メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「なぜ女性のリーダーは少ないのか」

2013-02-07 11:37:06 | テレビ・動画配信
スーパープレゼンテーション

去年、予録して全然見れてない番組をちょこちょこと見始めている。
前回書いた日記のつづき。


【シェリル・サンドバーグ「なぜ女性のリーダーは少ないのか」】(10.1 ON AIR)
米ハーバード大卒業後、まだ少人数の会社だったGoogleで手腕を発揮し、
現在フェイスブックCOOというバリバリのキャリアウーマンがスピーチ。

 

シェリル・サンドバーグからの3つのメッセージ
1. Sit at the table. 「テーブルにつきなさい」
ちゃんとテーブルにつかないと出世できません。自分自身に自分の成功に誇りを持つことが必要なんです。

2. Make your partner a real partner.「パートナーを本当のパートナーにする。」
家庭のなかでの仕事こそが、世界でもっとも大変な仕事。そのことは女性でも、男性でも同じ。
夫婦が本当のパートナーとして協力し合うことが必要だ。

3. Don't leave before you leave. Keep your foot on the gas pedal.
「仕事を辞める前に仕事から離れないで。 そして、アクセルを踏み続けて。」


スピーチからの抜粋
世界190か国の元首のうち女性は9人、2002年以降この数字は変わってません。

私は、皆が皆働けばいいとは言っていません。
仕事を続けたい人に向けて3つのことを伝えたいのです。

このスピーチに来る前、幼稚園に娘を預ける時“行かないで”って泣かれて、やっぱり時々、罪悪感を覚えますよね。
女性の場合は犠牲を伴うのが現実なんです。

子どもがいて共働きの場合、妻は夫の2倍家事をしています。育児は3倍しています。
仕事を辞めて、もっと家のことをやるのは妻のほう。
でも、家事や育児こそ大変な仕事だし、重要視すべき。
それは女性が会社にい続けるためにも必要なことです。
同等の収入があり、協力し合う夫婦は、離婚率も半減するというデータもある。

女性は自分の能力を過小評価する。男性は誇張し、女性は職場でも控えめ。
男性の57%が自分の初任給を交渉するのに対して、女性は7%。
いい結果が出せた時も、男性は自賛し、女性は“助けてもらったから”“ラッキーだった”などと謙遜する。
自分自身、自分の成功に誇りを持つことが必要なんです。

(でも、その背景には複雑な社会のベースがある)

1.社会的に男性のほうが成功することを求められているから。
2.出世する男は好かれるけど、出世する女は嫌われるから。

多忙な女性は子どもが欲しいかもと思った瞬間に、育児と仕事を両立させる方法を考え始め、手を挙げるのをやめてしまうのです。
もう出世を望まず、どんどん消極的になっていく。女性は考えすぎてしまいがち。
子どもを家に置いて仕事に行くのは辛いことだから、本当にやりがいのある仕事じゃないとやってられない。
2年前に昇進を誰かに譲ったような仕事じゃダメ。
最後の最後まで投げ出さないで、それで実際産休に入ってから、その後どうしたいかを決めればいいこと。
早まらないでほしい。とくに無意識の決断はいけません。

世界的に国や会社のトップの半数が女性だったら、きっといい世の中になります。
残念ながら、自分の世代には変えられないだろうけれども、
自分の息子には、仕事か家庭かを選ぶ自由を、娘には成功と好感度を両立できる環境を与えたいのです。



【フランク・ウォーレン「50万通の秘密」】(10.8 ON AIR)

 

数十年間、自宅で1人パソ相手に仕事をしてきたフランクさんは、孤独を感じて、ある突飛なアイデアを思いついた。
3000枚のハガキを配って「今まで誰にも言ったことがないあなたの秘密を匿名で書いて送ってください」と。
反響はまたたく間に広がり、自分でハガキを買って送ってくれる人もいて、国内外からどっさり届いた秘密をネットで公開し、
熱心な読者らによってコミュニティーも出来、本もベストセラーとなった。

秘密を書くときのポイント


ちょっと笑ってしまう秘密もあり、感動して泣いてしまう秘密もあった。
なによりシンプルで独創的なアイデアがいい! まさに“みんなを巻き込むアート”。
ここから発展して、「二度と会えない人からの留守電メッセージを投稿する」サイトや、
「拾ったカメラやフィルムの写真を現像、投稿して持ち主を探す」プロジェクトなども出来て感動の連鎖が生まれた。

フランクさんいわく
「ある人が送ってきた秘密で、ふと自分の悲しい記憶を思い出した。
 これまでずっと胸の奥に隠れていて自分でも忘れていたことを、ハガキに書いてポストに出したらスッキリした

この番組のナビゲーターの伊藤さんは「インターネットの大きな特徴は低いコストでいろいろトライできる」ってゆってた。納得。
誰でもアイデアさえあれば、今すぐにでも始められ、皆を巻き込んで楽しく、ココロを癒せて、かつビジネスにもなるってスゴイな!

スピーチからの抜粋
PostSecretは、アクセス数世界一の無広告ブログ。
秘密というのは、人間の脆さや強さを物語ります。
そして皆、実はドラマチックな人生を送っているんです。

eBay
ネット通販やオークションを手がけるアメリカの会社。
これも主婦が家の中のちょっとしたモノを捨てずに売りたいという遊びのアイデアから生まれた。



【イタイ・タルガム「名指揮者から学ぶリーダーシップ」】(1.7 ON AIR)



自らも指揮者であり、その経験や知識から考察した独特な「リーダー論」を名だたる大企業で講義もしているという。
表情も身振りも豊かに、有名な指揮者の映像を交えてスピーチして面白かったv
これは、音楽論でもあり、子育てなどにも応用がきく心理学でもあると思った。

この番組のナビゲーターの伊藤さんいわく
「国や企業やコミュニティーも中央管理型からボトムアップの指揮者が必要」

スピーチからの抜粋

(楽しんで指揮をしている彼の映像を)企業のお偉いさんに見せると困惑する。

“仕事を楽しむなんておかしい”って!

でも指揮者は、皆と喜びを分かちあい、それは決して個人的な喜びではなく
皆の“物語”が同時に聞こえるという喜びなんです。
オーケストラと観客それぞれの集団としての物語があり、また、そこにいる個々人の物語もある。
隠された物語もある。例えば、コンサートホールを建てた人たちや、美しい楽器を作った人たちの物語。
それらが重なり合う、それが生演奏の醍醐味です。わざわざ家から出て、足を運ぶ価値がある。

威圧的な指揮者であるムーティいわく「私はモーツァルトに対して責任がある」
演奏者らは「もうあなたにはついていけません。辞任してください。一方的に使われるだけでは私たちは成長できません」と言った。

(別の指揮者は)30歳ぐらいの時「指揮者の10か条」を作ったんです。
第1条 コンサートで汗をかくのはダメな証拠だ。
第4条 トロンボーン奏者を見るな。調子に乗るから/爆
つまり、干渉しないのが一番だという考え方なのです。

別の指揮者は、自分が書いた楽曲なのに譜面をわざとめくる。
これは“楽譜通りにやれ”というメッセージなのでは?
自己主張を控え、楽譜に忠実に演奏する、それだけ。
解釈するなという、これもまたある種の支配です。

カラヤンは、ベルリン・フィルだって分かりづらいw
カラヤンいわく「一番いけないのは、オーケストラに明確な指示を与えることだ。
なぜなら、お互いの音を聴くという大切なことを妨げてしまうから」
(分かりづらい指揮をして)「マエストロ、一体私はいつ吹けばいいんですか?」と聞かれて、
「我慢できなくなった時さ」と言ったとかw
つまり、演奏者には何の権限もないのです。カラヤンの頭の中の音楽を想像しないといけない。
指示なしで察しろとはすごいプレッシャー。これは精神的なとても強い支配です。

一方、クライバーの身振りは“ジミヘンみたいに楽器をぶっ壊せ”ではなく、
“あなたたちが自由に解釈できる余白を残したよ”って意味です。

ジェットコースターみたいなもので、勢いがあるから落っこちたりしない。
それがパートナーである証。指示がなくても、自分で考えて何をするか分かっている。
自分が今乗っているコースターの建設に参加するわけですよ。とても刺激的です。
でも、これが音楽のベストな作り方。

ヤル気やパワーを与えるだけが指揮者の仕事ではない。
必要に応じて指揮します。でも、それだけで皆ついてくる?
威圧的ではなく、指示もせず、ソリストの演奏を楽しんでいます。
そして、これはいい意味での誘導でもあります。

