メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

notes and movies(1999.7~ part1)

2013-12-01 09:47:56 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はレモン色のノートからご紹介。

  

photo1:通常版。
photo2:『エピソード1』を劇場で観た。
photo3:古代エジプト展などなど。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『肉体と財産』(1986)
監督:ブノワ・ジャコ 出演:ドミニク・サンダ、ジャン・ピエール・レオー ほか
久々ドミニクの魅力を堪能できる。多過ぎる金は不幸を招くって話。
いつにも増してエキセントリックな演技のレオ。あのあどけない少年に何が作用したのか!?


『ラスト・ファンタジー 星降る夜の贈り物』(1991)
監督:アルノー・セリニャック 出演:ジャン・ユーグ・アングラード ほか
この間の『ライフ・イズ・ビューティフル』のSFバージョン。
夜店から借りた割にリアルなかぶりものにUFO。子役はぷっくら顔の愛らしい好演。
奔走する父ジャンは、父親役も自然にこなせる歳になった。
月世界とも言える地上のスキー場の雄大な自然美が際立つ。

子どもの世界は現実と空想が半分ずつ。
急に理屈をこねて大人びた意見をした後、怪獣やらの話を同じ情熱をもって話し出す。
でも信ずればどちらも現実、両者に違いはない。
あすこまで一人息子のために演じ切ってる父に「無能な宇宙人」呼ばわりして父が泣いてしまうシーンにはグッとくる。


『ツイン・ピークス』(1990-1991)
監督:デイヴィッド・リンチ ほか 出演:カイル・マクラクラン、マイケル・オントキーン ほか
内容の説明のみ。


『安城家の舞踏會』(1947)
原作・監督:吉村公三郎 出演:原節子、逢初夢子、滝沢修、森雅之、清水将夫、神田隆、空あけみ ほか
華族=族称のひとつ。公・侯・伯・子・男の爵位を与えられた人とその家族。昭和22年廃止。
族称=明治政府が定めた国民の階級の名。

まさに森のモダンでデカダンスな魅力を堪能できる1作。
なぜ日本にまで五爵階級制度があって、どんな特権があって、その豪奢な生活を誰が支えていたのかは分からないが、
昭和22年まで存在していたっていうのが驚き。

とても古いフィルムで保存状態も悪く、ノイズ線が入ってる上、音と映像が合っていない部分まであるが、
森や原の往年のきらびやかな演技が観れるだけで貴重。
森のピアノは本物か? 原のステップは別撮りっぽいが。
ひとつの華族の崩壊を湿っぽい悲劇というより、希望をもたせるストーリー性とラストがイイ。
「ごめんあそばせね、お父様」とあくまで上品なのが可笑しい。

「これで終わりだ」「いいえ、これから始まるんだわ」

ひたすら艶やかな原の笑顔のアップでエンディング。
華族は絵をたしなみ、音楽に親しみ、嫁ぐことなく湯水のように金を使って社交にいそしむ・・・
そんな風に暮らしてたんだな。その後はどうなったのか?
やっぱ働いてうまくいった人に、ただ落ちぶれた人にいるんだろうな。


『ひとりぼっちの青春』(1969)

監督:シドニー・ポラック 出演:マイケル・サラザン、ジェーン・フォンダ ほか

"They shoot hoses, don't they?"

恐慌=生産が消費を上回り、急激に物価下落、失業が増え、破産、銀行の取り付け等が起きる経済の混乱状態。
政治、歴史、経済の話になると途端にお手上げ。豊かなアメリカもたくさんの修羅場を通ってきたらしい。
今の日本のバブル崩壊、不景気のもっとひどい状態と想像すればいいかな?
TVチャンピオンで男女がずっと立ってる耐久レースがあったが今作をヒントにしたのだろうか?
もっともタフな連中が集まったのか、それとも金への執着か、人生を試すためか!?
アメリカンドリームを握れるのは選ばれた者だけ。

"That's our American way!!"

