ違う時は傘がふれることで接触を避けている。ところが日傘となると、さしている人とさしていない人が混在している。
 傘の周りの骨の先が私は怖いのである。メガネをしているから直接目に刺さることはないが、それでもあの骨の先が目の前に突き出されると怖い。顔をそむけるとバランスを崩しそうになる。
 日傘を利用している人のほとんどはそんなことにはまったく無頓着である。人とすれ違う時も傘を傾けたり、よけたりすることなどまるで考えていない。径の小さな傘を持っている人もいるが、それを振り回されては余計怖い。私は日傘の人が目につくと、遠くからでも避けることにしているが、それもまた煩わしい。
 確かに汗を籠らせる帽子よりは日傘は有効であると私も思う。帽子の鍔よりも顔だけでなく腕にも確実に影を作ってくれる。風通しもいい。また紫外線の害も指摘されており、それを避けることも出来る。

  そうはいっても日傘の骨組みが目の前に突き出されるのは怖い。この恐怖心を与えるということと、危険であるということをキチンと踏まえてから利用してほしいと思う。
 私はビクビクしすぎているのだろうか。

 私のこんな思いとはまったく無関係に、歳時記から次の句を選んでみた。

★太陽の汚れを少し白日傘        檜 紀代
★たたみたる日傘のぬくみ小脇にす    千原叡子



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