メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

アラスカ クマの王国 たくましく生きる野生の親子@地球ドラマチック

2018-11-21 19:05:09 | テレビ・動画配信
ナレーター:渡辺徹

私たちは熊に対して 様々なイメージを抱いています
愛らしい子熊 獰猛な動物

熊は実際 どのような動物なのでしょう






かつて北アメリカ大陸では、北極圏からメキシコ中部にかけて
太平洋側の広い範囲にヒグマの仲間が生息していました

しかし今ではわずかな地域にしか生息していません


アラスカは、貴重な熊の王国で、北アメリカ大陸に生息する3種類の熊全てが見られます
アメリカクロクマ、ヒグマ、ホッキョクグマです












長年クマの研究と 保護に携わってきたクリス・モーガンが
友人のカメラマン ジョー・ポンテコルヴォとともにアラスカ半島を訪ねます

2人は熊の生息地で数ヶ月にわたり寝泊まりし、その正体を間近で観察します
野生の熊の真の姿とは? クマの王国の秘密を探ります


アメリカ アラスカ州のアラスカ半島(何でアメリカ領なんだろうね
ここは、手付かずの自然が残されています
アラスカ半島にあるこの生息地は熊の観察には最適な場所です

6月の初め 冬眠から目覚めた熊が草原に集まり始めます
熊は半年以上にわたって巣穴に籠っていました








クリス:
冬眠を終えたばかりの熊がどんな様子か早く見たいですね
こんなに早い時期にここを訪れるのは初めてです
(荷物をおろす)これだけあれば1年くらい暮らせるよ

クリスとジョーはこれから数ヶ月間、生息地に留まり、熊を観察します(飛行機は去る

クリス:
春には食料となる「スゲ」(カヤツリグサ科)が青々と生い茂り
夏の終わりには、大量の鮭が川を上ってきます
これほどたくさんの熊が集まる場所は多くはありません








通常、熊は互いに適度な距離を保ちます
しかしここでは多くの個体がいるため、熊は他の熊や人間に対してもさほど警戒心がありません
(なぜたくさんの個体が集まる場所なのか? 自然保護区?


熊は冬眠中に体重の半分近くを失う
冬眠から目覚めると体重を元に戻そうとします
匂いを嗅いで探しているのは小さな貝です
空腹を満たすことはできませんが、この時期には手に入るものなら何でも食べます




クリス:
子熊が2匹います 体重は5kgもないほどです
こんなに小さな子熊を見るのは初めてです
おそらく1月頃に巣穴で生まれ、5月半ばに外に出てきたのでしょう
外に出てまだ3週間ほどのはずです

色々な物で遊んで、周りの世界を体験しています
1年もすれば母親のそばを離れて遊ぶようになるでしょう

でも今は母親にぴったりくっついています
母親も目を離さずにないようにしています

今は交尾の時期のため、小さな子熊は、攻撃的なオスに殺される危険性があるからです
無事に育ってほしいですね

(子育ての時期に山でヒトと遭遇して襲われて、
「攻撃的」で「怖い動物」だと思われて殺されてしまうクマも多いよね/涙
 動物たちの生態を知らない、ヒトの「無知」のせいからくる「恐れ」なんだ


熊の繁殖期はおよそ2ヶ月
その間、草原には多くのクマが集まってきます
幼い子どもを持つ母親にとっては危険な時期です
しかし、この母親は切り立った崖の上にいれば周囲を見渡せて安全だと知っているようです