上を見る仕草、あれは解放を意味します。
彼は、皆が自分なりの表現をできるような空気を作ってくれます。
だからオーボエ奏者も自由に楽しく自信を持って演奏できる。

クライバーの場合、支配する側と、される側という関係性ではなく、
皆が共同で最高の音楽を作るというわけです。
もはや立場が逆転し、演奏者が語り手となって、その時そこにいる皆がその物語に聞き入る。

バーンスタインがそれを可能にします。“動かずに、動かす”ことができるように。
私の友人が“好きなものこそ独り占めするな”というので、最後にこちらを紹介します。


まったく動かず、恍惚とした表情は、演奏を心から楽しんでいる様子。

コメント

『わたしの家族はどこかへん?機能不全家族で育つ・暮らす』

2013-02-06 15:20:23 | 
10代のセルフケア『わたしの家族はどこかへん?機能不全家族で育つ・暮らす』(大月書店)
レイモンド・M.ジャミオロスキー/著

10代のセルフケア3『共依存かもしれない』を読んで、同シリーズで関連がある今作も借りてみた。

【内容抜粋メモ】
また長くなりました/謝

家族に基本的に必要なこと byアブラハム・マズロー(心理学者)
生存(生きること)
安全と安心
愛情と帰属感(家族の一員であるという落ち着いた気持ち
自尊心
成長
自立して生活するためのスキルを身につけること

家族の一員であるということは、家族全員の必要が満たされるように協力しあうということ。
活動的、互いに助言し、勇気づけ、行動に責任をとり、問題を解決する。

機能不全家族は、結びつきが強くなる傾向があり、互いを縛りあう。
一人ひとりがいろいろな役割を持っている=加害者、被害者、共依存
共依存者は、事態を改善しようとするが、実際には機能不全を継続させる役割をはたしてしまう。

【生存】
食べもの、水、家、衣服、健康面のケア。
問題は、経済的に困っていなくても、生存に必要なものを意図的に無視する家庭。
ケンカの後に子どもを家から締め出す行為も法律をおかしている。ネグレクト(遺棄)

【安全と安心】
何かを達成したからでなく、ありのままの自分が受け入れられ、ありのままの自分に価値があると感じる必要がある。
家族の愛は無条件であるべき。
機能している家族では、何か間違っても家族からのけ者にされたと感じることはない。
子どもは親を手本にして愛することを学ぶ。愛されていると感じれば、他人を愛することができるようになる

【自尊心】
自尊心とは、自分は何かが出来ると思えること。自分には価値がある、責任がとれると感じられること。
人生で達成する大切な事柄のほとんどは、自信と決意があるから可能になる。自尊心がそれを後押しする。
自尊心は驕り、自己中心、自惚れとは違う。他人も同じように価値があると知っているため、
みんなと違う意見であっても、それが正しいと思うなら、勇気をもって信念を通すことができる。

【成長】
成長とは変化すること。

家族の2つの大きな責任とは
1.さまざまな感情を表現すること
2.ほかの家族の言葉に耳をかたむけること。
家族間のコミュニケーションは、成長するうえで不可欠。

【自立して生活するためのスキルを身につけること】
親の大きな責任の1つ。
子どものためにやりすぎてしまうのは、自分で学習する機会を奪う。
「完全主義」も成長の芽を摘み取ってしまう。結果、子どもを精神的に支配する。
完全主義の親の子は、完璧にやれないなら最初からやらないほうがマシだと、なんでも諦めがちになる。
人間は、子ども時代に困難なことやなにかを失う体験をしながら、それに対処する方法も見つけていく。


機能不全家族は、健全なメンバがいるゆえに団結する。一人も機能的な人がいなければバラバラになる。
完全に機能している家族というのもない。
子どもは10代半ばで急速に情緒的な変化と成長をするので、親は理解に苦しむ。
親が心理的に未発達なために必要なものを与えられない。

家族が機能しているかどうか判断する手段
互いに協力し、コミュニケーションと図り、思いやりを持ちあっているか。


――――――――機能不全家族のタイプ――――――――
1.情緒的な虐待
感情を意図的に傷つける言葉や行動をとること自尊心が育たない。問題解決力が身につかない。

2.ネグレクト(遺棄)

3.過保護
痛みや悲しみをいつもガードしていると、独立心、責任力、決断力が鍛えられない。

4.性的虐待

5.完全主義
期待に応えられないと家族の一員ではないと思い、帰属感もなくす。

6.薬物依存症

7.宗教や政治的狂信

8.ワーカホリック
子どもは最優先でなくてはならない。一緒に過ごす時間がないと、子どもは置き去りにされた気分になる。

9.精神的な疾患のある親
10.身体的虐待
11.きょうだいに障害がある子がいる場合
12.ギャンブルにのめりこむ

機能不全の程度は「少し調整が必要」「不健全な状態」「非常に危険な状態」まで幅がある。
治すには家族が一緒に取り組む必要がある。
家族に自分の気持ちを伝え、関心を向けてほしいと知らせることは、問題解決の第一歩になる
困難をうまく生き延び、健全で、生産的で、バランスのとれた大人になるという希望を捨てないこと。

――――――――――――――――――――――――――――――――

【情緒的な虐待】
どんなひどい言い方をされても傷つかないどころか、まったくその通りだと思う。
自分はなまけ者で、わがままで、馬鹿なのだと信じ込んでしまう。
情緒的に成長するには励ましが必要。自身を信じられなかったら、なかなか希望は持てない。
自分を信じることは、誰かがあなたを信じることから始まる。
「だらしない」などと言われ続けると、子どもは親の期待通りになるもの。
アメリカでは15~24歳の死因の3位は自殺。共通点は「希望のなさ」。

成功を体験する
自分の才能は何か考えてみる。なんでもよい。参加し、関わることで人の輪が広がり、励ましも得られる。

自尊心の低い人は、人を馬鹿にしたり、見下したりする。
周囲の人を惨めにすることに小さな喜びを感じる。

否定的な考えの人を避ける
情緒的な虐待を受けた人は同じような友だちを求めるが、健全な自尊心を持つ人たちと多くの時間を過ごすこと。

希望を捨てない
どんなに悲観的な状況に見えても、物事は好転させられる。
自分が今持っているものに感謝することから始める。


【ネグレクト】
泣き続ける赤ちゃんに「うるさい!」と怒鳴る父(ウチと同じだ)、病気になっても医者に連れていかない、など。
加害者を非難するのはけっして助けにならず、家族の絆は固くならない。
加害者が尊敬している人、カウンセラーなど外部に助けを得ること。


【過保護】
母の必要とすることが夫によって満たされていない場合、だれかと気持ちがつながっていたいため子どもに向く
母が子を利用して、自分の成長、愛情、帰属感を満たしているため健全とはいえず、子どもの情緒的な成長が止まっている。
習い事は一人ぼっちに直面せずに済んだ友だち関係を作れなくなる。
子どもは生まれた瞬間から家を離れる準備をしていく。
困難な状況を避けることではなく、その中でなんとか頑張ることで対処することを学ぶ。

そのままのほうが楽。「もうかばうのを止めて」と親に言うのは勇気がいるが自立には必要。
完全に親を切り離すのではく、少しずつ自分で問題に責任を持つようにする。
次のステップは、情緒的に支配してきた親に話をすること。冷静に自信をもって話す。
話すコツは、自分の感情と必要性に焦点を当てること。
自分の気持ちをだれかに話すことは問題に対処する助けになる。「悪い」感情について話すのは健全。
若い人たちは、親よりも仲間同士でいたいと思うのが普通だということを覚えておく。
信頼できる同年代の友人をつくる。


【性的虐待】
子どもは本来、大人を信じるもの。性的虐待は家族の中でのもっとも重大な「信用の乱用」
性的虐待は、家族のコミュニケーションをすっかり閉じてしまう。
加害者に怒鳴れない代わりに、信用できる友人にわけの分からない怒りをぶつけてしまうことがある。

よくある誤解
大人の男性に性的虐待を受けた少年は、「異性愛者から同性愛者に変わる」と恐れるがそれは間違い
少年を虐待する男たちの多くは、実は「異性愛者」であり、自分のパワーとコントロール力を誇示している。
普段は、自身が無力でコントロールされていると感じていて、その怒りを弱い者にぶつけている。

人の精神は、あまりに困難なもの、辛くて向き合いたくないものには、無視することで自分を守ろうとする。
なにが起こっているのか、あえて知ろうとしない。
性的虐待に詳しい専門科など強くて有能な大人の助けが必要。
自分の体と人生のコントロールを握っているのは自分と思えるようになるために、自己へのイメージ、自尊心を育て直す必要がある。


