メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

フィギュアスケートGPシリーズ NHK杯 2018 番宣まとめ

2018-11-09 12:31:51 | フィギュアスケート
レジェンドが語るNHK杯、男女シングルの見どころを5分&1分で紹介する番組

ナレーション:篠原ともえ


【内容抜粋メモ】

名勝負を繰り広げてきたレジェンドたちがその思い出を語ります










1988年 伊藤みどりさん  NHK杯優勝6回
第10回大会は、東京代々木で行われました
女子選手として、国際大会で初めてトリプルアクセルを成功させます






みどりさん:
この時はトリプルアクセルのことしか考えてなかったです
誰もやらないことを世界でやりたいというのもありましたし

恋人たちのロンド
アナ:決まりました! トリプルアクセルです 高かったですね







みどりさん:
どうやってたんでしょうね~!
自分の個性は何かと考えた時に、やっぱりジャンプだと
その個性を世界の人たちに見てもらう
順位が何位だろうと、自分の個性や表現が見せられればそれでよし
という目標でやってましたので、それが出来た時はとても嬉しかったですね


時を経て、再びトリプルアクセルを代名詞とした選手が現れます


浅田真央 NHK杯優勝4回
トリプルアクセルで世界を魅了した真央さん NHK杯は7回出場しました





真央:
そんなに出場したんだって感じです

一つのことをひとつずつ全力でやっていって、
後ろを振り返ることはなかったので

気が付いたらこんなに出てたんだ
こんなにも試合が終わってたんだっていう感じで

初出場はチャルダッシュ(2006年 長野)の時ですね



子どもの頃からずっと世界の舞台に立ちたいと思ってやってきた
自分も出場してメダルを獲得したんですけれども
その時は女子がワンツースリーでメダルを取ったのはすごいことだなって
最高の形で大会を終えたんじゃないかなと思います




その後も世界のトップを走り続けた真央さん
日本で行われるこの大会では温かい声援が力になっていました








真央:
一人のリンクで滑るんですけど、周りにはたくさん応援してくださる方がいて
サポートしてくださる方がいるから
そのパワーが私の体に全部入ってきたと思います



荒川静香さん(2002年 京都 当時20歳) NHK杯優勝1回
後のオリンピックチャンピオンは、この大会がひとつの転機となりました

荒川さん:
自分自身の性質と言うか、タイプを思い知ったのもその大会だったんですね

ショートプログラムを2位でフリーへ進んだ荒川さん

タイタニック
演技序盤は、ダイナミックなコンビネーションジャンプを次々と決めます
しかし終盤に入るとミスが続き、3位に終わりました




荒川さん:
普段なら失敗するようなジャンプではなかったんですけれども
あとジャンプ2つ最後残して、その辺りから結果を意識し始めて滑り出したら
普通のことが分からなくなってしまって


結果を意識してはいけないんだ、ということをすごく学んで
それが教訓となって、後のオリンピックや世界選手権で自分の役に立った
それがすごく印象的な思い出に残っていますね






【第40回 2018年 NHKフィギュア女子シングル見どころ】



ここから世界へ 歴史を鮮やかに彩るスケーターたちが羽ばたいて行きました


宮原知子
2月 初めてのオリンピックでメダルにあと一歩と迫りました
次のオリンピックへの再出発




Q:今シーズン目指すものは?



