明日から「神奈川一水会作家展」。中学・高校の時の美術教師の一人が毎回出品している。当時の教師の中で今でも音信のある数少ない恩師である。残念だが、世話になった先生の多くが早逝されている。
当時の学校経営や教育方針にいろいろと問題が山積みであった。ゴマすりやいい加減な教師には強烈な嫌気ももよおしていた。
しかし多くはなかったが、私には「恩師」と呼べる教師も幾人かはいた。その方たちからはずいぶんいろいろなことを勉強させてもらった。
教科の内容だけでないことを教わった教師のほうが、誰もが「恩師」と思うのではないだろうか。あるいは直接会話をする機会は少なかったものの身の振舞い方に多くのことを学んだ教師も多かったと思う。
就職して10年くらいしてから、母校の労働争議の支援に呼ばれた。世話になった先生のほとんどが組合員であったので、その支援活動を通じてお付き合いを再開するようになった。それ以来毎年とは言えないものの、できるだけこの展覧会には顔を出している。