【完全主義】
ほかですべてAの成績をとっても、1つだけBだっただけで責められるなど。
自分の主張を曲げて、教師の好みに合わせるようになる。

動機づけ
能力のある子どもが頑張るにはいろいろな動機がある。
・親を喜ばせるため
・罰を逃れるため
・好きな教師を喜ばせるため
・人の期待とは無関係に自分で満足したいから など

学校で頑張っている小学生の大半は親を喜ばせるためにそうしている。
情緒的に健全な子どもは、親の承認と励ましを嬉しく思うが、成功のための動機づけをそれだけに頼らない。

問題の根っこはコミュニケーションのなさにある。
多くの若者は、親の承認・不承認を無視する自立に必要なスキルを発達させるための健全な欲求。
教師が尊敬できないとその科目を捨てるのはきわめて短絡的。判断力のある学生は、自身のために勉強する。
本当に自分が成功するためには、その源泉は自身でなくてはならない。
自分を励ますやり方を考え直すことが必要。他人のために頑張るのでなく、自分の中に動機づけする。
自分が頑張るのは親の評価のためではなく、自分のためだと気づくこと。


【薬物依存症】
アルコール、処方薬、違法薬物。自殺者の2割はアルコール依存症者。
アメリカでは、660万人の子どもがアルコール依存症の親と住んでいると推定される。
ブラックアウト(飲酒で記憶をなくすこと)家族を気にかけず、無関心となる。
アルコール依存症は病気。断酒は可能だが、再び普通に飲酒はできない/驚
回復中のアルコール依存症者と呼び、一生その状態。

子どもは、「自分がきちんとすれば親は飲酒をやめるだろう」と思い込むが間違い
また、「遺伝だけが理由」というのも違う。飲むかどうかの選択肢は自分にある。
AA(アルコホリクス・アノニマス)などの自助グループに参加するなどの方法がある。

薬物依存症者もまた、一生依存症者のまま。
NA(ナルコティクス・アノニマス)=違法薬物乱用者の自助グループに参加する。

体質、環境、遺伝、アルコールや薬物がもつ習慣性、社会など、
人が依存症におちいるプロセスはじつに複雑なため、外部の援助が必要。

共依存
共依存とは、ある行為をやめさせると、本人とその人との関係が壊れるかもしれないという恐れのために
不健全な行為をそのままにして、結果的に行為を続けるのを助ける人のこと。

メロディ・ビーティによる定義
「もしだれかの誤った行為が、あなたの人生に影響を及ぼしていて、
 あなたがその人のしている悪いことをコントロールしなくてはならないと感じるなら、
 あなたは共依存です」

共依存者は、その人のストレスを緩和しようとし、サポートしようとする善意の人たち。
問題を認めない態度をやめ、自身、愛する人への不満を認める。

相手の問題的な行為を助長すること=イネイブリング
イネイブリングをしているうちに自らも健康を害したり、人との付き合い、夢、希望が隅へと押しやられる。

薬物問題が、家族の他の問題の現れであることがよくある。
家族セラピーは家族をまとめる助けとなる。


【宗教や政治的狂信】
カルトとは
疑問を差し挟むことなく服従することを要求するグループ。KKK(白人至上主義)やネオナチなど。
人は意外とカンタンにカルトにひきこまれる。
加わる時に、違法か、道徳的にゾッとするような行為をさせられ、それを明かされるのを恐れて抜け出せなくなる。
こうあるべきという強い大義がなにより大事で、そのためには家族をなおざりにしても構わなくなる。

校長、教師、警察署長、公務員、政治家、学者、医者の子どもたちは、自分がいつも見られていると感じている
親が団体のリーダーの場合は、自分の仕事が子どもの行動によっても評価されていると感じるため。
親が宗教や政治的狂信になると、子どもにもその考えを押しつけようとする機能不全を受け継いでしまう。
子どもは親の仕事の成功(不成功)に責任はないと知ることは大切。

自分のものでなく、だれかの夢や期待に応えることは、成長とは逆。
強要に従うプレッシャーは、若者を反発させる。

従順と反抗は表裏一体
どちらも成長を妨げる。本当の成長は自身を知ること、自分が誇れるような選択肢を選ぶことから起こる。
従順は自由選択でなされたもの、恐れからでないかぎりは、1つの方法。そうでない場合は、組織を拒否すること。
難しいなら、親の規制を緩め、同時にその指導力を否定しないよう外部の助けを得る。
親によって強要された儀礼的行動は、自分のせいではないことを知るには数年がかりになる可能性が高い。
本当の自分を知るのは困難なプロセスとなる。


【ワーカホリックな親】
親が家庭ではなく職場に帰属している
仕事中毒は、仕事にのめりこみ、仕事がもたらしてくれる報酬に依存している。
ギャンブラーがギャンブルにのめりこむのと同じ。

人はどこかに帰属することが必要。家庭に帰属できず、自分に価値を感じられないと、ほかの場所に求める。
若くしてセックスする望まない妊娠、性病のリスクを負いやすい。

秘密を生むグループへの忠誠が強くなり、周りから孤立する。
貧しい家庭より、金持ちの子のほうが自殺を考えることが多い
未遂で救われた子らは「とにかく一人でいることが耐えられなかった」と話す。

仕事中毒者の子は、早くして「燃え尽き」を経験する。
親が賢明に働くのを見て、人生にそれほどの希望がないと思ってしまう。

親がワーカホリックの家庭は、互いをよく知らない。
皆が足元で起こっていることを無視することで対処している。
支援と同時に、新たな制限も設けられるかもしれないことを承知する。問題に一緒に立ち向かうには、妥協も必要。
しかし、ワーカホリックな親は状況を変えていくための提案を受け入れるのがもっとも苦手でもある。

周りの大人に話すことで自分の考えが整理される。
はじめに親と話すと、整理されてないから「大げさだ」ととりあってくれないかもしれない。
家族は近すぎて、冷静に受け止めるのが難しい。
親にきちんと話を聞いてもらい、理解してもらうと、問題解決と思うかもしれないが、これは第一歩。

健全なグループに参加する
いろんなタイプの人がいても、一緒に何かを達成しようとすることは、自尊心を育てるのに役立つ。

師を探す
完璧な人である必要はない。人を理解し、思いやりがあり、常識のある人であること。

自分で目標を設定する
小さなこと、短期間からはじめて広げていく。
目標を達成できなくても自分を責めず、もっと楽な目標に切り替えて取り組む。

親とずっと話しつづける
自分の夢や希望、やっていることなどを伝え、気持ちをわかちあう。親の人生もまた変わっていく。


【精神疾患】
うつ、双極性障害(躁うつ病)、不安障害、統合失調症、依存的行動など

状況的うつ
愛する人との死別などで起こる。治療できる。

大うつ病
深い悲しみや寂しさを抱えている。抗うつ剤、カウンセリングなどでの治療が必要。

双極性
うつより治療が難しいといわれる。

不安障害
パニック発作:これといった理由なしに起こる強烈なそわそわ感、恐れ、緊張感。処方薬が有効。

恐怖症
蜘蛛、狭い場所、自分の家を離れるなど、ある状況やモノを非現実的に、異常に恐がる。
カウンセラーや心理士が、恐れがどこから出ているのかを理解する手助けをしてくれる。
恐れの対象に直面しながら、リラックスする方法を学ぶ

強迫神経障害
どうしても頭から離れない、繰り返し起こる強迫観念。

統合失調症
思考と現実の区別ができなくなるような思考障害。誇大妄想など。

依存的行動
ドラッグ、アルコール、タバコ、ギャンブル、食べものなどに依存する行動。
治療のカギは、本人がそれをやめることを強く望むこと。

精神的疾患を治療しないのも機能不全家族を生む原因。
治療を始めるのが早いほど、家族が健全に機能するきっかけを早くつかめる。


【身体的虐待】
あざ、みみずばれ、やけど、切り傷、骨折は、理由に問わず身体的虐待の結果。
加害者への恨みをためた人は、相手をイラつかせるために、まずい選択をするもの。
本来は親だけが持つべき権力と影響力をきょうだいが行使している場合、
家族の主たるパワーをコントロールし、バランスをとらなくてはならない。
最初のステップは、親に「きょうだいの暴力や強制を止めてもらうよう説得してほしい」と言うこと。
両親は、きょうだいそれぞれの良さと能力を認める必要がある。

身体的虐待は、生意気なことを言って頬をぴしゃりと叩かれるといった範囲ではなく、傷を負わせることを指す。
防ぐ手立てがないなら、家を離れなければならない。
虐待は、繰り返されるほど、だんだん酷くなってゆく。