宮原知子:
チャレンジするシーズンに決めたので、大きい一歩を踏み出しているという感じです

新たなチャレンジとして取り組んでいるのは、ジャンプの修正です
基礎からジャンプを見直し、これまで回転不足をとられることが多かったジャンプを基礎から見直しました

宮原知子:
今までは単に回転不足のないジャンプをするという意識だったけれども
もっと細かいところまで意識するようにしています

変えたのは、上半身の動かし方や足のつき方など、これまで意識してこなかった部分です

濱田美栄コーチ:
まだ探り探りの時があるよ
トーに当たった瞬間に右足に全部乗る



体に染み付いたジャンプを変えることは簡単ではありません
時間がかかる挑戦でした

先日行われたアメリカ大会
宮原選手は、回転不足のないジャンプを次々と決めて優勝を果たしました



宮原知子:
さらにレベルアップしたジャンプをNHK杯で目指します
とにかく思い切って、今年課題にしていることをしっかり出せるように頑張りたいです



紀平梨花
宮原選手の背中を追って、驚異的な成長を遂げる16歳の紀平梨花
彼女の最大の武器は、トリプルアクセル
女子では数少ない選手しか成功させていない大技です

紀平:
すごく時間をかけて跳べるようになったジャンプなので
自分の中心となっているようなジャンプかなと思っています

去年の全日本選手権では、トリプルアクセルを決めて
宮原選手とともに表彰台に立ちました



一緒に練習する宮原選手の存在が大きな活力になっているそうです

紀平:
真面目に練習している方なので、本当にいい刺激をもらえているし、すごい尊敬している選手です
すごいたくさんの方が見ている中でトリプルアクセルを跳べたら、
また自信につながるので、すごく頑張りたいと思います





三原舞選手(19)3回転の連続ジャンプが武器



2017年四大陸選手権優勝
目標にしていたピョンチャンオリンピックへの出場は叶いませんでした
その悔しさを力に変えて新たなシーズンに挑みます

去年のNHK杯では表彰台を逃した日本女子
40回記念大会は真価が問われる試合です



【レジェンドが語るNHK杯 男子編】

織田信成(2005年 大阪 NHK杯優勝2回)
この時、NHK杯初出場 地元大阪での大会に特別な思いを寄せていました




織田:
やっとここまで自分が来ることができたという喜びと
初めてのNHK杯が地元の大阪だったので
いつも応援してくれる方たちと一緒にNHK杯を味わうことができる喜びを
すごく今でも覚えています

地元ファンの声援を受けてショートプログラム2位からの逆転優勝を狙っていた織田さん

座頭市



開始直後のジャンプでまさかのミス 満足のいく演技ができませんでした

織田:
失敗が多くて優勝無理かなって
地元の大阪だったので、応援して、みんな見に来てくれたのに申し訳ないなって

しかし、結果はまさかの逆転優勝 そしてあの名シーンが生まれます
(大声を上げて号泣 今でも泣ける





織田:
自分が思ってた以上に点数が出て、優勝することができてびっくりって感じでした
予想外の涙でした





高橋大輔(男子シングルで最多 NHK杯5回の優勝を誇る)





高橋:
日本でのNHK杯では毎回強い思いで挑んでいました
やっぱり日本の顔として自国開催のグランプリシリーズですから
そこで日本選手が成績振るわなかったら格好がつかないっていうプレッシャーっていうのは
誰も言わないですけど、自分自身でもかけるし、
たくさんの方に見てもらえる試合だったので、いつも気合いが入っていました

高橋選手といえば、世界最高と言われるステップ
そのルーツはNHK杯にあったと言います

高橋:
小さい時にテレビで見られるのはNHK杯くらいだった
当時はアイスダンスが好きで、アニシナ&ペーゼラとかすごく印象深くて



毎回楽しみにアイスを見ていて、自分はこういう風に踊れる選手になりたいなりたい
シングルよりダンスのほうを見ていたので、ちょっと変わってたんでしょうねw

ムーランルージュ(2005年 大阪)
ショートプログラムで世界最高の評価を得ます



高橋:
トリノオリンピックシーズンのNHK杯でステップで初めてレベル4を取ったと思うんですよ
当時、僕しかとってなくて ということでステップがどうのこうのと言われるようになったw
そういったきっかけを与えてくれた すごく印象深い試合だったと思います



【NHK杯フィギュア男子シングル見どころ】


宇野昌磨(20) 初めてのNHK杯に臨む



普段の彼は至ってマイペースです






2018年ピョンチャンオリンピック
初の大舞台で銀メダルという快挙を成し遂げました



しかし、続く世界選手権では思うような演技ができず
オリンピックと同じ銀メダルでしたが悔いが残りました





宇野:
世界選手権が一番悔しかったですかね 自分の演技ができなかった
同じ2位という順位でも、納得いく2位、悔しかった2位がある
けれどもどの成績も今年の自分の力に変えられたらと思っています