「結局、夢を実現できる人間は決まってる」
「ウンザリ賞があったら1等よ」
何がここまで彼女を絶望させたか、想像を絶する。人生をとことん悲観に徹した作品。


『デカローグ 全5巻』(1988)

監督:クシシュトフ・キェシロフスキ 出演:ダニエル・オルブリフスキ ほか
ずっと気になってたシリーズ。有名な監督が「ここ20年間でもっとも素晴らしい作品」と言ってた。
各テーマを哲学的に、映像美を以って徹底したリアリズムで追求。

●第1話「ある運命に関する物語」デカローグ1:あなたは私の他になにものをも神としてはならない
「人生はプレゼントなの。人への親切が大切よ」
池に火をたく悲しい眼の男は後半の伏線だろうか? 子役が素晴らしい。
子どもの質問が哲学的。どのみちMPのように人生の意味について考えるなんて無意味じゃないだろうか?

●第2話「ある選択に関する物語」デカローグ2:あなたはあなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
誰も死なずに済んだだけ良かったというもの。
重大な選択を前に他に何も考えられない美女がとても冷たい印象を残す。
彼女が轢いた犬というのは第1話の伏線だろうか? とにかくポーランドの冬は厳しいらしいな。
病院の天井からほのかに赤い水がしたたり落ちてるなんてあまりいい気持ちじゃないね。


『楊貴妃』(1955)
監督:溝口健二 出演:京マチ子、森雅之、山村聡、進藤英太郎、杉村春子、南田洋子 ほか
なんかすごいノイズの入っちゃってる映像。
『羅生門』でも共演した京と森がコスチュームプレイで再度顔合わせ。
実は最後うとうとしててあまり記憶が定かでない。
悪徳で有名な西太后と違って、こっちのヒロインはおとなしかったせいか?


『SUPERSTAR』
出演:ウルトラ・ヴァイオレット、ヴィヴァ、イーディ ほか
on and on and on...about Andy もしかしてファクトリー仲間を動く姿で見るのはこれが初めて。
アンディですらボウイの演技でしか観たことがない。もっと皆突飛な連中かと思えばこれを観るかぎりフツーじゃん。
'90まで生き延びた者、生き残れなかった者、インタビューや登場者も多彩。
デニス・ホッパー、ミック・ジャガー、ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、ライザ・ミネリ、ボブ・ディラン、ダリ・・・
他にも激動の'60のヒーローらを次々と登場させて、作品自体ポップに仕上げている。

「dead でなく、desapeared と言われたい。だが灰か砂になってリズ・テイラーの指に輝くダイヤモンドに生まれ変わりたい」

死後発見された日記には有名人のスキャンダラスな生活が赤裸々に書いてあったらしいが
「誰が気にする? 本物かどうかも怪しい」と言う。

すべてを煙に巻いたまま“消えて”からも、なお人々を魅了するポップアートのシンプルで購買欲をそそられるシンボリックなデザイン。
やっぱアンディは確信犯で、なんだかんだいっても時代を超えるアーティストだという結論に達する。

ニコが自転車から落ちて頭打って死んだとかをはじめ、ほとんどドラッグ中毒関連で死んでいるのは象徴的。
ラストは引き継ぐアーティストの卵らの感想。

「キャンベルスープはアメリカ生活の象徴。なんでもありなんだ。
 アメリカ的なものを認めて茶化すことで時代を超えることができると教えてくれた」

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notes and movies(1999.7~ part2)

2013-12-01 09:47:55 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』(1999)劇場にて
監督:ジョージ・ルーカス 出演:リーアム・ニーソン、ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン ほか
『ジェダイの復讐』も途中寝ちゃって、昔一度観てるんだけど、何がどーなって戦争して、
ややこしい事態になったのかよく分からんまま、最初の前書きからすらもう分からなかった。

ストーリーはひたすら善と悪の戦いということにして、
大画面で観る作品はスピード感、臨場感がアトラクション(シューティングゲーム)に近い。
衣装、ロボットやクリーチャー、セットデザインが逸品。
これほどリアルで壮大な一大SF叙事詩は今シリーズの他にないだろう。

