メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

ビッグキャットを撮り続けるカメラマン夫婦@スーパープレゼンテーション

2016-04-18 16:30:28 | テレビ・動画配信
ビッグキャットを撮り続けるカメラマン夫婦@スーパープレゼンテーション
ビバリー・ジュベール(写真家)、デレック・ジュベール(映像作家)

“ビッグキャット”というタイトルから、勝手に“デブ猫”さんたちをたくさんカメラで
撮影している面白い夫婦の話かと思っていたら、自然保護の話だった。


【スピーチ内容抜粋メモ】

オカバンゴ・デルタは、野生動物がたくさん生息する湿地帯


30年以上にわたって野生動物を記録している夫婦。エミー賞を7回も受賞

(ジープで移動はいただけないと思うが・・・貴重な生物を踏み潰してるかもしれないじゃん 
 「アウトドア」好きと「自然保護」は相容れないのと同様

夫婦はアフリカの自然保護に力を入れてきた。
捕らえて、殺す研究もよく見てきたが、そこからは1頭ごとの個性を知ることはできない


素晴らしい古木


このヒョウの母親も祖母も同じ木にいた
このヒョウ子どもを4年半密着して観察しているうちに、この子の個性が分かってきた

ある日、雷が木に落ち、トラウマにならないか、私たちと結び付けないかと心配したが、
逆に震えながら、私たちの横に座った。
その日から打ち解け、「ラカディーマ(雷)」と名づけた。


20年前、ライオンとハイエナの壮絶な戦いが撮影できた


 

 

動物たちの争いが人間界のギャング抗争に似ているから
個性を知るには彼らと一緒に過ごすこと、そして彼らの争いに干渉しないことが必要



ゾウとライオンの戦いに見たもの
 
(ゾウがライオンの群れに襲われるシーンは、吐き気さえ感じた

ビバリー:
私たちはライオンとゾウの戦いを10年かけて撮影することができた
私は涙がこぼれ、何が起こるか心配で震えた



死は、まず目に現れると考える人が大勢います
生物は、希望の喪失が目に現れると。それがこの映像でも分かる

しかし、絶望的な状況から巻き返すこともある。どんな生物も強い闘志をもっている
戦って、精神的な壁を乗り越えて、生き残ろうという意志
私にとって、このゾウは頑張ろうという意志の象徴となりました

結局、ゾウは最後の力を振り絞って巨体を振って、ライオンを落として逃げ、群れはそれ以上追うことを諦めた。
会場からは安堵と感動の拍手が起きた。
これは自然界で繰り返されていること。どちらも、その日食べることで命をつないでいるんだ。


「ラカディーマ(雷)」がクルマに乗り込んだ!
 

自分のスペースはみんなにとって大切です。
なついてくれるのは嬉しいですが、これが習慣化し、他の人のクルマに乗るようになると撃たれてしまうかもしれない
母ヒョウのうなり声に似た音を出したら降りるかもと思い、デレックがエアコンをつけたら逃げてくれた


ラカディーマが狩りを始めた時、さらなる驚きがあった

子ヒヒはまだ逃げることを知らない。この後、珍しい光景が見られた



その後5時間も面倒をみていた
母性本能が芽生えてきた。大人になる途中なんです

 
でもこの子ヒヒはその後亡くなった。おそらく冬の寒さが原因(母ヒヒがいたら生きていただろうか?

その頃、私たちには“正しい動物保護のあり方”が見えてきた
個性をちゃんと見て向き合い、敬意を払い、大切にすること(今ごろ? ヒト同士と同じだ
そして「ナショナルジオグラフィック」と共に「大型ネコ科動物保護プログラム」を設立し(おお、リンクした
50年前と今とどう変わったのか調べた


45万頭いたライオンが今は2万頭


トラ   4万5000頭3000頭
チーター 5万頭    1万2000頭
ヒョウ  70万頭   5万頭



私たちがラカディーマを観察していた間も、1万頭のヒョウがヒトに“合法的”に狩られた
ヒトは畏怖の対象である動物のパワーを奪いたがる
(それでヒョウ柄やワニ皮ファッションになるわけね

  
昔はヒョウ皮は王様専用だったが、今では宗教儀式んどで広く使われている
(漢方薬とか、カーペットとか、戦利品のように部屋に飾ったりとかね

今、南アフリカではライオンの骨の輸出が盛ん
ライオンの骨は、トラの骨の代用品になるので「ビジネス」になる(どうしてトラの骨は売れるの?