【きょうだいに障害がある子がいる場合】
障害者のいる家庭の多くは、とてもよく機能して家族全員のニーズを満たしている。

障害のあるきょうだいがいる子は、自分の怒りを出すのが困難な状態にある。
家族のだれかに腹をたてているとしたら、それがなぜかちゃんと知ることが大切。

怒りはゆっくりとたまっていくもの。何が問題か分からずに、人に皮肉、批判、敵意をもって接しているのに気づくことがある。
怒りを感じた直前に何が起こったか? 記憶を掘り起こしてみると、相手とは関係ないことに気づく。

怒りの対象が変えられない場合は、状況を受け入れる。
ダウン症のきょうだいは変えられなくても、両親は変わりうることを理解する必要がある。
状況をはっきりと伝えること。

障がい児の親は、子どもになんらかの埋め合わせをしようとして、いろいろな活動に熱中してしまうことがよくある。
障がい児を持つ両親にとって、活動の努力に対する表彰や感謝は救いとなる。
子どもが障害をおうことは防ぎようがない。
カギは、彼らをありのままに受け止め、感謝すること。

障がい児に普通の生活をさせてやりたいと望むものだが、障害のみにとらわれると家族全員の成長を忘れてしまう。
親は障がい児にかかりきりになっているので、あなたの気持ちに気づいていない可能性が大きい。
親が罪悪感、怒り、恨みを抱えているとコミュニケーションは難しい。親の言い分も聴く。
最初のステップは、自分が何を必要としているかを知ること。
どうやったら公正に両方のニーズを満たすことができるか考える。

自分に人に正直になること。
親が障害のあるきょうだいに時間とお金と愛情をつぎこむことの責任は、きょうだい本人にはないと理解すること。


【ギャンブルにのめりこむ親】
心理士の定義
「強迫観念とは、ある特定のテーマ(死、暴力、スポーツ、セックスなど)にしつこくとらわれ、頭からそのことを追い出せないこと」

強迫的というのは、自分ではコントロールできずに繰り返す行為のこと。例:何度も手を洗う など
強迫的ギャンブルは依存症(アディクション)。効果的治療場所としてGA(ギャンブラーズ・アノニマス)がある。
危険をはらむビジネス投資、株の購入など、すばやく金持ちになるための手段は、みなギャンブルといえる。
大きな問題の1つは、家計を脅かしていること。


――――――――まとめ――――――――

一人親
アメリカでは毎年、未婚女性が100万人以上の子ども産んでいる。
一人親だからといって、機能不全家族になるというわけではない。
しかし、未婚の親は情緒的なサポートを得る機会が少なく、また、婚外出産に偏見をもつ人も多い。
一人親の中には、金銭的な貧しさに圧倒的プレッシャーを感じている人、援助を受けるのが恥ずかしいと思う人がいる。
親は子どもに情緒的なサポートを求めてはならない。一方的に与えるだけになるのは親にとっても苦しい。

親の死
親が亡くなったからといって、家庭が機能不全になるとはかぎらない。
コミュニケーションが途切れると、辛い状況から薬物などにのめりこむ人が出る。
親戚の人などに一緒に過ごしてもらい、家庭内のやりくりを手伝ってもらうとよい。
感情を無視すると、喪失による悲しみを長引かせるだけ。
辛い感情を乗り越えるには、泣くことは健全な方法
亡くなった人を思い出す記念日などは過去に焦点をあてることになる新たな記念日やお祝いに目を向ける。

離婚
アメリカの子どもの65%が離婚家庭で暮らしている。
死別と同じような罠におちいる傾向がある=自身の感情を無視して、なんでもないフリをする。

継親
子どもは、生まれた時は宇宙の中心。親は子どもの欲求を満たすために自分を脇に置く。
一人親のパートナーが後から入ると、子どもは嫉妬を感じる。
おとぎ話などにイジワルな継母が登場するというイメージは、
子どもが「親は自分以外のだれかを必要としている」と認めるより「新しい親は悪い人だから嫌いだ」とするほうが簡単だから。

逆に、その人が加われば家族の問題すべて解決すると思い込むのも継母(父)の神話。
失望し、新たな親を恨むことになる。
みんなが正直になって、コミュニケーションをとることがカギ。


――――――――家族の問題にどう対処するか――――――――
家族が機能するのに、自分もその責任の一端をになっていると自覚する。

家族は変化に抵抗する
多くの大人は一人で生きるのは恐くて、たとえ酷い状況でもそこで生きることを選ぶ。
それ以外の生活が想像できないため暴力を甘んじて受ける。
「知らない悪魔より、知っている悪魔のほうがまし」
未知なものへの不安を抱き、これまでの習慣を変えようとしない。

自尊心が破壊されるため、決断や実行を起こせなくさせている。生活を変えたり、選ぶことにも自信が持てない
やりとりし合う言動は嫌いでも、互いに愛し合っているために、変化に反発する。
誰かを愛していることと、その人がとる行動を切り分けるのは難しい。

機能不全家族が変化を嫌う最後の理由は、プライド
「回復への第一歩は、助けが必要なことを認めること」
家族の変化は、2歩前進して1歩下がることをよく繰り返し、正しい方向に進む。忍耐が必要。

生まれた家庭には問題があるけれど、いつかは幸せで充実した人生をおくるという希望を持ち続けること。
機能不全を知りつつ、同じミスを繰り返さないようにする。
自分にはなにが満たされていないかを考えてみる。

ほかの人と同じゴールに向かって取り組めば、なしとげる体験が得られる。
まずは、自分が何をしたいのか考えてみる。目標を定める。
他の人を助けるのも1つの方法。老人、障害者、子どもを相手にしたボランティア。
人を助けることで、自分を認められるようになる。
地域でもっとも重要な資源は、自分自身。

自分に対する気分がよくなる=自尊心が育ちつつあるということ
責任感を養う最初のステップは、親に自分が今どう感じているか率直に話すこと。

将来築く家族も同じように機能不全になるのではないかとう不安をもつ。
=あなたの人生は、あなたのもの。


――――――――監訳者あとがきメモ――――――――
子ども時代に負ったトラウマ(心の傷)は、大人になってからの人生に大きな影響をもたらすと考えられている。

完全な家族、完全な社会というのも存在しない。
大切なのは、何か問題があっても、その問題に支配されないで生きること。
問題の影響を最小限に食い止めるためになんらかの方法をとること。

「生きにくさの病」
Disease=Dis(否定)+ease(たやすく)
つまり、生きることが簡単でない、生きにくいの意。

子どもは、どんな家庭でも、そこに適応して生きざるをえない。
自己主張を控え、辛くても我慢する、本当の自分を隠して、無視して生きることが存在を守る方法だった。
でも、大人になったら、その「楯」は、機能しないばかりか、楯ゆえに自分を傷つける。
古い楯は、自分の身を守ってはくれない。
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『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』(2012年10月-12月)

2013-02-05 21:51:44 | ドラマ
『マメシバ一郎 フーテンの芝二郎』(2012年10月-12月)
出演:
芝二郎(佐藤二朗)
真田まち子(南沢奈央)
仁政一成(野間口徹)
椎名ノゾミ(さいとうみき)
芝鞠子(藤田弓子)
芝富子(角替和枝)
芝重男(志賀廣太郎)
財部陽介(高橋洋)
市村景虎(高橋直純)
権藤茂(ダンカン)


ドラマ『マメシバ一郎』の続編。

▼1話「人生の試練は大体、突然訪れるのだ」
あの立派な芝家が急に売りに出されて、叔母が持つアパートに引っ越すことになった二郎。
また母のミッションなのか ふてくされた二郎が向かった公園は、まさにそのアパートの前だったw
角部屋で、新しいいい部屋じゃん。どこだろう???