悔しい思いを新たな力に
自分が破れた羽生結弦選手とネイサン・チェン選手
2人と比べて自分に足りないものは何か 宇野選手は考えました



宇野:
ジャンプの質だったり成功率 やはりそこが一番大事になってくるんじゃないかと思います
羽生選手は誰よりも完成度の高いジャンプを持っていて
ネイサン選手はすごく安定している

2人とも僕が持っていないものを持っているので
僕も近いものを手に入れられるように練習していけたらなと思います


<8月 アメリカでの強化トレーニング>





宇野選手は、苦しい時でもジャンプが跳べるように
疲労がピークに達しても跳び続けました
その体を何度も氷に叩きつけて

2人のチャンピオンを越えたい
その思いで厳しい合宿を乗り越えました





宇野:
プログラムですごくキツい時、今やっても絶対跳べないという時にやらされる
そういう環境が大事なのかなということで
すごく試合でキツくなった時に生きてくるのかなと思います


<9月 ロンバルディア杯>

そして迎えたシーズン初戦
フリーではジャンプが少し乱れますが、見事優勝
自らの課題を確認しながら前へ進みます



宇野:
最後のほうではジャンプが全体的に斜めになったりとかで
ロンバルディアが終わってからそこは改善されたかなと思うので
もっと成長したいという思いを込めて、1つ1つ練習や試合に取り組みたいと思います

ジャンプの成功率を少しでも100%に近づける練習が必要なのかなと
1日1日で成長できたらいいなと思っています



NHK杯フィギュア『レジェンド・オン・アイス』



今年のNHK杯フィギュアは、40回大会を記念して
歴代の優勝者7人による『レジェンド・オン・アイス』を行います

(7人目の写真は誰だろう?

ショーのフィナーレは、レジェンドスケーターとファンが一緒に作り上げる夢のプログラムです

特設のホームページから投稿していただいた花の写真を
最新のデジタルテクノロジーで映像化
スケーターが舞う銀盤をプロジェクションマッピングで彩ります





また、レジェンドスケーターの姿を「モザイクアート」で表現
花の写真が次々とショーの演出に生かされます
ファンと一緒に作り上げる一度限りのスペシャルプログラム













【フィンランド大会の男子フリー直前】

フィギュアスケートGPシリーズ2018 フィンランド 男子フリー



羽生は今シーズン初戦のショートでいきなり今シーズン世界最高得点をマークしました
今朝の公式練習では、4回転トーループ+トリプルアクセルという連続ジャンプを
見事に成功させました 本番で認められれば世界初の快挙となります


(この後のつづきはまた載せます


コメント

古舘伊知郎×松尾スズキ@トーキングフルーツ

2018-11-09 12:30:51 | テレビ・動画配信
予録のまとめ見シリーズ

この番組も初見
古舘さんがゲストと話す番組なのか?
下北の2階窓から2人が話しているのが見えた人は驚いただろうな




なんだかこの2人の組み合わせは異色
部長は、こういうガチのトーク番組では緊張するのか
額をこすってるうちに、だんだん赤くなってたw



 


世迷い言/中島みゆき が流れてきてビックリ/驚


【内容抜粋メモ】



東京下北沢

ま:これもバラエティですけれども、なんかどっか葛藤があるんですよね

ふ:なんでこんな芸達者極まりない人が!

ま:
自分の素の感じとか そんなに良くないなと思ってて
優しそうじゃないですか(自分でゆっちゃってるw
でもそれはあんまり 良い作用しないんじゃないかなと思って
そろそろ覆面かぶろうかなと思ってるんですけど

ふ:覆面かぶるとしたらどんな?