 

 


オスライオン1頭殺されるだけで「生態系バランス」が崩壊する
ライオンは2万頭だが、3000~4000頭がオスで同じ病気にかかっている
「人間の身勝手さ」という病です
「スポーツ狩猟」が行われ、周りもそれを許している

 

群れにいる子どもや、時にはメスも殺してしまうので、20~30頭が死ぬことになる
(ハンター協会は、どうゆっても狩猟はやめないってゆってたよ

ライオンは生態系にとって不可欠な、要となる存在です
そして、「アフリカ・エコツアー」は、年間800億ドルのビジネス
もはや、ライオンだけでなく、アフリカ全体に関わる問題。産業の運命がかかっている

もっと心配しているのは、動物との精神的なつながりが希薄になり、人間が希望を失うことです
地球とつながり続けていこうという意識が失われることです


今、大事なのは、人々が「問題意識」をもつことです
私たちの新作は「ラスト・ライオン」といいます

行動を起こさないと、大型ネコ科動物は完全に消え、そして他の生物も消える
ニンゲンだって絶滅危惧種になりますよ(少子化ですでに起きているしね




私たちのモットーは“敬意を払い、大切にする”
個人同士、男と女、コミュニティの中でも、地球レベルでもリスペクトし、セレブレイト続けること


 



動物たちとココロを通わせて撮った夫妻の作品
南アフリカ出身の2人が「オカバンゴ・デルタ」の自然に魅せられ、動物の撮影を始めたのは20代の頃。
最初は動物たちに警戒され、近づくのも難しかった(野生だからねえ
2人は暮らしの拠点をこの場所に移し、動物とともに生活し、30年かけて動物界のルールを学んだ

 


【伊藤さんのコメント】
私もケニアに十数人の若者を連れて行ってきた
国民の1人1人が動物をとても愛していて国の宝物のように扱っていた(じゃあ、ハンターは欧米人か?

我々もどうやって、自分たちの技術を使って動物保護に貢献できるかを研究してきた
今日のプレゼンを見て、動物に名前をつけたり、映像の物語りの力でも貢献できると思った

 

コメント

『さよなら、アンディ~ウォーホールの60年代』(1988)(平凡社)

2016-04-18 16:12:56 | 
『さよなら、アンディ~ウォーホールの60年代』(1988)(平凡社)
原題:FAMOUS for 15 Minutes:My Years with ANDY WARHOL by Ultra Violet
ウルトラ・ヴァイオレット/著 入江直之、金子由美/訳

※1994.3~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

本名:イザベル・コラン・デュフレーヌ
1935年 フランス生まれの彼女が18歳で家を出てNYに渡り、
ダリを介してアンディと出会い、「ファクトリー」の仲間とともにフリークな生活を続け、
1987年2月、アンディが病院でこの世を去った後に書いた本。

D.ボウイ→B.ディラン→ディランの30周年記念コンサート→ルー・リード→
ヴェエルヴェッツ→アンディとたどり着いた私の'60~'70への探索。
噂の著書を図書館で発見して、約2週間で読み終えた。

これほどアンディが'60からずっとポップアーティストとして強烈な影響を与えていたとは知らなかった。
ただ、アンディとリキテンシュタイン展等を観に行って、例のマリリンのシルクスクリーンなんかが
なんとなく記憶に留まっていた程度。

今作はfactoryの面々と、とにかくセレブリティのゴシップ記事のピンナップを読んでいる感覚と、ウルトラの恋愛歴、
アンディと深く関わり合った1人でありながら、
彼女のヨーロッパでの厳しかった学校でのショック、規律で育った環境からか、
それともアートを人生そのものとして愛していることからか、半分、冷静に見つめている。
もっとも、これが書かれたのは20年後だから。