「人生とは難しいもので、大抵自分が思っている方向とは逆方向へ進んでいきます」

今日の格言コーナー by芝重男
「戦わずに逃げようとすればするほど戦わざるを得ない」


▼2話「僕より不幸な誰かを、いつも感じていたいのだ」
ネットの精神年齢鑑定で12歳と出た二郎w
トイレを失敗したことのない一郎ちゃんが、引越した途端、トイレを忘れて“インモラル犬”に変身
バイト先のペットショップでしつけ教室の講師をするまち子に間接的に聞くと、
「柴は神経質だから環境が変わるとしつけを忘れたり、病気になったりもする」という
「トイレとベッドを離すといいですよ」というアドバイスを試すと成功v
借金取りの権藤(ダンカン)がやって来て、母の借金500万円の連帯保証人が二郎になっているという/驚
近くの公園でわんこ友だちカーネル君も登場



今日の格言
「できない理由を探すより、できる方法を考えたほうが楽しい」


▼3話「人生の困難は、なかった事にしておきたいのだ」
こんどは二郎がいない間の一郎ちゃんのムダ吠え
まち子さんいわく「犬は群れる動物だから1人だと不安になって吠える」
コツはあくまで「さり気なく別れること」
この作戦は失敗し、NO施錠でいったん解決かと思いきや、権藤が勝手に入ってしつけていた!
「恐れは、恐れる気持ちの中にしかない」なんていいこともゆってたけど。
二郎は炎出まくりな「しつけブログ」を始め、日記もつけ始める。
次回予告は、登場人物らがつとめるのも楽しいv



「何事もやることが大事。やってみなければ後で後悔する。
 だからまずやることだ。この殺し文句で皆がしゃにむになるようです。
 でも、ボクは“やりもしないが後悔もしない”というステキな選択肢が転がっているような気が今でもしています」

今日の格言
「自分に自信がないのが普通。そう思っとけば、少しラク」


▼4話「家長が家庭のリーダーとは限らないのだ」
このシリーズは、わんこのしつけ教室編でもある。勉強になるなあ!
マテはしつけの基本」権藤にはマテるのに、二郎にはマテなくなってしまった一郎ちゃんw
“パーフェクツ犬”を目指して、録画した動画を見て、目を見れば家長と認めてくれると分かる。
母から手紙が届き、今はメキシコでヒッチハイクをしていて、もっとお金を送って欲しいとゆってくる。

「なにかを守るつもりでいても、そのなにかが“守られる”気がさらさらなければ
 守ってあげられないってことなんですね。僕は守られ慣れていたので、その辺はカルチャーショックです」

今日の格言
「守られ慣れた人は、守られている事に無自覚である」



▼5話「長年育んだ信頼関係なんて、5秒で壊れるのだ」
いつも同じところばかり磨いているだけで給料くれるのかな
今度の課題は「お手」、ではなくお散歩の基本。リードは短めにもって、左足側につかせる。
そして、NOとYESの極端なメリハリw
炎の動画にカネゴン(金貸しの権藤)ごとアップして、それを見たまち子に異変が。
「この人は、犯罪者です」ってカキコミも。。

「今日、べーちゃんに言われました。僕は周りにぶら下がって生きているのだから、黙って有難がっていろと。
 そうとは思っていましたが、改めて言われると俄然、反駁したくなります。
 周りにブラ下がったままでは、本当の信頼関係は作れないのですね」

今日の格言
「信頼関係は、薄氷の上に置いてある」



▼6話「本当に賢い奴は、本能的だったりするのだ」
急にカリカリを食べなくなった一郎。病気でもなく、カネゴンが余計なおやつをあげてるわけでもなく。
店長は「冬は皮下脂肪をつけるために食べるけど、夏は食べなくなります」とはいえ・・・?
まち子は「知らない人が出入りするストレスじゃないか」という。もしや2人は知り合い?
このペットショップ、ほかにも店員がこんなにいるんだ/驚 儲かってる人気店なのか?!
カーくんの飼い主といつも同じ悩みだから「一心同体な気がしてきた」て

「思いがうまく伝わらないのは、思いが足りないからではなく、
 思った分報われたいと願っていたからなんですね」

今日の格言
「自分が報われたい為に与える思いは、人に伝わらない」



▼7話「横から目線でいい人ぶっても、効かない関係もあるのだ」
こんどは「噛みぐせ」。このドラマ、しつけの出来ない飼い主みんなに見て欲しいな。
犬が噛むのは愛情表現の1つ。1頭飼いだとなかなか噛みぐせは直らない。
そこで天罰ならぬ、人罰作戦で見事一郎ちゃんは噛みぐせを克服する。
カネゴンは警察官なのか!?

「自分にとって何が大切かは、自分が何を我慢できるかで分かるんですね。
 一郎に噛まれるのは我慢なりませんが、諦めて放っておくという選択肢は最初からなかったような気がします」

今日の格言
「2位じゃだめなんですか」と思ってると、犬は家具を噛む。



▼8話「褒めるのが下手な人は、褒められても伸びないのだ」
せっかくパーフェクツ犬になったと思って帰ってみたら、家中がゴミだらけ
理由は、「褒めたらつけあがるだけ」と思って、「NO」ばかりゆっていたから。
犬は一生懸命ヒトの言うことを聞こうとしているのに、正しい事をしても褒められなければ混乱してしまう。

「人間には2種類います。褒める人と褒められる人。
 それは一生変わらないんだと思っていました。
 誰かを褒めることはけっこうクセになるんですね」

今日の格言
「人も犬も褒められて伸びる。必要とされてると思えるから」


▼9話「自己責任とか言われると、とっても萎えるのだ」
今度はシャンプー問題。わんこはみんなイヤがるもんねぇ
しかもプロに頼めば1回5000円て!驚



正しいシャンプーのしかた
1.ブラッシング
2.シャワーはお尻からヘッドを体につけるようにあてる
3.体が毛で覆われている分、皮膚はデリケートなので、地肌ではなく、毛そのものを洗う感じ
二郎さん、積極的にしつけ教室に参加して、質問とかしてるし/爆

母から手紙がきて、借金取りのやり方は違法だから、弱みを握ってなんとかしてくれと言われる二郎。

カーくんの飼い主さんのセリフ、一理あると思ってしまった。
「人生は厳しくなければいけないなんて誰が言い出したんですかね。
 厳しいってことにしとくことで、裏で誰かが得してるんじゃないんですか。
 厳しい世の中だからって我慢させた分、潤ってる人がいるんですよ。国とか。
 そんな神話めいたものに振り回されてホイホイ身を粉にしてたらもちませんよ。
 人生は“なり”でいい。“なるようになる”ってことです」

「人生は“なり”で生きていればラクなので、そうやってブラ下がって生きてきました。
 何も起こらない人生は、平和で自由で余裕があると思っていました。
 人は変わらないし、変わる必要もない。成長なんてまやかしで、単なる自己満足だと思っていました。
 僕は今変わらざるを得なくなっています」

今日の格言
「こんな自分に誰がしたと思いたいが、こんな自分は、自分のせいだ」


▼10話「やりがいは、無くてもあることにしておくのがセオリーなのだ」
叔父さんの出番は、「前回までのあらすじ紹介」のみになってるw
知らない間に一郎ちゃんがネットオークションに出されていて、
先が短い母親のために50万円で購入したお客が、「わんこが届かない」と怒って二郎を警察に出そうとする。
今回は、二郎がお客の母のために作った動画で泣きそうになった

「犬はロープが好きである。リードはそんなに好きではない。
 リードは主従。ロープは対等。引っ張りっこは存在証明。
 ご主人様と一緒にいる感じ。ご主人様は僕を相棒と呼ぶ。だから僕もご主人様を相棒と呼ぶ。
 ロープは絆。僕が引っ張ったその力は、僕がいなくなってもずっと、ご主人様が覚えていてくれる」

「人は一番自分みたいなものを恐れているのかもしれません。
 裏切る人は裏切られることを恐れる、見下す人は見下されるのを恐れる。
 そうやって自分から人間関係をギクシャクさせている。
 僕は、僕から逃げないと決めました」

今日の格言
「人生がくだるか、くだらないかは、自分の物差しで、はかるべきである」



▼11話「自分が正しいと思った時から、すべての間違いが始まるのだ」
鞠子さんの出番なんて終わる寸前のみだもんね
カーくんとお客さんは夫婦で「占有屋」。不法侵入して住んで料金を騙し取る?そんな商売ほんとうにあるのか
黒いフレブルが飼えなくなって返してきた女子高生は「マジバナ」。
両親がケンカばかりだからムリだというので、唯一の友だち一郎と住むことに。

「思えば僕は今まで何を恐れて生きてきたのでしょう。
 世間に出ることなのか、人と接することなのか、仕事をするということなのか。
 僕がやってきたただ一つの努力とは、それらから全速力で逃げることだけでした。
 僕はもう逃げるのはよそうかと思います」

今日の格言
「人生から逃げ切れると思っているうちは、その人生は、始まっていない」

うん。わたしの人生も10代あたりから止まったままなんだよなぁ。。
何が始まりなのかも分からないんだ。


▼12話(最終話)「そして、みんないなくなっても、僕は僕なのだ」
カネゴンとまち子は5年ぶりに再会。でも筆談
そしてついに鞠子が帰ってくる。

今日の格言
「誰かの手のひらの中だとしても、そこがあなたの舞台です」


さて。劇場版は2月9日公開。舞台挨拶もあるらしいぞよ。
(このドラマシリーズを見た人は、もれなく二郎さんのセリフが伝染します・・・



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拘束感

2013-02-05 21:51:43 | 日記
今日はカウンセリングの日。
前回とのつながりと、ちょうど読み終わった機能不全家族の本について話した。
感情の上手な出し方を訓練することが必要なのかも(負の感情をためない