ま:
松尾の“M”は額につけたいですよね
Twitter もやっちゃってるし
ミステリアスな部分がなさすぎるなと思って




ふ:
あと僕は松尾スズキさんで印象に残っている一つとしてして、胸毛が結構濃いじゃないですか(そこ!?
覆面に何か胸毛をモチーフに入れて欲しい

ま:むしろ顔は隠しても胸毛は出すみたいな それは面白いかも

ふ:何かの資料を読んだら ラーメンが好きなんですね




ま:ラーメンはどうしても 週に2、3回は行っちゃいますね

ふ:ラーメンを自分でつくるんですよね?

ま:
最近はそうしてます 店に行き過ぎないように 自分のペースで食べたい
自作ラーメンを作るんですけどで、すごい力が入るんですよ、製麺機は




ふ:いつ頃買ったんですか?

ま:今年ですね

ふ:アレ、どのぐらいするものなんですか?

ま:15万

ふ:やっぱ高いですよね!

ま:いつになったら元取れるんだろうって途方に暮れてますね

ふ:メンマも作るんですか?

ま:
メンマは1回だけ 1回作ればもう安心するじゃないですか
もうメンマには手を出さなくていいなって 俺がやらなくてもいいんだって

ふ:そこそこの味だけど、これは買っても大丈夫だとw

ま:
自分で作る時はアドリブで作ってる感じなんです
よそへ行くときは、お芝居を観劇しに行くみたいな

なんかやっぱり見てるだけじゃ飽き足らなくて
オリジナリティが欲しくなるみたいなところが昔からあって

マンガが好きな子どもだったんですけど、マンガを読んでるうちに描きたくなって描き始めたりとか

ふ:そもそも漫画家になりたかった時期があったそうですね?

ま:マンガ少年で ジャンプとか応募してましたね

(さすがに古館さんの話のテンポが速い!

ふ:もしかしたら漫画家になってたかもしれない タラレバはないけれども

ま:
惜しいいところまでは行ったんですけれども
でもやっぱり 根気とか見てると敵わないなと思います
漫画はやっぱり ストーリー考えて、下絵を描いて、そこにペン入れして、墨を入れてみたいな
すごく厄介な作業がありまして

ふ:それに比べたらっていうことが今の仕事にはあるんですか?

ま:
そうですね 紙に書いたものが、とりあえず形にはなりますから
その分、他の役者がやるってことで
自分とは違う方向に流れていくっていうことに苦さとかはあるし、面白さもありますよね

大人計画の歴史っていうのも、書いて思い通りにならないっていうのを修正していって
思い通りになってきたっていう段階があった頃に、大体役者が固まってきて
それ以上のものが出てくるっていう時にやっと喜べるという

ふ:大人計画、今はすごいことになってますよね?

ま:
ビックリします、本当に
今日も100均にプランター買いに行ったんですけど、そこに星野くんとかが急に流れてくるんですからね




自分の作った劇団に入ってきた男の子が、普通に100均で流れてるわけですから
100均ってやっぱ遠いですよね 近いようで
一番遠かったものが返ってくるわけじゃないですか 100均に

ふ:100均でプランターって?

ま:シャンツァイを今度作ってみたいなと思って(『植物男子ベランダー』の影響?w




ふ:いきなりシャンツァイですか

ま:
シャンツァイを垂らしたら、ラーメンもまた美味しいかなという思いがありますね
ラーメン1回作ったら、満足するものですよ

自分の興味というのが、新しいものを提示して、見たことないものをお客さんにぶつけて
それでどういう反応するか、というのにすごい興味があるんですよね


だから、予定調和のものを流し続けていくっていうのは、僕の中には
もしかしたらこの先あるのかもしれないですけど
再演とかするにしても、人を入れ替えたりとか
新しい解釈を付け加えたりとか、同じものは出さないですから

ふ:始まりの頃は、差別的な笑いとか、毒とか、ブラックとか、いっぱいあったんでしょう?

