おかもとまさこのごはんBLOG

管理栄養士/国際薬膳師 岡本正子
食べものと食べ方で人生は変ります。
おいしく食べて幸せになるお手伝いをします。

百合の効能

2010年07月09日 16時36分46秒 | 東京栄養士薬膳研究会
庭の百合、花が咲きました。

コオニユリ、らしいです。

百合は、薬膳でもよく使う食材です。

分類は、慈陰類。(陰を補い、体に潤いを与えます。)
性味は、微寒、甘。帰経は、心と肺です。
効能は、
・潤肺止咳 肺を潤し、咳を止めます。
・清心安神 動悸、イライラをおさえ、精神安定を促します。

ほっこりしていて、おいしい食材です。
きんとんにしたり、茶碗蒸しに入れたり、スープや
炊き込みご飯にしても、とてもいいのです。
秋、空気が乾燥して喉が苦しい時によろしいのです。

百合は、野性的で、とても強い草です。

実は、庭の百合の花、百合根を買ってほったらかしに
していたら、わさわさ芽がでてきたもの。
あ~、まずい、、と思い、庭に埋めたら、翌年から
花が咲き出しました。年々、花の数が増えています。

食べ物は、すべてに効能があります。
それを知って、目的をもって選択・調理すれば、それは
身近な食材を使ったものでも、薬膳といえるのです。
コメント (2)
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