Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

赤蜻蛉

2019年09月20日 15時17分17秒 | 俳句・短歌・詩等関連

 布団は取り込んだ。洗ったシーツもそろそろ乾いた頃、取り込んで畳んで本日の作業は終了。これより本日の講演の行われる山下公園前のワークピアへ、出来るだけ歩いて向かう。
 ワークピアまでは家からすべて歩くと約1万歩。昨日はたくさん歩いて疲れがまだ完全には回復はしていないので、全部は歩くつもりはない。また途中で一服したいもの。
 帰りはかなり遅くなりそう。

★言分(いひぶん)のなき空合や赤蜻蛉    井上井月

 井上井月(いのうえせいげつ、1822-1887)は主として明治期に今の長野県伊那谷を中心に漂泊した俳人。2012年に岩波文庫で「井月句集」が復本一郎氏の編集で刊行になり、ずいぶん注目された。
 言分を現在の意味「いいたいこと、主張」で解釈してもいいようだ。「言いわけ」「申しわけ」という意味でも良いかもしれない。申し分のない秋晴れの広々とした空、信州の空であろう。意味合いは単純、「言分のなき」という人の世の言葉を使って自然をうまく言い表していることにふと心を引かれた。
 時にはこのような句に心を動かされる。



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