ま:
ありました だからむしろ、演劇界っていうよりは、サブカルのマイノリティの笑いをやっている集団
大川興業とか、芸人じゃないんだけどみたいな ワハハ本舗とかもそうだと思うんですけれども




一つのくくりとして「弱い者カルチャー」ていうんですか
そういう中でずっとやってたのが、何かある時期、阿部サダヲとか
宮藤官九郎くんのポップスさっていうのもあるんでしょうけど
多くの人に見てもらえるようになってきた感じはしますね

未だにやっぱり過激なものをやってないって言えば嘘になって
去年『ゴーゴーヘブン』っていうお芝居書いたんですけど



(これまだ観てないな チケットが取れなかったのかも

それは遠い異国の地に、大人になったらいいデザイナーに皮を剥いでもらって(?
椅子になりたいという願望を持つ少年の話なんですね
それを思いついた時に、これはやれるのか?て思ったんですけど

今、阿部サダヲとか、すごいスキルを持った俳優を泳がした時に
リアリズムを他の面に持っていって、そこだけぶっ飛んだ要素にすればいけるんじゃないって思って
それをぶつけられた時に、お客さんがどういう反応するか、やっぱり一番楽しみなんですよね

それまで期待されたものっていうものの裏をかく 子どもの頃から考え方の癖なんですかね

ふ:
僕は『ジヌよさらば』っていう映画を観て、あんなに腹を抱えて笑って
一人で観たんです 声あげて笑って 何十回も笑って しまいにはグっときて



映画『ジヌよさらば~かむろば村へ』(ネタバレ注意


松尾さんのヤクザ役 足が悪いだけじゃなくて 全身悪い状態で歩くじゃないですか?
どうやったらあんな歩き方ができるんですか?
田んぼを横に見ながら、異常な歩き方をしますよね?

ま:
そうなりますね
あれは舞いって言うか なんだか分からないような
僕は体がお祭り状態になってて

ふ:
あと、みんなお芝居が上手いんだけど すごいなと思うけど
阿部サダヲさんの松田龍平扮するお金アレルギーの人の荷物をやたらぶん投げる あれも想像つかないし

下北沢のこういう奥まったところで、酔っ払った人とか「こういう事やるよね」ていうのは分かりますけれども
日常的にやらないじゃないですか あれよく思いつきますね?

ま:
あの動きは 本当に撮影初日だったんですよ
阿部を無理やり太った体にして

ふ:あれ、わざと腹を作ってますよね?

ま:
あんこを巻いて そのあんこがどうしても気になっちゃって
今更取るって訳にもいかないしなーって思った時に、動かしちゃおうと思って
ただバスに迎え入れるシーンだったんですけど、
そこで荷物を放り投げて何か誤魔化せないかなと思って

ふ:そうなんだ 腹が出てる不自然さのカムフラージュだと

ま:
それもあるし 龍平くんとの背丈の差で、もっと強く見せたいなんていうのもありますね

ふ:
あれはもう笑う、笑う!
松尾スズキさんの文章が独特なのは当然なんだけど、上手いなと思って感動するんですよ

ま:本当ですか?

ふ:例えば「人生は神が作ったアダルトビデオだ」

ま:そんなこと言いましたっけ?




ふ:
『野蛮人入門』
「所詮、人生っていうものは、神が作ったアダルトビデオなんだ」

「我々の不幸は、神のマスターベーションのおかずなんだ
 だからなんとかそこを外して おかずにさせないような努力が大事じゃない」

とかって書いてありましたけれども もう忘れました?

ま:言われたら思い出すんですよね

ふ:
ある種、宗教的でもあるじゃないですか
創造主がいるのかいないのか、私にはハッキリしませんが
何か大いなる意志の中で生かされているんだとすれば

ま:
なんかやっぱり宗教観っていうのは小さい頃からありますね

変な話なんですけど、神様が自分のプログラムを決めてて
朝起きた時から寝るまで全て


例えばご飯を食べる順番とか、ご飯に対する感想とかどう思うかみたいなのもプログラミングされてて
そんなことをずっと考えてる時期が小学3年生~4年生の半ばくらいまであったんですよ

その時に本当に嫌で そういう風に思っていることが
親とかも本当はいなくて、自分に見せられている(?)んじゃないかみたいな

『唯我論』という哲学としてあるって言うのは聞いたんですけど そういう妄想ですよね子どもらしい




ふ:
でも、今見せられている世界がバーチャルじゃないかっていうのって
僕はある意味正しいんじゃないかな
紙幣もそうだと思うけど あんまり信用ならないんじゃないかな

