メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『All about Dick Bruna~ディック・ブル-ナのすべて』(講談社)

2016-05-01 13:35:39 | 
『All about Dick Bruna~ディック・ブル-ナのすべて』(講談社)
初版1999年 第2刷 2800円

※2000.9~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

今までキャラクター商品の1つとしか思っていなかったけれども、奥が深いと分かった。

子どものオモチャとして、手になじみやすい正方形の本。
正面を向いているワケ、限りなくシンプルに、記号化することで、
逆に想像力を働かせるのをうながし、世界共通にしたこと。

オレンジに近い赤、青、黄、緑、茶ですべて着色。
原色の美しさへのこだわり、etc...ブルーナ絵本のヒミツと人となり。

家族(長男は法律家、次男は鉄のアーティスト、長女はテキデザイナー)、
故郷オランダ、ユトレヒトの風景、数多く手がけた装幀、ポスター、絵本。

そして、ボランティア活動、写真、絵を豊富に入れた楽しい1冊。





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『リトル・チルドレン』ウィリアム・サローヤン(ブロンズ新社)

2016-05-01 12:46:02 | 
『リトル・チルドレン』(ブロンズ新社)
原題:Little Children by William Saroyan
ウィリアム・サローヤン/著 吉田ルイ子 /訳
初版1984年 1200円

※2002.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

期待通りの名作ばかりのショートストーリー集。
短い中にアメリカを瑞々しくも哀しく浮き彫りにしたドラマが凝縮されている。

Laughing Sam
生まれてからずっと泣きつづけていたのに、笑うことしかできず、エレベータに轢かれた。

The Sunday Zeppelin
兄貴と親友が日曜学校の寄付金を誤魔化して、秘密の言葉を交わすのに憧れる弟。
待ちに待って届いたのは、紙のオモチャだった。

Corduroy Pants
叔父から譲ってもらった流行遅れのダブダブなズボン
バイトしてやっと買ったコーデュロイのズボンは、すでに流行遅れだった。

The Coldest Winter
フットボールの試合で脚を怪我して、憧れの女の子へのラブレターも失敗。

O Higher Accountancy O Traffic Management
子だくさんの中でも優等生の息子自慢で張り合うお隣り同士。
「いつか何かしてくれる」という期待に押し潰される2人の少年。

The only guy in Town
ギリシア人の男にあることないことニュースを言っている新聞売りの少年。
24時間の喫茶店を開いて、結婚し、別の町へ移ってしまう。

「僕たちもこんな小さな町にはいられないよ」

The first day of school
登校初日、脅えていた少年がガムを噛んで怒られた少女と仲良くなる。

「キミ、何を噛んでるの?」
「ゾウの生肉です」
「ツッティフルーティ」

並んで座る父と子の姿を見て、家政婦は涙を浮かべる。

The man who got fat
働き者で、ほがらかなユダヤ人オペレータは、事業で大成功して太りはじめ、事業に失敗し、太り過ぎで死んだ。

「哀れなキャッツさん! 世の中に6つか7つ、理解できない、関係したくないことあるけれど、
 この種のことで死ぬなんて、それを全部合わせたようなものさ」

Around the World with General Grant
父は貧乏で、その旅は死んでも終わらず、兄と弟は世界に夢を馳せる。
汽車に飛び乗った弟は怖くなり、隣り駅で降り、必死に歩いて家路に着く。

The Messenger
老婆が危篤で、医師を呼びに頼まれた少年は、憧れの女の子が金持ちの男の子と一緒にいたせいですっかり忘れ、
18歳になり町へ戻り、老婆は当時もうすでに死んでいて、隠していた息子は精神病院行き。
医師はアル中で家から出ないと知り、孤独を感じる。

Many Miles Per Hour
兄弟の憧れは、ハイウェイを飛ばすフォードの男。
ある日、ジュースをおごってもらい、レーサーになる夢を語るが、村祭りのレースで転倒して即死する。

「ジョー、あの、いい奴、覚えてるだろう。奴は死んじまったんだ」

“スピード・ウォーレスみたいないい奴をあんな目に遭わせた世の中の何かに向かって
 パンチを食らわせようとしているかのように見えた”

The World's Champion Elevator Operator
毎日、退屈なエレベータボーイをしているエルマーは、判事に誉められてコンテストを思いつき、同僚の男とモメて支配人に怒られる。
“町は丁度いいくらいにこじんまりとしていて、彼はあらゆることの世界チャンピオンに近かった”

The Mexicans
誰も雇わないというブドウ畑の持ち主に「大勢を養わなきゃならないから、給料が足りない」というメキシコ人。
雑種の犬を4匹も家族のように飼う彼らに、ついに領主は
「この冬、奴と13の口を養えれば、今年はそう悪くはないだろう」と納得してしまう。

