組合の会館からの帰途、喫茶店でコーヒータイム&短時間だが、読書タイム。久しぶりに読みかけの本「時を越える美術 「グローカルアート」の旅」を開いた。
「日本に憧れた巨人、フランク・ロイド・ライト シカゴ」と「荒野に禅のオアシスを、シェーカー ビッツフィールド、大阪」、「ジャンク都市を形而上化した変人、コーネル ニューヨーク」の3つの章を読み終えた。
この本を読み始めてやっと(といっては著者に失礼なのだが)「勉強になった」「すっと頭に入った」のが「荒野に禅のオアシスを、シェーカー‥」であった。「禅」というところまで言い切ってしまうことには少しばかり違和はあるが、「祈り」と「禁欲」と「労働」で「シンプルな生活」を続けたシェーカー教徒の装飾の少ない調度品やドローイングに惹かれた。また12頁という短いのだが、文章もよくこなれていると感じた。
私にとってはこの章だけでも十分選んだ価値があった本だと感じた。