ま:
紙幣もかなりバーチャルですもんね
だからそのバーチャルであるって事を否定したいと言うか

何者かの第三者によって、意思があるかないか分からないですけれども
そういうものに決定づけられている自分の運命っていうものに逆らおうとして
なんか変な動きが始まっちゃったんですよね

例えば何か湯飲みを取るときに、
こう行こうとプログラムされているのを、こういこうとか
そういうことばっかりやってたんです、子どもの頃

ふ:操られてる分だけその裏をかいてやろうと!

ま:この裏までは思いついてないだろうと 何に対する挑戦状かわからないですけれどもw

ふ:
で、そのやってしまったという現実をもってして
これもプログラミングか?と思って ワー!と嫌になったりはしなかったんですか?

ま:
だからそれはそうやって、自分でも予測のつかない動きをすることによって
ヒジが湯呑みに当たって倒したりするじゃないですか そこなんです




「さとり」ってあるじゃないですか
「さとり」っていう日本の妖怪が現れてきて、その漁師の心を読み続ける
でも漁師が面倒臭いなあと思って、薪をくべてたら
パチンとはぜてさとりの目に当たって「人間は恐ろしい」って言って帰ってくみたいな

ふ:そっか 想像の神様の範疇外のところに作ることの快感ね

ま:そうですね 後付ですけど そんな心情で生きてたから 変だったんですね

ふ:
今の話って僕の中で勝手につながっているだけかもしれないけれども
松尾さんてやたら結構「孤独」っていうのをテーマにする感じがあって

コラムとか本とか読んでいると、全部読んでいるわけじゃないんですけど
人間は孤独に決まってるじゃんって言う

僕の感覚だと、いろいろな人にインタビューしてて
結構エネルギッシュな人ばかりにインタビューしているきらいがあるからかもしれないけれども
根本的な孤独っていうのはみんな抱えてると思うんだけれども

「夜寝る前とかに、ふと孤独だなって思う瞬間ってないですか?」
て、悪い意味ではないんだけれども聞くと
前向きな人って必ず、孤独って悪役みたいですね

「いや僕は孤独じゃありません 周りにいっぱい信頼できる人がいて」

「私は孤独じゃない なぜなら、私は前向きに生きてるから」

て結構決まりきった答えが返ってくるんですよ 孤独っていけないんですか?

ま:
いけなくはないと思いますね
たぶん、周りへの気遣いじゃないですかね
その人を支えようとしている人たちへの気遣い

ふ:
公的な発言に私的なものを入れて欲しい、私的参拝(?)をしてくれと
孤独に反して思っちゃうわけですよ
でも孤独っちゃ孤独ですよね、人間は

ま:
僕はもう自分の考え方に共感を持たれないことのほうが全然多いので 本当にそうですよ

ふ:嘘でしょ?! だって大人計画がこんなにすごくて いろんなことに着手して

ま:それまでに20年かかってますからね

ふ:
そうか 今とかちょっと前ぐらいまでしか見てないんだ

例えば『チキンハート』っていう映画
忌野清志郎さんも出ていて 男3人組の あれ面白い映画でしたね



(これもまだ観てないな

ま:
あーそうですか 評価してくれる人はほとんどいないんですよ
下北沢の小さな上映館でやってたぐらいなんで、あんまり観てないんですよね

ふ:
でもあのラーメン屋さんかおでん屋さんかで3人並んでね
酒を酌み交わしながらとか、自転車乗ってくシーンとか、1つ1つのシーンがものすごく面白くて

ま:ありがとうございます

ふ:あれは『ラ・ラ・ランド』より圧倒的に面白いですよ!