The Peasant
アルメニアからNYへ働きにきたサルキスは、話す相手もなく、神父が紹介した娘もサイアク。
カリフォルニアに移り、結婚し、成功もしたが、ついに馴染むことはできなかった。

「我が同胞の友よ。アメリカは好きかね?」

「私の知ってることといえば、行ったり来たりしながら、
 知ってる人や、全然知らない人と一緒に
 ただ台をひっくり返している、それだけですよ」

The Crusader
ピンボールにたむろす小さな町の人々。久々に戻ったジェフは、小学校の同級生のウェイトレスを見つける。

「僕は、食べ物と、水と、空気があれば生きていける。
 始まりがなくたって生きていけるんだ。
 でも、僕はその始まりだけが欲しいんだ」

The Cat
セメント工事をする男に「猫飼ってる?」と聞く少女。
加わった少年は、まだ柔らかいセメント道路に名前を刻んだ。

Where I come from people are polite
墓地会社の事務員で入った青年は、代わりに解雇された老女をかばって辞職する。
その小切手で新品のハーレーダビッドソンを店から借りて、モントレーまで行ったせいで
お金は戻らなかったが、すごく幸せだった。


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『瞑想(meditations)』(星雲社)

2016-05-01 12:45:02 | 
『瞑想(meditations)』(星雲社)
J.クリシュナムティ/著 中川吉晴/訳
初版1995年 1200円

※2002.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


あらすじ(ネタバレ注意

J.クリシュナムティ:
1895年、インド、マドラス生まれ。14歳で「星の教国」の指導者になる。34歳で解散。1986年死去

詩のような文と、シンプルな装幀、何枚かの自然を写したモノクロ写真に惹かれた。
こないだ読んだ心理学系のセルフヘルプ本に“瞑想がいい”と書いてあったが、
これを読むと、すべてからココロを自由にすることらしい。

「時間」「空間」「思考」「目的」もなく、「自分」すら認識しない。
ただそれだけを延々繰り返し書いてあるけれど、本当のところよく分からない。
そこには「永遠」と「愛」があって、人の苦しみや「執着」から生まれるあらゆる「束縛」もないという。

私たちが一般的にイメージする「瞑想」とは違うのか。
「宗教」でもなく、唱えたり、イメージしたりすることもなく、
「言葉」(過去のもの)で言い表すことさえない。


1人でするもの。
自分で見つけ出すもの。

特別な儀式ではなく、「日常」、世界、自分のあるがままに「全体」を受け入れ、
いつでも起こり得るもの。

静かで、頭もココロもリラックスして、完全に思考がない状態。
それは「体験する」ことではない。


瞑想とは、ココロを“知識”から解き放つこと。
 知識は、体験を形成し、コントロールしているから、
 知識から自由になり、未知へ入ってゆくこと」


すでに知られているものからの自由。

「自由がないところでは、いつも必ず“選択”と“葛藤”がある」


正しい「食生活」を送ること。
みんながまだ寝静まっている早朝にすべき。

「“信念”も“理想”も“事実”から逃避すること。哀しみがなくなることはない。
 “事実”を一瞬一瞬理解することで哀しみはなくなってゆく。
 すべてが露わになり、空っぽになり、完全に開いていること」

「“あなた”と“わたし”という言葉が物事を引き離してしまう」

私は万象の一部となる。


<エッセンス=真の存在>

「瞑想とは、完全な注意を払って、あらゆるものを見ているココロの状態。
 全体に注意を向ける」

Meditation is seeing of what is and going beyond it.
瞑想は、あるがままに見つめ、それを超えていくこと。

To meditate is to be innocent of time.
瞑想するということは、時間に対して“無垢”になること。

Meditation is the total release of energy.
瞑想は、エネルギーから完全に解放されること。

The flowering of love is meditation.
愛を咲かせることは、瞑想である。

Meditation is the action of silence.
瞑想は、静寂からおこる働きである。

The death that meditation brings about is the immortality of the new.
瞑想がもたらす死により、不死の新しいものが現れる。


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topics~熊本地震に関して外国人に聞いた、日本人のここに驚いたこと ほか

2016-05-01 12:44:02 | テレビ・動画配信
4/29に金ちゃんママに挨拶しに来た若い夫婦。
もしかして、建てたばかりの家に越してきたのだろうか?
まだ玄関とかギーギー造ってる途中だけど

金ちゃんママは、早速、町内会の会費の話をしていた。
1ヵ月200円で、1年2400円を一括払い。やっぱりそういうのがあるのか
アパートの場合どうなっているんだろう? 共同のゴミ集積所を使ったりしてるけど。

以前「あさイチ」でも町内会に入るか入らないか取り上げてたけど、
金ちゃんママの「どうですか?は、「もちろん入りますよね?」て意味だったな。

夫婦は「分かりました」とあっさり返事をしてたから、
「後で班長さんが行きますから」とのこと。

すると、いろんな行事に出たり、係が回ってきたり、共働きでも、育児中で余裕がなくても、
回覧板を回したりするんだろうなあ・・・面倒ぅ

金ちゃんママは、ここいらの司令塔だから、早速「お2人とも昼間はいないの?」といろいろさり気なくチェックしていた。
“隣人同士助け合う”ことと、“プライバシーを守る”ことは両立できるのかなあ・・・

ちなみに、実家の地域も過疎化が進み、私の親も含めて、町内会も高齢者だらけらしいが、
真夏の熱射の中、長~~~~~~~いガードレールの拭き掃除をしたり、
GW中はたしかドブ掃除がある。
そういうことこそ税金でやるべきでは?