アミダラの豪奢な衣装デザインが素晴らしい。
ポートマンはクリアな英語で威厳ある女王役をシンボリックに演じた。
アナキン役のジェイク・ロイドもすごい。

衣装も戦闘の動きも、ジェダイの考え方も、日本の侍に通じるものがあるのは、
黒澤の弟子と公言するルーカスの好みがハッキリ現れていておもしろい。
他の三部作を観ないと前後がつながらないから、いつか観なきゃ。


『ルーム・サービス』(1938)
監督:ウィリアム・A・サイター 出演:マルクス・ブラザース、ルシル・ボール ほか
まだマルクスbros.の観てない作品があるってことで嬉しかったけど、なんかフツーの話でドタバタギャグがない・・・!?
これはどーゆーことなのか。初期のまだおとなしかった時代か。監督らの意向か?
グルーチョなんかフツーのプロデューサー役で真面目にマネジメントに悩んでいるし、
チコは正直に金を管理、まともに協力してるハーポなんて前代未聞。
グルーチョらが今作は笑えると思ったかどうか疑わしいかぎり。
ラストの結末は何度も観直したけどその都度寝てしまった(最近1本全部観れない症候群にかかってる!
オチは面白い。♪Swing low, swing chariotte はE.クラプトンのアルバムにあったな。
昔からの葬儀用? 死者を送る歌なのか?


『クレオパトラ』(1946)
監督:ガブリエル・パスカル 出演:ヴィヴィアン・リー、クロード・レインズ ほか
同作ではE.テイラーとR.バートンのリメイクが有名。後作がロマンスに力を入れた壮大なロマンスだったのに比べ、
今作はシーザーの賢さとクレオパトラがまるで親しみやすい少女のようで、祖父と孫のような関係なのが決定的に違う。
スフィンクスや夕闇は書割だが、舞台劇の雰囲気が出てる。
暗殺前で全盛期でないにしても明るく楽観的に描かれているのが特徴。

ストーリー自体それほど工夫がない。当時33歳で変わらず美しいリーもそれほど豪奢なドレスを着てるわけじゃなく、
鳥のように高い声で始終さえずっている。本物のクレオパトラとは?
エジプト人だったら、このヒロインみたいに透けるような白い肌ではなかったはず。
あまりに有名ながら、ミステリアスな遠い歴史のかなたの人物らの物語はいつでも人々の興味を刺激する。


『アヴェティック』(1993)
監督:ドン・アスカリアン 出演:アリク・アサトリアン ほか
だんだんこのメモが杜撰に戻ってるとゆーか、マイナーアート系フィルムシリーズで書くことがないというか・・・
もう観てから数日経っちゃって記憶も薄れた頃に書いてるから覚えてることだけとりあえず。

ストーリーはないんじゃないだろうか?
2人の少年が大事そうに見せ合ってるフィルムの切れ端はなんと『羅生門』。
アート系に出る子役も楽じゃないな。

家に火をつけちゃう女とか、親の腹を裂いて足を温めた敵の話なんて実話だろうか?
突然、全体の調子が重く暗くなり、そのまま終わってしまった感がある。
裸で山の上でブリッジしてたり、川を男女がポーズをとって舟で流れていったり・・・やっぱ理解できない世界。
でも印象に強く残ってるってことは監督の狙いが通じた証拠なのかも。
「陳腐な話を描いてエンタテインするより意味のあるものを撮りたい」みたいなセリフも入ってることだし。


『ミツバチのささやき』(1973)
原案・監督・脚本:ビクトル・エリセ 出演:アナ・トレント、イザベル・テリェリア ほか
なんか最近1本の映画を最後まで起きていられない
今作はヒーリング系で静かで淡々とした映像美だからなおさら心地よさ倍増。
友だちのイチオシ。天使か小さな美女といった少女アナを成長とともに追った作品がいくつかあるという。
雰囲気は『友だちのうちはどこ?』と似てる。
父が養蜂をやってて働きバチの哀しさを詩みたくつづっている。
時計についたオルゴールがなんとも胸を締めつけるような音色!