■LABIでICレコーダー購入
ついに旧パソさんが立ち上がらなくなって、リカバリーを試みるも失敗・・・
よって、リバオさんの曲の出し入れが不可能となったためICレコーダーってやつを試しに買ってみた。
「panasonic RR-XR820」
・WINDOWS MEDIA PLAYER に曲名が出れば、画面にも表示されるが一部出ないものもある。
・単4電池交換、USBをパソにさして充電
・カバーをつければ雑音がシャットアウト
・プレイヤーのほうが聴くにはキレイ(8GB、2GBの違いに注意。ICレコーダーと併用する?
・高いイヤホンだとまた違う
・8GBの大容量(リバオは514MB

来店時にケータイのバーコードをかざすとルーレットが回って
表示された分だけポイントが加算するってシステムを利用してきた。
たまにしか行かないから、やりかたをすぐ忘れちゃうんだよね

以下は「ポチたま」情報。

川崎市夢見ヶ崎動物公園
わんことはいれる無料動物園! しかもペンギンさんまでいるらしい/驚

おさかなポスト
わんこ&にゃんこ同様、ペットとして飼った魚類を多摩川に放してしまう人が相次いで、
元々の生態系を崩してしまうため、防ぐために設置した。
おじさん達が、ポストに入れられた魚たちにゴハンをあげて飼ってあげるらしい。
大量の亀も、もとは縁日などで買ったミドリガメだけど、これは外来種。
「外来種とは言え、生命の重さは同じ。一度飼うと決めたら、最後まで責任をもって飼ってほしい」と訴えているとのこと。

ピピッとコンロのCMの声はやっぱり源くんだった/驚

生活費が高い都市ランキング、世界1位は東京(イギリス調査


エイブル
引っ越し迷う迷う迷う迷う迷う迷う×∞
更新は4/18だから、3/18までに通知を出す。
でも、3月半ばだと学生、新社会人らですぐに物件が埋まってしまうから、早めがイイ。
隣り町の支店は応対の雰囲気が悪かったな

CHINTAI

スーモ(SUUMO)



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ポットベリー

2013-02-04 14:26:18 | 音楽&ライブ
最近の気になるトピックス。

キャプテン・ハーロックが27億円かけて全編フルCGになって復活!


クドカン4年ぶりの監督作品『中学生円山』2013.5.18公開

相変わらず忙しいねえクドカン!
“団地を舞台にしたアクション映画”だそうですよ。団地ファン必見か?!w


図書館でCDを借りて、自宅のカセットテープをデジタル化していく、ひとりリバイバルコーナー。
ひさびさビートルズのアルバム製作当時の話をライナーで読むのも新鮮。

Please Please Me/The Beatles
すべての曲のクレジットをレノン&マッカートニーとしたことで、後にモメずに済んだ。
ファーストアルバムはすべて一発録り。全員が歌えるというのは当時珍しかった。
ジョンの声が枯れるギリギリまでとり、当時のルール(昼休憩を入れること、22時までなど)を変えた。

With The Beatles/The Beatles
ジャケ写は「ハーフ・シャドー」と呼ばれ有名になった1枚でローバート・フリーマン作。
元のアイデアは、ハンブルグ時代に知り合ったドイツの美大生アストリッド・キルヒャーで、
マッシュルームカットや襟なしスーツのオリジナルアイデアも彼女のもの。

A HARD DAY'S NIGHT/The Beatles
タイトルはリンゴのつぶやきから。ジョンが主に曲を書いた。
アメリカ上陸。ディランと会い、詩に影響が出る。
日本にも旋風が吹き荒れ、映画公開された際はスクリーンにファンが殺到した驚驚驚

Let It Be/The Beatles
すっかりヒゲだらけになって、音にもドラッグの影響が多分に感じられる。
アップル社は傾き、メンバの結束がバラバラになり、ソロワークも増え、
アルバム1枚の中にいろんな終末と始まりが詰まっている。


追。
YOKO ONO


写真は、可愛いミニブタさん(ポットベリー)

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ドラマ『贖罪』

2013-02-03 14:54:16 | ドラマ
ドラマ『贖罪』(全5話)2012年1月8日~2月5日
原作:湊かなえ 脚本・監督:黒沢清

出演:
足立麻子:小泉今日子
菊池紗英:蒼井優(15年前:小俣絵里佳)
篠原真紀:小池栄子(15年前:木村真那月)
高野晶子:安藤サクラ(15年前:菊池和澄)
小川由佳:池脇千鶴(15年前:柴田杏花)
足立敏郎:田中哲司
足立エミリ:木村葉月
紗英の母:久世星佳
真紀の母:水木薫
高野幸司:井之脇海
真紀の父:諏訪太朗
晶子の母:高橋ひとみ
洋子おばさん:平田敦子
小川真由:阿部紗英

今作も幼女殺害の話。
我ながらなぜこうゆうドラマにひかれるのか分からない
実際のところ、見ていると心臓がバクバク鳴り、息苦しくなって、発作が起こるのでは?という恐怖に耐えながら見ている
こんな事件が二度と起きなければいいのに。そんな思いがひきつけるのかもしれない。

事件の悲惨さと同じくらい怖いのは、大人がいかに自分の都合で子どもの純粋な心を簡単に傷つけているかってことだ
子どもは大人になり、知らず知らずに自分を責め、その原因が過去の大人の軽率な言動にあったことなど誰も覚えていないんだ。
“過去と相手は変えられない”というのが心理学の根底にあるとしても、これはあまりに不当で、悲しすぎる。
犯罪を犯してしまう者も、幼少期にそんな不当な扱いを受けた結果なのかもしれない。
このループはいつか止められるのだろうか?

ウィキを見たら、原作とは微妙に違っているみたい。
上田がロケ地ってゆうのは、ストーリーのせいかちょっと複雑な思い


あらすじ(ネタばれ注意

▼第1話「フランス人形」
上田の小学校に、足立エミリが転校してくる。
大企業のお嬢さんで、キレイなお母さん、大きな家などに友人たちは羨望の目を向ける。
そんな中でフランス人形が盗まれる事件が相次ぐ。
ある日、換気扇の修理を手伝って欲しいと頼まれたエミリは、性的暴行を受け、締め殺された。
その時一緒に遊んでいた友だちの4人は、誰も犯人の顔を覚えてないと証言する。
エミリの誕生会に行った4人は、母の麻子から
半年も経つのにまだ犯人が捕まらないのは、顔が思い出せない、あなたたちがバカだからよ。
 あなた達は、一生この償いから逃れられない」と迫られる。

15年後。
菊池紗英は美容サロンに勤めていて、男性恐怖から逃れられないでいる。
15年前の事件当日、紗英はエミリの死体を監視している役目でトラウマとなっていた。
見合い相手の孝博役の森山くん怪しすぎでしょ、最初から
一度も生理がなく、大人になることを拒んでいることを告白する紗英に、
孝博は「自分も親の言いなりの人生だ」と告白する。

「求めてもいないのに、与えられても、それは満たされたことにはならない。
 ボクはそうゆうギャップを埋められないまま生きてきてしまって。
 うまく人と関われなくなってしまった」
(うまく関われない人がここまで素直に感情表現できるものかねえ・・・?
フランス人形を集めていたのは彼だったが、別に監禁魔ではないのか。
わたしなら人形を見た時点で全力で逃げてるな
でも、紗英は孝博と結婚し、彼の言う通り、夜になると人形のフリをする。
母親に助けのシグナルを出した時も「結婚なんて我慢なんだ」と強要されるのも悲しくなる伝統習慣だ。


▼第2話「臨時PTA総会」
こんなに小さい女の子たちが、悲惨な事件を目の前で目撃してしまったのに、
どの親も抱きしめるわけでもなく、これまでと同じ態度で接して、
「なんで犯人のことを話さないの?」て責めてさえいるのは、どう考えてもおかしい
彼女たちも完全に被害者なのに・・・

篠原真紀は、「先生を呼んでくる」とゆって見つけられないまま警官がやってくるのを見つめていた。
麻子に呼ばれた時の記憶なども、それぞれの少女の中の記憶だから、微妙なズレがある。
4人とも無表情で感情を表に出さず、人と目をあわさない大人になってしまっているのも特徴的。