ウチのベランダに、久々にゃんこが点検?しに来てくれた
世代が代わったのかもしれないなあ。白地に黒い斑点のあるコ

洗濯機の横のスペースが外にゃんこの寛ぎの場所にちょうどよかったのに、
去年の大雪で、大家さん親子が「室外機はベランダに移しましょう」と移してから、
も冬も、私は暑いのも寒いのも苦手だから、それなりにエアコンを使うと、
寝ているにゃんこめがけて室外機から猛風が出るから、それから誰も来なくなっちゃたんだよねえ/寂

白黒ネコさんも、室外機に乗ってはみたものの、ベランダで寝ていくことはなかった。
また来てね・・・


その他のトピックス。

熊本関連 震度7の地震から2週間目
 

仮設住宅の建設も始まった。
民間の賃貸住宅を借りようとする人も増えたが、電話するともう物件がないと言われたり。

以前紹介したテント生活をしていた方は、
「電気が通じて温かいものを食べられるようになったくらいで、あまり状況は変わらない」

車中泊をしている方も「2週間が限界」と言っていた。
GWに入り、ボランティアが増加。

高校は再開のめどが立っていない。

隣り町の小学校に通う子どもたちは、授業で谷川俊太郎さんの詩「生きる」を朗読して、
それぞれ感想文を書き、先日、家が倒壊した男の子は、
「毎日、家族いっしょにご飯が食べられることが、自分にとっての“生きる”ということだと思った」と書いた。

それを父親に話すと「ちょっとホロっときましたね・・・」

「少しでも子どもたちを前に引っ張っていかないといけない」


外国人に聞いた、日本人のここに驚いた



「カナダでは、いつ起きたと後で情報を伝えるだけ」
緊急地震速報は、日本で2007年に導入した。

 

「日本は耐震制度のおかげで、建物が本当に崩れないんだよね。
 トルコ人は、日本人が地震のエキスパートだと思っている。
 トルコで地震があると、日本の過去の例がテレビで取り上げられたりする。
 日本人にとっては当たり前のことだと思うけど、
 地震の時の命の守り方とかは、かなり参考にしてるんだよ」


「避難所でも食べ物のためにきちんと並んでるんだもの」


「ドイツで同じことが起こっても、あんなに早い対応はできないね」


「イスラエルでも募金活動はするけど、もっと電子的なやり方だ。
 フェイスブックとかネットでお金を募るのが普通だね」

 

「会ったこともない人たちのために一丸となっているのに感動したよ。
 アメリカでも募金活動はするけど、ニュース番組で募ったり、
 電話をかけて募金する感じだ。それか学校や公共施設でやるのが普通かな。
 渋谷の街中でやるのは画期的だと思う。人が多いからすぐに大金が集まりそうだ」
 

チェルノブイリ原発事故から30年目
 
職員ら約30人が亡くなった/追悼に集まる人々

 

内部はいまだ500ミリシーベルト以上/時間
 



その後、放射線物質が漏れるのを防ぐ「石棺」で覆ったが、老朽化している。
 

日本とヨーロッパ各国の支援で、「石棺」ごと覆うアーチ型の構造物の建設が進められる中、いまだ廃炉に向けた課題は山積している。



♪さらば、高円寺@2355
 
ムード歌謡のロス・プリモスさんが歌う。高円寺駅には、ちゃんと高円寺というお寺があるってw
こないだ行ったカラオケのある高円寺とリンク/爆

 

♪さらば、豊橋
 

豊橋駅にも豊橋っていう橋があるっていうw
 


文太くん、女性ピンチ救う
 
飼い主「おばさんがここに倒れていた」

80代の女性が2m下の水路で動けずにいたのを発見し、軽いケガで済んだ。



映画『クリーピー 偽りの隣人』2016年6月18日(土) 全国公開
似たような題材がいくつか思い浮かぶな。


「事件にどう肉薄していくかっていうことで」


「どこに隙が生まれるのかなっていうのは意識しながら演じていました」



“カラオケで隣りにいて盛り上げてくれそうなのは誰?”という質問で、本人も含めて、全員が香川さんを挙げていたのが笑った。
 
「なんなら今始めちゃう、カラオケ?」





「lyrics」もアップしました。



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