大きなオスがたくさんいます
母親は片時も油断できません

オスが威嚇するように歩いています
この歩き方の目的は 2つあります

1つ目はメスにアピールするため
2つ目はライバルである他のオスに対して、自分をできるだけ大きく見せるためです




クリス:
大きなオスがやってきました 荒っぽいな
体の大きなオスがカップルに近づき、年取ったオスをメスのそばから追い払います

(喧嘩が始まる



追い払われたオスはメスをめぐって命がけで戦う気はないようです
見てください あの顔 打ちひしがれています

体の大きなオスは、地面に自分の匂いをつけ始めました
年取ったオスの痕跡を消し去ろうとしています

オスはできるだけ多くのメスと交尾しようとします
一方メスは、最も大きく力の強いオスを探します
強いオスとの子どもであれば生き残る確率が高いからです

別のオスがやってきました 体はそんなに大きくありません 戦いを挑むようです

(また喧嘩

メスはオスが戦っている間、どちらのオスが強いか見定めています
そして最後は勝者のもとへ行きます




草原に静けさが戻ってきました
あの母親は、ここで子育てする術を心得ています 子熊たちは幸せですね
(何度か出産しているのかも



クリスはこの母親を「ナディ」と名付けることにしました 「賢い」という意味です

2匹の子熊は、毎日たくさんのことを学んでいます
何を食べ、どんな相手を避けるべきか どうすれば安全か
クマの王国で母親の姿を見ながら生き延びる知恵を学びます


クリスとジョーは熊が集まる草原から離れた場所にキャンプを張る






しかし油断はできません
熊は嗅覚を使って、周囲の状況を捉え。3km先の匂いまで嗅ぎつけます
それを想定して用心しなければなりません

(だからヒトの捨てた食べ物の匂いで里におりてきちゃうんだよな

時には熊がテントのそばに寄ってくることもあります
熊は一瞬にして人を殺せます でもそうはしません
僕たちが生息地に入り込んでいるのを知りつつ、許してくれています


重要な役割を果たすのが匂い



まるで整理された遊歩道は熊がつけた道
何世代にもわたってここを通り、生息地を移動するのに最も効率的な道を作り上げたんです

繁殖期には多くの熊が草原に出入りします
多くの個体が集まる場所で、重要な役割を果たすのが匂いです




ここ(枯れ木)へ来ると、まず匂いを嗅ぎます 他のオスが匂いを残しているからです
匂いから草原にどんなライバルがいるかを確認します

相手の姿を見る前から匂いで相手が分かっているのです
バーコードを読むように、匂いで周囲の状況を読み取っています

オスにとってもメスにとっても、匂いは強力な自己アピールになります

メスは草原に座って辺りを見回し、どのオスが自分を見ているかを確認します
オスはメスが座っていた草の匂いを嗅ぎ、メスにその気があるかを判断します

匂いはいわば広告なのです
クマの王国では、交尾の相手を巡って争うのはオスだけではありません メスも争います
他では見られない光景です

(メスがメスを威嚇する

多くの熊が近い距離で生息する「クマの王国」では衝突は避けられません
そうした中でも生き抜くすべを学ぶ必要があります
そのためここでは子熊が母親と過ごす期間は他の場所よりも長い可能性があります

(オスが寄ってきて、ナディは子どもを連れて逃げる

ナディは子どもを安全な場所に避難させました
ナディはこの草原で生き抜く術を知り尽くしているようです

クリス:
ナディが動いた オスに向かっているぞ
(威嚇するナディ 逃げるオス






母親が草を食べている間は、子どもが周囲を警戒します
嗅覚を使って見知らぬものや危険が迫っていないか注意を払います

子熊たちは外に出てまだ6週間ほどのはずです
毎日様々な経験を積み重ねています
もちろん僕らにも気付いています 近づこうか迷っているのかな

野生では、常に警戒する必要があります
とはいえ2匹ともまだ子ども 遊びたい気持ちは抑えられません

(相撲をとったり、かけっこしたり


クリス:
ナディは何かに気づきました
熊はおよそ200メートル離れたところから匂いだけで相手を嗅ぎ分けることができます
大きなオスです ナディは警戒してるようです
子どもたちを連れて急いで離れます