そんな傷を抱えたままの篠原真紀は教員の道を選び、
自分と同じ傷を大勢の子どもたちに感染させているのが余計悲しい。
どこの学校でもイジメ問題でピリピリしているようなイヤな世の中になったもんだなあ・・・

真紀が生徒に厳しすぎると親から苦情が出て、田辺先生が慰める。
「私、小さい時から本当に自分が正しいのか気になっていつも不安でした。
 でもどう探ってみても、心の中に正しさの基準がなくて、
 ムリやり外側にそれを捜し求めてたんです。
 子どもの時“絶対にコレが正しい”ってゆってくれる人がいればよかったんですけど。
 だから、わたしだけはそうゆう教師になろうと思って」

プールに不審者が入り、ナイフで教師が切りつけられ、田辺先生はプールに逃げた。
真紀は、剣道の腕を利用して男をプールに落とすまで殴る。

「わたしに幸せになる資格はありません。それがわたしの一生の贖罪ですから」

小説を書く人などは、人の深層心理を描くのも長けているなあ。
これは男性優位社会で暴力を受け、抑圧され、常に恐怖の中で生活している女性たちの物語でもあるんだ。


▼第3話「くまの兄妹」
みんなから“クマ”と呼ばれていた高野晶子は、麻子に知らせに行った子だった。
15年前のあの日、叔母からもらったオシャレな服を着ると、
「恥ずかしいことしないでよ。笑われるのは親なんだからね」と母から言われたことと、悲惨な事件を結びつけ、
「身分不相応な服を着たからこんなことになった。クマはクマとして生きるべき」という考えに固執するようになる。
「身の丈に合わない服を着るからバチが当たったのよ」なんて母親から言われるなんてヒドすぎる・・・

兄が急に結婚して、妻・春花と連れ子の若葉も一緒に帰省した。
兄は晶子に「春花は不在がちだから若葉の面倒をみてくれ」と住居にしている倉庫に誘う。
春花が晶子に可愛い服を買ってきた時も「あとでどうゆう結果になるか知らないから!」て
母は娘がオシャレすることに反対なのか? 幼児殺害の不安を娘の服に投影しているんだろうか?
 
子どもが1人亡くなったのに15年も犯人が見つからないままなんて警察もどうなっているんだろう???


▼第4話 「とつきとおか」
警官に通報した小川由佳は、一番事件による心の傷は浅かったのかも。
でも、彼女には元から抱える、より暗い闇があった。
母は、病弱な姉にかかりきりで、由佳の面倒までみられなかったばかりか、
姉は、健康な妹を羨んで、由佳が欲しいと思うものを全て奪おうとしていたから。
麻子から脅された時も、友だちに「大人の言うことなんか信用しない」という由佳。
事件の際知り合った警官と仲良くなったが、その後転勤になってしまった。

15年後、由佳は東京から故郷に戻ってフラワーショップを開く。
姉はすっかり回復して警察関係の仕事をする男性と結婚。
由佳は花の仕入れ屋と不倫関係にあったが、姉の夫とも関係を持つ。
ほんとうは姉が自分に依存していることを知っていて利用する由佳。

麻子が「許したいから会いたい」という手紙がきて会うと、由佳は「旦那と犯人の情報を交換しよう」と切り出す。
かなり太いな。いや、彼女もまた被害者。人間は弱いんだ、どうしようもなく。


▼最終話 「償い」
最後はついに麻子自身の記憶。

麻子は真犯人を知って混乱してなぜか由佳にどうしたらいいのか聞きに行く。
「犯人は最初からエミリちゃんを狙っていたのなら、わたしたちはとばっちりを受けただけなのに人生が狂わされた。
 犯人を殺してください。それがあなたの贖罪です」


最初は、犯人さえハッキリ分かればスッキリすると思っていたが、
金田一耕助シリーズみたいに現在と過去が交錯する、もっと根の深い問題だった。
ひと言で言えば、自ら犯した罪は、再び自分に返ってくる。自業自得。

そうか。罪を認めることが償いになるとはかぎらないんだ。深すぎる。
罪の意識を背負いながら日常生活を続けなければならないこと。
自分の良心の呵責こそが本当の意味での償いということかもしれない。

ラスト、救われたかに思えた麻子の祈りと、救われずに呆然と歩く姿が印象的。
キョンキョンのダークな演技に終始圧倒され、作品を引っ張っているのがさすが。



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スーパープレゼンテーション

2013-02-03 14:29:58 | テレビ・動画配信
スーパープレゼンテーション

去年、予録して全然見れてない番組をちょこちょこと見始めている。
なにかのキッカケで見始めたこの番組がとても素晴らしい
すべての大人も子どもも、こんな授業を受けるべきだと思う。
それぞれが言いたいことを自由に積極性をもって表現する。
自由な発想、想像力は、これまでの因習にとらわれず、これからの未来の世界を表している。


【ジェームズ・キャメロン~「アバター」を生み出した好奇心】(1.28 ON AIR)

「タイタニックを撮ったのは、実物をこの目で見たかったから」
なんてぶっちゃけ話で笑わせるキャメロン。
宇宙と同じくらい神秘と生命力の驚異に満ちた深海に魅了され、
単独でまったく収益も出ない“深海探検”に乗り出した体験談など貴重。
そこから学んだのが“ほんとうのリーダーシップとは?”ということだったというのも興味深い。

スピーチからの抜粋
まず、好奇心に勝るものはないということ。
それから、想像が現実になることもあるということ。
そして、チームからの尊敬は、どんな賞よりも大切だということ。

自分に限界を作るな。それは周りが勝手にやることだ。ひるまず冒険しなさい。
NASAではよく“失敗という選択肢はない”と言うけど、
芸術や研究では失敗が許されるべきなんです。
革新的な試みにはリスクが付き物で、それは“負うべきリスク”です。



【ボー・ロット、エイミー・オトゥール~「みんなの科学(子供も大歓迎!)」】(1.14 ON AIR)

遊びにもっとも長けた8~10歳の子どもが中心となって疑問を出し、実験し、論文を書いて、発表した
疑問とは「サルはヒトに似ているから考えが似ているけれども、ハチがヒトと同じ思考だったら面白い
ヒトが作ったパズルを見事に解いたハチの行動の研究を発表したら、学会からは無視された。
理由は、子どもらしい自由な文章のせい。
でも、それを科学者が手を加えて、再び提出したら掲載され、今度は世界中から絶賛された!

「実験期間は4ヶ月で、発表するのに2年かかった。でも、科学ではよくあることですw」

そうだよ。世界中の科学者や、政治屋たちを全部子どもに変えれば、
世界がウルトラハッピーで、夢にあふれた1つの共同体になるのなんかカンタンなんだ。

スピーチからの抜粋
単語がところどころ欠けた文章を「そのまま読んでください」といっても、大人たちは補足して読んでしまう。
知覚が経験に依存してるからそうなる。
脳が無意味な情報に意味を見出す。
つまり、現実を見ずに、過去に役に立ったことだけを見ている。

でも、知覚は人間の思考や、知識、信念、希望、夢、洋服、恋愛などすべての基本であり、
それが経験に依存するなら、人間は同じことを繰り返すだけ。
これは大問題 それじゃ新しい見方ができない。

新しい見方は、必ず“疑問を持つ”ことから始まり、
そこから“不確定要素”が生じる。
未知=恐怖 目の前の動物が凶暴だと知らないと、もう手遅れだから。
“なぜ?”という疑問は危険です。だって、その先は未知の領域。
でも、新しいことをするには、そこに踏み込まないと。

その立ち向かい方というのは、“遊び”であり、
遊びは不確定要素が好まれる数少ない営みの1つです。
柔軟性・発展性があり、共同作業であり、人間関係を育む。
また、遊びは、その行為自体がご褒美みたいなものです。

遊びの要素
・celebrate uncertainty
・adaptable to change
・open to possibility
・cooperative
・intrinsically motivated

これらの性質は、優れた科学者になるための条件とまったく同じ。

科学の話ではあるけど、心理学の認知にも通じると思った


【エイミー・マリンズ「12組も脚があるなんてズルい!?」】(10.22 ON AIR)
病気による両脚切断から、義足によるアスリートとなり、
その後はモデルとしてファッション誌のみならず、科学雑誌の表紙も飾る著名な女性とのこと。

スピーチからの抜粋
子どもは、知らない物を見ると自然と興味をもちますよね。
なのに大人は子どもに恐怖心を植え付け、好奇心を奪う。
疑問を封じて“行儀のよい子”に育てる。
大人は私のことを障害者だと子供に説明するでしょう。
でも、この子たちは、むしろ“超人なのかも”と思ってくれた。

前回の講演の後、こう言われた。
“すごく魅力的で障害者には見えない”って。
私も自分を障害者と思ってないけど!