『アウト・オン・ア・リム 1,2』

原作・出演:シャーリー・マクレーン、チャールズ・ダンス、ジョン・ハード ほか
ワオ ここへきて大当たりの新宿TSUTAYAもの。
なにげに目に入って(前から気になってたけど)精神世界の奥深さ、あらゆる日常のささいな心配事から、
人生とは何ぞや?てな根本的な疑問までがさーーーーっと明るく霧が晴れるような驚き。
超自然、超現実には昔から興味あったから復習とともに、より深い智慧を与えてくれる1作。
C.ダンスとJ.ハードがまたイイんだな!

[1巻]

「自分も創造主の神と同一である」
「すべての事象は偶然でなく、太古からつながって、それぞれ意味がある」
「あなたがもう少し自分を愛せたら、周りも愛せるのに。人に尽くすのは本当は自分がそう尽くされたいから」
「果物をとるには枝の先まで行かなきゃならない(go out on a limb)。そんな危険はまっぴらだ!」

「自分も神の一部だと信じれば、天国は自分の内に見えてくる。
 その責任を果たせば自分が見えてくるはずだ。他の人のことも。
 でもそれを理解するには何世も必要だ」

「天国は私の中に。愛すべき私」"Kingdom and Heaven are in me. I love myself. I am God."

過去の体験=真実=誰でも説けるように単純
アカシック=原始記憶。人の無意識の総称。

とても心が平穏に満ち足りた感じ。秋の虫が鳴いている。遠くは花火か? 雷鳴か?
いつでもこの状態でいられたらどんなに幸福だろう
日常の無意味な繁忙さに流されてゆく人々がどれだけ不幸か。
もし、私たち1人ひとりが神とつながり、考えそのものまで神の意思とつながり、
すべてが神のもとに導かれているとするなら、決して1人ではないし、
死や事故、あらゆる恐怖もなくなり、自然に周りを愛せるようになり、満たされた日々を送ることができるだろう。

もしも愛する人が側にいなくても、魂の先は1つにつながっている、とみんなで信じたら。
そうだ、タルコフスキーも言ってたっけ。「皆でいい事を考えたら世の中もっと良くならざるを得ない」と。
シャーリーはその後、追究、探究を深め、行くべきところまで着いただろうか、著書が気になる。
「現実とは自ら創るもの。自分が誰なのか知る手がかりになる」
私も気付いた。自分を変えるのは場所でなく、自分自身の中にある。幸せは自分の中にあると。
今を大切にするこの一瞬ずつが過去であり、同時に未来だと。


[2巻]

「この世に犠牲者などいない。すべての出来事には理由がある」
「すべてが定められたとおりに動いている。誰も死んじゃいないということだ」

マチュピチュ、この高い上まで石を運んだのは誰か? 空からしか見えないナスカの地上絵を描いたのは?

「心の平和とは時を忘れること。人生とは呼吸することだ」(呼吸瞑想)
「リラックスすると感覚が鋭敏になる」
「モノに執着するのは、愛がない時」
「果物をとるには枝まで行かなきゃならない」と再び言われる!

“神の力”を持つエネルギーは、人の魂と同じ成分だ。
愛の力がエネルギーの流れる速さを究極的に速める(光よりも速い

私たちは心の奥では知っている。僕らの考えは神の意志だと。

魂は“神の力”でできている。

宇宙の中でひとつの魂ほど価値のあるものはない。
その魂がいくつもの人生を旅するうちに、人類全体が向上することになる。

価値観が違っても魅かれ合う心と心。なんとも不思議で、なんとも素敵だ。

前世も来世もつながっているなら、今自分のしていることもふたたび自分に返ってくる(因果応報
そしたらシャーリーの言う通り、責任重大だって気もしてくる。
この輪廻転生の考えは昔からあったが、牛飼いになど生まれ変わりたくない皇帝が禁止して聖書にも載せられてなかったらしい
UFOや宇宙人の話は載っている?!
哲学者も信じた地球外生物の存在。
もしDの言う通り、兄弟ならX-FILEに出てくる人体実験するエイリアンは?