このオスはあちらにいるメスを狙っているようです
メスは興味がないようです
まだ繁殖期なのにオスを避けるとは興味深いですね

人間のそばなら、オスも用心深くなるのをメスは分かっています
メスは 僕たちを盾にするかも

(ナディらはまた崖の上に逃げる




メスに狙いを定めている 近づいてくるぞ
かなり興奮している これは予測がつかないぞ 用心しろよジョー
じっと身を低くして とにかく動かないことだ

(走り出すメスを追うオス オスが近くに寄ってくる

オスが近づいてくる
「待て そう落ち着け いいね 落ち着け そのまま行くんだ いいぞ」
かなり興奮している

ナディは落ち着いています 今回も子どもたちをオスから守り抜きました


嵐が続き、テントの中に留まり2日後
鳥たちが騒ぎ出す オスの熊が泳いでくる

「ツノメドリ」



熊は通常ツノメドリは食べません
しかし、お腹を空かせたこの熊は、新しい食料に挑戦するようです
獲物を捕らえました


鮭の遡上の季節を待つ熊たち



子どもたちが育ち、ナディは崖の上から草原に降りるようになった
繁殖期はまもなく終わる

多くの熊が待ち望んでいるのは、川を上ってくる鮭です

ナディはだんだんクリスたちを警戒しなくなりました
しかし境界線は守らなくてはなりません 熊は危険な動物だからです

子熊の遊びには全て目的があります
木の枝はまだ味わったことのない鮭の代わりでしょうか

母親に示す愛情 そして取っ組み合いにも目的があります
一つ一つが厳しい環境で生きる抜くための訓練に繋がっているのです


ナディアがとても近くで草を食べ始める



クリスたちはなるべく動かず通り過ぎるのを待つことにしました
子どもたちは好奇心で近づきたそう

クリス:近づかないで 面倒なことになるからね

(ようやく離れて行く

緊張しました あんなに熊と接近するのは初めてです
初めは70メートルほど離れていたんですが
ナディが草を食べながら2m足らずのところまで近づいてきました

あんな状況は絶対に避けたかったんですが
あっちから近づいてくるとはね すごい経験です

(まだミルクを飲んでるんだ




鮭の到来とテリトリー争い
クリスが観察を始めて2ヶ月後の8月 熊が水辺に集まってきました
鮭が登ってくる季節が近づいてきたのです しかしまだ気配がありません

(鮭じゃなくてヒラメ?



熊が集まるに連れて、獲物をとる場所で争いが始まります
鮭が川に戻ってきました 最も豊かな季節の始まりです
鮭の到来は、冬眠の時期が近づいていることを意味します(サイクルが早いなあ








クリス:
あそこに上手に鮭を捕まえているメスがいます
まるまると太った健康そうな子熊を連れています
母親はとった鮭のほとんどを子熊と分け合っています

お腹いっぱいになった子熊が、鮭をとる練習をするために水に入ります
子熊が水中に頭を突っ込んで魚を見ています

母親は次々とメスの鮭を捕まえています
メスの鮭のほうが卵に脂肪がたっぷり含まれているので、栄養価が高いのです

(この辺も全部、星野道夫さんの本で読んだな

独り立ちした最初のオスなのでしょう 周囲の状況に圧倒されている様子です
他の熊との衝突を避けるため、適度な距離を保たなければなりません








水深の深い場所に追いやられた熊は、水に潜って獲物を探します
鮭がくぼみに身を潜めているからです

鮭は長い旅をして、産卵のために川に押し寄せる
上流の産卵場所に向かうには、まず熊の攻撃を避けなければなりません

(日本の熊は木の実などを食べているという記事を読んだ
 “川に鮭がいないせいかもしれない”と書いてあった


初めての子育て



3匹の子熊を連れたメスがやってきました
この時期に3匹無事でいるのは珍しいことです

彼らにとっては他のクマが残した残り物も貴重です
静かな一角を見つけました

あのメスは恐らく今年初めて子どもを産んだのでしょう

この時期はどの熊もなんとか栄養をとろうととにかく必死です
十分な脂肪を蓄えずに冬眠することを本能的に恐れているのです

母親は殺気立っている
新鮮な鮭をたくさんとらなければ 生き延びることはできません

母親は子どもたちを安全な岸辺に留めておきたいのですが、
子どもたちはじっとしていられません

母親は早く鮭をとらなければと焦っています
この親子は川へ来るのが遅れました まもなく鮭はいなくなってしまう
相当頑張らないと厳しいですね

子どもたちが周りにいては思うように狩りはできません
他のクマがやってきて、狩りのチャンスは終わってしまいました

鮭が川を上る数は、場所や時期によって異なります
鮭は満ち潮とともに川を登りますが、潮が来ても鮭がいないこともあります




ナディ親子と再会
クリスは河口付近で熊を観察することにしました






クリス:
あれはもしかしたらナディと子熊たちです
数週間前に見たときはまだ小さかったのに、見違えるように大きくなりました
まるまるとして健康そうです 行動にも成長の跡が見られます

熊の親子にとって、今はとても大切な時期です
子熊が殺されることはよくあることなんです

ナディがあくびをしています 不安な気持ちの表れです
子熊たちもナディの後ろに隠れました オスがナディに近づいてきたからです
オスはナディが強いことを知っているのか、ちょっかいを出しません

ナディが鮭をとりに行くようです
食料を得られる時間は限られています

水中のあらゆる動き、空気中のあらゆる匂いを感じ取ろうとしています
他のクマへの警戒も怠っていません オスは子どもを襲う恐れがあります

(近づくオス 威嚇するナディ強い!!