ま:そんなことないですw それはないな 本当に そんなこと言っちゃダメです

ふ:
僕にとってはね 面白いし
映画の中に孤独感が、勝手ながら妄想に近いかもしれない 孤独がつきまとってる感じ
後付だけどあって いいなと思って

ま:僕はアナウンサーのほうが孤独だと思いますけどね

ふ:
お芝居みたいにグループや集団でやらないから
孤独は当たり前 ひとりぼっちは当たり前かもしれませんけどね

ま:
その流れでお聞きしたいことがあったんですけど
何十年か前に古舘さんがバラエティ番組に打って出始めた時期ってあるじゃないですか

ふ:会社辞めてね

ま:
『ひょうきん族』に行ってたりとか あの時の心境ってちょっと伺ってみたいなと思うんですよね
アナウンサーの人があれだけ絡むことがなかった
絡むどころか拮抗してその場を奪っちゃう
それでガツガツ いやガツガツじゃないw

ふ:いや完全にガツガツしてました

ま:
ガッツガッツ ガッツがあったんですw ガツガツしてました
ああいう状態で選んだ手段が「笑い」っていうのが 何かあったんですかね?

ふ:
「お笑い」をやりたいというか、笑いは好きだけれども、自分ができるとは思っていない
局のアナウンサーだし きっちりと「こんばんは 夜7時になりました ニュースです」て
NHK的なことを踏襲しなければいけない世界もあったので

笑いは好きだけれども、笑いを取れるなんて思ってないです
プロレスの実況で大真面目に言ってたら 笑いが来たんですよね

ま:そういうことなんですか?




ふ:
いろんなフレーズかましてたり
アンドレ・ザ・ジャイアントの事を「一人民族大移動」

(古舘さんのプロレス解説 面白かったなあ! 完全に芸だと思う

「あまりにも大きすぎて 一人の人物 単数と言うには、大きさとして割り切れない」
とか言ってるうちにウケるんだってちょっと調子に乗ったんです

ま:
孤独と笑いっていうワードで なんかそれは聞いてみたかったんですよね
僕も笑いも好きだし 芸人になれたらなとか思ってた時期もあったんですよね

ふ:
お笑いで思い出したんですけれども これも凄いなあと思ったの
松尾さんの本読んでて 聞きたかったんですよ 知らなかったから

「なんで人間は笑うんだ 共食いを避けた」って
何きょとんとしてるんですか?



これはすごいですよね
動物は、結構ある局面になると「共食い」に入りますよね

やっぱり人間そこを回避しなければいけない時に
笑うことで、本当にかなりの部分、それはすっと避けられたって腑に落ちた


ま:
なんか文化だなっていうことはすごく思いますね

僕は本当に子どもの頃から体も弱いし、変な子だって よく言われて育って
親にも「これじゃ生きていけないんじゃないか」みたいなことをすごく言われてたんですよね
「お前のことが心配しすぎる」

でも結局笑いをやることでなんとか生きていけたのは
失敗したりとか、変な動きとかした時に、人が笑うのが面白かったんですよね

みんなもイジメる一歩手前で笑いに変えてくれた時代もあったっていう
それが人間が弱い人間も活かす文化なのかなっていう風には思ってましたね

ふ:
東京に出てきた当時に、東京に気遅れとか、
福岡に戻りたいとか そういうのはしょっちゅうありました?




ま:
福岡に戻りたいっていうのは一切なかったですね むしろ あんまり地元とうまくいかなくて
なんとか脱却しようじゃないですけど

当時バブルの最後のほうだったんで「行けばなんとかなるだろう」みたいなのがあって
それで行ったら、バブルが終わって、途方に暮れてるみたいな感じはありましたけど

でもやっぱり、そういう途方に暮れてる人間に対して
優しいところもあるじゃないですか 残酷なところもあるけど 東京という街自体が


いっぱい人がいるから、疎外感があるかもしれないけれども ちょっと包摂される感じもある
紛れこめる

この仕事やってると、途方に暮れたまま中年になってるような人がいっぱいいるじゃないですか
そういう人たちに、優しいけど残酷な街だなと思いますよね 「帰れ!」て言わないから

ふ:ちょっと一瞬、長渕剛の歌が流れてきました

ま:いやいや、それは違うww




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