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notes and movies(1999.7~ part3)

2013-12-01 09:47:54 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『キッス・オブ・ザ・タイガー』(1988)
監督:ペトラ・ハフター 出演:ステファーヌ・フェラーラ ほか
なんかふと目について借りた賞ものらしいんだけど、1回観たことあるよーな気がする。
女優は仔猫のようでキュート、男優は体格のいいハンサム。
またワケわかんないアートフィルムに戻っちゃったみたい。
人殺しに無頓着な男女のキャラがブキミ。


『ビフォア・ザ・レイン』(1994)

監督:ミルチョ・マンチェフスキー
1.WORDS、2.FACES、3.PICTURES

"Time never die. The circle is not round."(時は死なず、巡ることなし)

「アウト・オン・ア・リム」では「誰も犠牲者はいない。人々は学び良くなってゆく」といっていたが
終わりのない血で血を洗う争いに本当にそうだろうかとさえ思えてくる。
深い悲しみが襲い、雨雲と雷鳴、激しい雨は優しくすべてを洗い流してゆく。

「見ろ、雨が降りそうだ」


『デカローグ 10 kinds of love stories 2』(1988)
【第3話】「あるクリスマス・イヴに関する物語」デカローグ3:安息日を覚えてこれを聖とせよ
監督:クシシトフ・キエシロフスキ 出演:ダニエル・オルブリフスキ、マリア・バクルニス ほか
「なぜ?」
「曲がり角で男なら吉、女なら凶のことわざ知ってる? 7時まであなたとイヴを過ごせたら吉と決めてた」
「イヴはカーテン閉めて皆家の中」
「独りじゃ淋しすぎる」

【第4話】「ある父と娘に関する物語」
出演:アドリアンナ・ビェドジェインスカ、ヤヌーシュ・ガイヨス ほか
「子どもの頃、背中をさすってもらいたくて泣くフリをした。いつまでも子どもでいてほしかったのね」
「結婚して子どもを産んでくれと思った。男女間の嫉妬じゃないと思いたかった」


『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)

監督:ジョン・マクティアナン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、チャールズ・ダンス ほか
友だちオススメの1作。映画ファンにはたまらない。現実世界こそ夢とマジックの世界
「押し入れの中に必ず悪者がいる」「なぜかいつもタフで異常な犯罪ばかりで生き延びたのが奇跡だ」
「I'll be back. いいセリフだろ?」「いつも言ってるよ」「そうか?」
ターミネーターの主役がスタローンだったりw、なにげにその出演者が出てきたり、
「脇役はやられちゃうんだったあ」シェイクスピア「ハムレット」もアクション映画にすれば
「to be or not to be. Not to be!」と答えは簡単。
でも本当の暴力は現実のほうがよっぽど深刻だってのがポイント。


『オースティン・パワーズ デラックス』(1999)劇場にて

監督:ジェイ・ローチ 出演:マイク・マイヤーズ、ヘザー・グラハム ほか
笑った 久々笑えるコメディだね。とことん下ネタなんだけどイヤミじゃない。前作を超えてる。
さらに『エピソードワン』を超えたのもこれで納得。
劇場は始めから終わりまでおバカを楽しむ笑いで一杯だった。
字幕にピーピー音の嵐、変な日本語に「字幕どーぞ」
Sの冷静な突っ込みがいーんだよね。1兆の金が「1000億だ」「減らしてどーすんだよ」w


『知らなすぎた男』(1997)
監督:ジョン・アミエル 出演:ビル・マーレー ほか
こーゆーできすぎってくらいの勘違いものは、ハッピーエンドなほど後味スッキリ。
やることなすこと自然体でうまくいく(詳細書きながら寝てしまった模様


『遥かなる大地へ』(1992)
監督:ロン・ハワード 出演:トム・クルーズ、ニコール・キッドマン ほか
これが友だちが余興で演じたって噂の作品。これで共演して2人はカップルになったとか言ってたな。
西部開拓の夢をアイルランドの貧民の視点で描いているのが興味深い。ラストの音楽はエンヤ
父の死んだ時も、幽体離脱して土地を離れてゆく浮遊感がなんともいえない美しい映像になってる。


『トゥルーマン・ショー』(1998)