様々な日常生活(?)の様子、毎日のパーティ、またパーティ、パーティ=生活、
日々の雑誌に自分とアンディの記事が1つも載っていない日は“負け”と言いきるくらい、
有名人との出会い、自分の大胆さ、美しさ、新しいスタイルを売っている様子、

アンディの狙撃事件から何十年ぶりに実家に戻り、腸の病気、画家との別れを乗り越えて
聖書、心霊的なことにハマりながら、'60~'70の生き残りとして、
激しく、短く、永遠の炎を燃やした過去を鮮やかにイキイキと描いている。

それは、彼女が決してドラッグに手を出さなかったことが重要になっている。


それに比べて、私のprime of lifeは、なんて退屈で、静かに、
ほとんど誰にも気づかれないほど平凡に過ぎてゆくのかしら?
それとも私自身が故意にそうしているのか?


なんでもありで、自らの解放、古い慣習から脱皮して、10代の若者から全てを新しく塗り替えていった時代。
その舞台がアメリカ、とくにNYなら申し分ない。

そのエネルギーのもとは、主にアルコール、ドラッグ、ロックンロール、フリーセックス、
いつしかこれらは身体から、魂から、すべての人間的要素を破壊して、
無数の素晴らしいアーティストをカルト伝説を残して、その才能ごと奪い去ってしまった。

そして、'90年代のエイズ。


途中、所々にアンディやウルトラ自身が未来を予知夢で知るのをほのめかしているシーンもある。
忘れてならないのは、本人も前書きでことわっているように、今作で書いていること全部が
完全な記録、真実ではなく、自由な追想によって綴られていること。

なぜ、あすこまで名声を勝ち得ようとしたのか、などアンディの真の姿はいまだに、
たぶんこれからも謎のまま・・・

でも、なんといってもfactoryのメンバーでは最もノーマルに見えるウルトラが
(今作を読むかぎり、本人が描写しているのだから)これを書いたのは妥当だったといえる。

二十数年間を通してアンディと彼女の関係も微妙ながら、
どこか冷静な知性で結びついていたようだし。

でももし、他の誰かが同じ時代、同じfactory、そのメンバを正確に思い出すことが出来たなら
もっと別の角度で見えてくるだろう。

多くの記録フィルム(まさに'60のある日、ある場所での)アンディが
肌身離さず持ち歩いていたテープレコーダーがその証明となるかもしれない。


彼が死んだ1987年。
このもっともスキャンダラスでショッキングな死を、far East Japanの、田舎に住む私は、
何も知らずに無視していたのは、なんともフシギなことだ。

なにもかもに無頓着でいることは時として罪にも等しい。
ダリの死は、小さい記事をスクラップしたのみ。


しかし、彼らの作品は永遠に生き続ける。
今までとは違う、もうちょっと深い目、深い感覚で、それらを観ることができるだろうと思う。

まだ書き足りないが、この本をいつか手にすることで少しは補えるか。


"Everyone will be famous for fifteen minutes."
(15分だけなら誰もが有名になれるだろう)


tin machineを始めたボウイの1枚目のアルバムで♪Andy, Where's my fifteen minutes? といったのは、
このことだったのかと気づいた。

本書の中で、いちいちに何年のことかを記録してあるのはスゴイけど、
'60~'70、いろんな年代のエピソードが順不同に入っているから
読み終えるまで、これはアンディの狙撃前なのか後なのか、生前か死後か、
またはジャニスやジミの生前か死後かが分からない。

私はこれらの好きなロックシンガーらの伝記を読むたびに
すべての一覧表を作りたい衝動に駆られる。
それによって同じ文章でも、その裏の心理的なシチュエーション等が大きく違って見えるから。

ルーの名曲♪Walk on the Wild Side にはキャンディ・ダーリング、ジャッキーらfactory仲間の名前が次々登場してくる。

これでこの名前(ほとんどが偽名)をもつ人物が、どんな人物だったのか
イメージをふくらませることができ、曲自体もふくらんでゆく。

この'60~'70の研究。しばらくは、私の興味をとらえて離さないだろう。
この時代を生きなかっただけでも、かなりのロスだから。

せめて、どんな時代だったのか、そこに生き、死に急いだ人たちはどうだったのかを
もっと詳しく知り、イメージを掴むために。


コメント

ジム4月3回目(2016.4.18)