クリスたちがナディ親子を見るのは、今年はこれが最後かもしれません

熊は通常互いに距離を保って生息しています
しかし「クマの王国」では、多くの熊が同じ場所で共に生きる術を身につけています


最後の日




クリス:
こんなに長く熊と過ごしたのは初めてです
ある意味、熊の隣人でした 日々の様子をじっくり観察できました
そして熊は優しく、複雑な動物だという、あまり知られていない一面も目にしました

初めて見る熊です 他の熊たちと同じですね
鮭はいないかと水の中を見つめています
鮭の季節はもう終わりです

アラスカでは、熊の活動期は短く、まもなく冬眠が始まります
僕たちも帰らないと

言葉が見つかりません
この土地で過ごし、すっかり馴染んでいたので
幸せな時間でした


アラスカの「クマの王国」は、野生の命に溢れた場所でした
この自然の王国がある限り、熊はこれからもその命をつないでいくことでしょう

クリス:また会おう

飛行機が迎えに来る





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しーちゃん(2012~)

2018-11-21 19:04:09 | 日記
写真の整理をしていて、自分を含め、身近な人が映っていないものだけ、
それぞれのカテゴリーの記事にアップする作業が終わった

アート&イベント一覧

・「おでかけスポットリスト」の主に「小さな旅」


そこで、実家で飼っていた愛犬みーちゃんと、今飼っているしーちゃん、
そのお友だちもまとめてアップしようと思い、
ポストカードのカテゴリーの名前を変更して、そこに貼る予定v

みーちゃん(1994~2008)

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「post cards, ad cards & photos」に変更+追加


これまで「フォトチャンネル一覧」や、当時の日記に一部アップしていたけれども、
親が撮った写真をもらったのを集めたらけっこうあった

母の言う通り、最初の毛色と成長するに従って、どんどん変わっていったのが分かる/驚

ずっと2階がしーちゃん部屋だったため、9割方、2階のベランダですw
母が洗濯物を干しているそばにずっといるらしい

小型犬はいろんな可愛い洋服が売ってるから
オシャレ好き&買い物好きな母は、いろいろ買っては着せている

こちらも撮った年がよく分からないから順不同です←雑な性格


来たばかり






まだ子どもの頃だけど、いきなり色が違う 別人?w



































































これが今のところ一番、最近の写真なのだが・・・




父が撮ったのは、テーブルに乗り、
しかも周りがあまりにグチャグチャだから、雑に加工してみました

もともと片付けが苦手な夫婦だけれども、
高齢になるとさらに家の中がカオスになるんだなあ

大丈夫か?といろいろ心配になるが、しーちゃんは元気いっぱい
小型犬は、何歳になっても子どもと同じ顔だから変わらない/驚


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その他のお友だち

2018-11-21 19:03:09 | 日記
写真の整理をしていて、自分を含め、身近な人が映っていないものだけ、
それぞれのカテゴリーの記事にアップする作業が終わった

アート&イベント一覧

・「おでかけスポットリスト」の主に「小さな旅」


そこで、実家で飼っていた愛犬みーちゃんと、今飼っているしーちゃん、
そのお友だちもまとめてアップしようと思い、
ポストカードのカテゴリーの名前を変更して、そこに貼ってみたv

みーちゃん(1994~2008)

しーちゃん(2012~)

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「post cards, ad cards & photos」に変更+追加


みーちゃんが大好きで、毎日、散歩に一緒に来てくれたシロちゃんや、コンちゃん
お散歩で会うたくさんのお友だちも、今はみんな虹の国にいってしまったけれども
こうして写真を見ると、当時のことを思い出して、あたたかい気持ちになる


いつも、隣りの塀から覗いていたシベのベルちゃん
頭をなでられるのが嫌い






お散歩途中にいたノラの猫さん




いつも現像に行く写真館の看板犬 ハナちゃん姉妹
さすがにモデル感が違います



 


Nさんの猫の小さい頃の写真も超可愛い!
撮り方もとっても上手いし

























追。

写真は撮らなかった&ここには載せられなかったけれども
土手近くの家で飼われていた元捨て犬のジョンくん
体が不自由だったプリンちゃん
飼い主のおじいちゃんを引っ張りすぎて転ばせてしまったラブラドールの五郎くん

みんな、みーちゃんと遊んでくれてありがとうううう


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