監督:ピーター・ウィアー 出演:ジム・キャリー ほか
1人の人間を、創った世界で育てて、ライヴで放送する!? こんな話今までなかった。
ここまでするかTV業界。いや、アメリカのケーブルTVなら本当にやりかねない。
でも見るほうも気になるが24時間も観てられない。TVに釘付けで自分の人生ムダに過ごしちゃいそう。
笑わせないジム・キャリーはさみしいけど、シリアスものもイケると判明。幅も広がるだろう。
泣けて感動するとゆーより空恐ろしさのほうが強い。
もし無限と思ってた宇宙にもゴツンってぶつかる壁があったら・・・ゾ~~~~

この歳になるまで気づかずどこへも行かなかったのもスゴイ。
「外の世界よりリアルで脅かすものは何もない」
初恋の相手の顔をグラビアの切り抜きで作る。
この後、彼女と出会い、戦争と暴力の世界に投げ出されて、Tは後悔しただろうか?
生き抜いていけただろうか? ヒーローを失った巨大ドームの使い道は?? その後のほうが気になる。


『プライベート・ライアン』(1998)

監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス ほか
気になっててやっと観れたこの超大作。友だちが言うところの「心のビタミン」がたっぷり補給できた。
戦争映画の最高峰だろう。傍観して撮ったのではなく、手カメラで内側から撮った記録フィルムとも言えそうな
リアルな迫力映像の秘密が知りたい。私たちが戦争を肌で体験できる機会。
そして生き残った者は、死んでいった仲間の分も正しく生きなければいけない責任があることを学ぶ。

「皆俺が変わったという。妻も見分けられんだろう。1人殺すごとに故国が遠くなる。
 ライアンを無事帰せたら胸を張って帰れる。それが理由だ」

「1人部下をなくしたら、10倍を救ったと自分に言い聞かせる」

「俺は立派に生きたか?」「ええ」「それが証だ」


『ドクター・ドリトル』(1998)
監督:ベティ・トーマス 出演:エディ・マーフィー ほか
なんだか最近エディの元気がない。他にもどしどし黒人スターが生まれていく中で影薄いかんじ。
出たばかりの頃の危険さとノリが消えて、落ち着いて演技派になるかと思えばそーでもなし。
単に作品に恵まれないだけか? 今作もいろんな動物らは可愛いけど今までの二番煎じに終わってる。
1番面白いところを予告で見ちゃったから、本編はそれ以上のものじゃなかった。

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notes and movies(1999.7~ part4)

2013-12-01 09:47:53 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづきでレモン色のノートのラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『THE X-FILES SEASON 5』

監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか
【FILE No.507 Emily】
前回観てからかなり時間があいて続きものの記憶がないが、シーズン6も出たことだし、久々復活!
たしか事件に巻き込まれた少女と亡き姉からの電話で会ったスカリーはテストから自分の娘と判明。
「何のために生まれてきたのかしら?」「君の愛に触れられたことだけでもよかった」
ずっとシリアスな状況で緊迫しっぱなしの2人。


【FILE No.508 Kitsunegari】
以前出てきたキャラが再登場。ネタ切れか?


【FILE No.509 Schizogeny】
ちょっとサイコがかった話に“木が人を襲う”なんて「怪奇大作戦」っぽい話もまぜた1話。


【FILE No.510 Chinga by Steven King】
ちょっと中だるみなシリーズにホラーの帝王を迎えて喝をいれた1作。
昔からよくあるパターンではあるけど、夏の怪談風に仕上がってる。


【inside the X-FILE】
それぞれの出演者の立場から見たキャラの紹介。
“恋人よりも理解し合い、尊敬し、愛し合ってるモルダーとスカリー。このスタンスはずっと変えない”

キャンサーマンが3行のセリフのオーディションでFBIでなく悪人に選ばれて、
“自分が一番ヒーローだ”って言ってるのも可笑しい。

ジリアンの妊娠がかえってシリーズを面白くしたこと。彼女が笑い上戸で、珍しくNG集まである!
最初は慣れないことばかりでも今は押しも押されぬ大スターの風格が出てきた。