2016-04-18 16:11:56 | 日記
しばらく行かなかったら、またストレッチコーナーの配置が変わってた/驚
今度はタテ方向。

あれって、もしや、ストレッチコーナーでくつろいで、お喋りが止まらない奥さまが多くて、
本当にストレッチしたい人が使えないって苦情アンケートが出たのではなかろうか

でも、奥さま方のお話好きは、今から始まったことではありません

世界中、どこまで行っても、ヒトは集団生活の生物。
日常の情報を交換し、病や法事の話で共感し、座る場所があれば、家で作ったお惣菜をふるまい、
「今日○○さんがいないけどどうかしたのかしら?」と安否確認までしてくれる奥さま方。

はい、私は集団行動が小さい頃から苦手です/謝
自立した者同士の楽しい会話は歓迎だけれども/礼


リラックスヨガⅠ
私が今のところ一番好きな、内観型ヨガのインストラクターさん。
熊本の地震の話を受けて、「この3日間ほど、私もなんだかソワソワした気持ちで過ごしました」とのこと。

最後に手を胸に合わせて終わる時、

「手を合わせて、右手と左手の温かさを感じましょう。温かいということは血流が良くなったということです。
 そして、体が温かいということは、生きている、ということです。
 深呼吸で新鮮な空気とエネルギーを体内に取り入れ、今日という1日に感謝して終わりにしましょう」

というような言葉で締めた時は泣きそうになった。

スタジオを出る時、さり気なく「個人でレッスンはやってらっしゃらないんですか?」と聞いてみたら、
家で3人ずつ教えているけれども、ここから遠い所にお住まいで、私はとても通えそうにない。
「リクエストがあれば、どこにでも行きますけど」とはゆってくれたけど、ある程度の人数と場所、月謝が必要だものね。


筋トレ
例のストーカーちっくなダイハード2さんが、どこまでも私の隣りに来るから、
逃げるように次のマシンへ移動したりして、、、

面倒・・・・

最終的には、最後のストレッチまで隣りにいることに気づいて、
ストレッチもそこそこに飛び出すように出てしまった。一体、何っ!?
ジムまで来てストレスたまるって・・・

縛りの5月末まで私の精神はもつか?
耐えられそうもなかったらスタッフさんに相談してみよう。


リフレッシュムーブ
このインストラクターさんも好き。
音楽に合わせた立位の動きの前の最初の脚周りのほぐしが、ものすごい丁寧。

全部の筋肉の名前を呼びながら、手でさすっていく。
腿の前、横、後ろ、ふくらはぎの前、横、後ろ、恥骨周り、腰周り、
一番大きなお尻の筋肉。カラダは全部つながっている。

「ねじりのポーズで、目をギョロっと後ろに向けるだけでも肝臓にいいと言われます」
てゆってたインストラクターさんもいたな/驚

このインストラクターさんは、前のクラスでも盲目のピアニストのお話をされたそうで、

「鏡でいつも確認するのではなく、自分のカラダ、内観して感じてみてください。
 盲目のピアニストさんのお話を先日テレビでやっていたんですけど、
 視覚からの情報がないと、ヒトは全神経で様々なことを感じとるようになる」

なるほど。

最初はフォームが曲がっていると、ヒザなどを傷めやすいから確認が必要だと思って、
インストラクターさんの動きや型と、自分が“やっているつもり”の型が同じかどうか見ていたけど、感覚も大事だな。
それでも、意外と自分の想像と、カラダの向きや動きが全然違ってて驚くことも多々あるからなあ

“肩が上がっている”と何度もゆっていたから、また私か!?と思って、聞いてみたら、右肩が少し上がり気味だそう。

「クセになっていると、そこで筋肉が固まるので、徐々にほぐして元の位置に戻していきましょう」
肩が上がると、首との間がつまって血流が悪くなって、首凝り、肩凝りの原因にもなる。ハイ、そうなんです


ストレッチ

温泉
今日は静かだったv
自分も含めて、温泉に浸かるカピバラさんたちみたいな空想をしてみました



コメント