撮影が北極から砂漠まで撮ってるのは、ほぼ同じロケ地とスタジオセット+CGで作ってるのもスゴイ。
クライチェク役が体張ってるのも分かる。

撃たれたスモーキングマンが6thで復活するのは分かってるけど、Mr.Xも復活?
"No one dies”が標語になるかもw


『テレタビーズ2 テレタビーズとダンス!』(1997)

原作・製作:アン・ウッド、アンドリュー・ダベンポート 出演:ティンキーウィンキー、ディプシー、ラーラ、ポー ほか
あんなにバカにしてたこのキャラにもハマってしまった!w
やっぱ、友だちの姉ちゃんとは趣味合うみたい。ひたすらダンスな1本。

【round and round dance】Tがすんごい回っちゃって画面から切れてる/爆
【runnin' away dance】
【fallin' down dance】丘から転がってキャッキャッ

"Ah-ah"、"Big hug"がお決まり。ここは別の星か?
太陽が赤ちゃんで、いきなり地面からマイクが出てくるのはシュール。
風車が回ると4人のうちのだれかのお腹に、世界の子どもからのホームビデオレターが届く。

それぞれ子どもの何気ない仕草がうまく出てて、完璧に踊らないところがリアル。
このシンプルな中に隠された幼児教育のノウハウの集大成とは?
大人すら癒してしまう、最近の“癒し系”のひとつでもある本作。
ムニムニ、ぷくぷく体型から生まれる愛らしい動き、どこまでもカンペキな緑の草原。
言葉を覚える前の解放感、痛みや不幸なんて存在しない、信じがたいほど清く正しく楽しい世界。。
褒めすぎか?w とにかく他の巻も見たいぞ。


『マトリックス』(1999)

監督:ウォシャウスキー兄弟 出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン ほか
ラストがなんか唐突だったけど、とにかく今まで観たこともないワイヤー+カンフーアクション+CGに
ひきこまれるノンストップ状態。
ブッ飛んだプロットは「この世界は本物か?」て疑問を抱かせるくらい迫真に迫ってる。


『アルマゲドン』(1998)

監督:マイケル・ベイ 出演:ブルース・ウィリス ほか
感動した。もう世界終焉ものはいらないって、前のとかぶってるしと思いつつ、
もろアメリカンによるアメリカンのためのアメリカ映画と分かってて、
これでもかとラストまで盛り上げまくる。
映画の感動は製作費と比例するのか? 題材が最高だからか?
でも何事もなく2000年を迎えて、もう同じネタは使えないだろう。
本当に起こると信じてた人は今どーしてるのか? 今作を観たかしら?

どこまで英雄なんだB.ウィリス!
「アメリカのでも、ロシアのでも、台湾製に変わりないんだよ!」
なんてキッツイ人種差別ジョークだぜ。このロシア人自体不評だろう。
ラストスピーチでは全世界が泣いたことだろう。そして流れるテーマ曲はエアロスミスだからたまんないね
なぜにNASAが世界救出の指揮を仕切ってるのかなんてこの際目をつぶろう。


『ドレス』(1996)
監督:アレックス・ファン・ヴァーメルダム 出演:アリアーヌ・シュルター ほか
『CUBE』の時に予告でやってて興味があった今作。
(そいやあん時、問題のドレス生地が宣伝用に飾られてたっけw 売ってたのか!?
フシギワールドなんだけど、服がデザインされ、客に渡るまでの社会科見学になったり、
愛すること、生きることまで人生勉強にもなる。単に変態映画じゃないんだな。It's normal!
今作で1番の被害者は彼かも。ガードマンに押さえられて"I'm normal!"




【歌詞をメモした曲】
♪IN THE LAP OF THE GODS/QUEEN


【イベントメモ】
「ビートルズで楽しむ真夏の夜の夢」@サンシャイン・プラネタリウム
「ズーラシア」@横浜
「大英博物館 古代エジプト展」@東京都美術館
越川さんジャズライヴ@川崎
デフ・レパードライヴ@東京国際フォーラム
東京湾アクアライン、海ほたる、九十九里浜、奥多摩、夢の大橋@お台場

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