美しい女性とは? 魅力的な体とは?

詩が大事です。
誰も見向きもしないものがアートに変わる。
詩が加われば、人々が恐れていたものが興味深いものになり、理解してもらえるかもしれない。

義足は「身に着ける彫刻」にもなると気づいた。
ジャガイモの根、サトウダイコン、真鍮製の指、ステキでしょ?
だから、遊び心も大事。

(義足によって5段階も)身長を変えられることを友だちは本気でうらやましがった。

その時、実感しました。社会の反応がこの10年で大きく変わったんだと。
もはやハンデは克服するものではなく、今や拡張、そしてその可能性が注目されています。
義肢は、失ったものの代わりではなく、“何だって作れる”という自由の象徴なのです。
最先端技術と伝統的な美を組み合わせることで、人間に対する理解が深まりつつあるということ。
そして、人間の可能性を追求するためには、あらゆる能力、そして“障害”を賛美しないといけません。

私たちは生きていて、可能性に満ちているから美しい。

 

バイオメカトロニクス
bio(生体)+mechanics(機械)+electronics(電子)の3つを組み合わせた学問。

 

augmentation
人間の能力を拡張する技術


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こども動物広場(碑文谷公園)×戸越銀座商店街

2013-02-02 23:55:55 | 町歩き
ライブ友さんとF氏とでお散歩に行ってきた。
週間天気予報では雨マークがついていたけど、そこはF氏の晴れパワーが炸裂して、見事に晴れっ
てか、気温20度って暑い・・・のに、電車内は相変わらず暖房効かせてて意味なし

学芸大学駅で待ち合わせて、まずはランチ♪

COLORADO
ミネストローネのスープセット美味しいv



こども動物広場(碑文谷公園)

小動物のふれあい(無料)
  

13:30~公園内の柵の中で小動物たちをモフれるということで行ってみたら、
すでに子どもたちがたくさん遊びに来てた。
ミックス?の超ラブリーわんこが3人、とっても落ち着いてて、どこを撫でてもいやがらないよう訓練されてるみたい。
11歳の白いコ(名前忘れちゃった)、黒っぽいマーチくん、茶色い女の子。
たまに場所を自由に移動するけど、基本はおとなしく座ったり、寝転んだりしてる

モルモットは、ほかのふれあいコーナー同様、腿の上にタオルを敷いてのっけてくれて、
わたしのところに来てくれたコは、ずぅっと脚をモゾモゾ動かしていたのはなぜ?

ウサギさんは、なぜか耳がX字型になっててかあいい!(追うと逃げがち
 


ポニー引き馬
 
ものすごくポニーに乗ってみたかったけど、年齢制限があるから、見るだけ。
でも、おウチの中にいるお馬さんは触ってもイイとのことのなので、触ってみたら、たてがみは意外と剛毛でカッチョいい!
チーズと、デンくん、両者とも「ひとが大好き」て書いてあったけど、
菜っ葉類を持ってないと無関心だったな

 
少年野球をやってるグラウンドの横にも砂地のちょっとしたスペースがあって、
子どもたちを乗せて引き馬をしていた。いいなあ!みんな上手に乗っている/驚


  
ちょっと小腹が空いたから、公園内のベンチに座って、
先日ライブ友さんからズーラシアのお土産に頂いた缶パンを開けてみたv
甘いメープルの香りがして、油が染みた紙に包まれたデニッシュ系なパンが出てきた。
「レンジで温めると美味しくいただけます」て書いてあったから、
きっと温めたほうがもっとしっとり、ふっくらしたかもだけど、そのままでも美味しかった。
ありがとうううう! 缶のデザインもいちいち可愛い

碑文谷のダイエーは、外国人観光客のツアーに組み込まれるくらいのスポットになっていると聞いて、
1階の食料品コーナーだけ覗いてみたら、なるほど豊富な品揃え!
スーパーで見かけないような食材がいろいろあった。


ここいら辺は、陶芸系のオシャレなお店も多いみたい。
喉が渇いたから、駅近のKALDIでコーヒーを頂いた
音楽がいつもステキで気になってたから聞いてみたら、有線のサルサを流してるんだって


戸越銀座商店街
○×銀座って名前の発祥の地ってこと。
戸越銀座駅を挟んでどちらにも長く続くけっこうなお店の数!

とんたん

F氏がテレビで見て美味しそうだったと教えてくれた豚丼のお店で夕飯v
1.松竹梅に分かれた肉の量を決める(ご飯はどれも200g
2.肩ロース、バラ、ハーフ&ハーフの中から部位を決める

梅のハーフ&ハーフにしたら、なぜか竹が出てきて、店員さんにゆったら、お値段はそのままにしてくれた(ラッキーv
ものすごい肉 カウンターに座ったら、ガラス越しの目の前で炎をあげながら炭火で焼いていて、
肉の焦げ目が香ばしくて、これならどんどん食べれちゃう!
おしんことお茶がついて梅は500円て安いし美味しかったあ


戸越銀座ネクスト

ライブ友さんが以前来た時も入ったってゆう激安な食料品屋さん。とにかく安い驚×5000
いきなりスイッチが入って、いろいろ輸入菓子やら買いすぎて、その後荷物が重かった・・・
でも、これが商店街の醍醐味だよね。満足、満足v



おでんコロッケ@後藤かまぼこ店

ここも話題のお店ってことで、早速、おでんコロッケと、はんぺんチーズを買ってみたv
家に帰って、翌日の朝食に食べたら、おでんコロッケは、じゃがいもベースにおでんの具材が混ざっていて新感覚/驚
はんぺんチーズの揚げ物も初めて食べたけど、想像してたよりはんぺんに弾力があって美味しかった!
このお店のほかにも、たくさんコロッケ屋さんがあることでも有名らしい。


ちなみに、この商店街のマスコットキャラは、銀ちゃんこと戸越銀治郎くん。
開運銀ちゃんスタンプコレクションなんてのもあって、
等身大?の銀ちゃん人形が持っているパワーストーン的な球には、
それぞれ「恋愛成就(ピンク)」、「健康長寿(青)」、「必勝祈願(金)」があって、
それを撫でると願い事が叶う・・・らしいw


珈琲館

商店街に着いた頃は、もうお店が閉まってしまう時間帯だったから、疲れたことだしお茶することに。
こないだもここのコーヒーゼリーが美味しかったけど、今回は戸越銀座オリジナルメニューから
「蔭干し珈琲」のアイスを注文v
「炭火アイスコーヒー」ほか、それぞれ3種類の味を飲み比べてみたら、なるほど違う!
アイス、ホットでも香りや濃さ、苦味みたいなのも違ってくるらしい。こだわってるねぇ!
ここも21時までだから、早々に出て、今日はこれでお開きに。


帰りの電車になにやら乱れが発生してて、JR内がちょっと混み気味で、
途中で降りたくなったけど、なんとか堪えた(エライ

今日も楽しいお散歩でした~♪♪♪

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『Ai ジョン・レノンが見た日本』(筑摩書房)

2013-02-01 11:57:54 | 
『Ai ジョン・レノンが見た日本』(筑摩書房)
ジョン・レノン/絵

ジョンが日本に来た時に撮ったなにげない風景写真と、
イラストとともにローマ字で書いた日本語、それに対する英語が書かれている。

「じぶん」から始まって、「東西南北」の下にちゃんと「ひがし/とう」って読み方のバリエーションもあったりして
ジョンがどんな日本語に興味を持ったかも興味深いし、
これまた独特なユーモアがあって、思わず吹き出してしまう言葉もあるw
日本人が読めば、英語の勉強にもなるしv
それにしても、外国人にとっては、日本語はほんとうにややこしいだろうね

なにげに動物の絵がたくさんまぎれこんでる?のがイイ

 
1.BAKA AIRLINE:馬鹿航空(爆
2."I have lost everything!" "So?":「全部なくしました!」「だから?」

 
3.医者のデスクに「DR.DEATH(死)」て書いてあるw
4.I DON'T DEAL.:取引しません。

中には、格言のような言葉もある。

WE ARE BORN AGAIN EVERYDAY.
毎日生まれ変わります。

THE MORE YOU KNOW, THE LESS YOU WANT TO TALK.
THE LESS YOU KNOW, THE MORE YOU WANT TO TALK.
知っていれば知っているほど、話したがらない。
知らなければ知らないほど、話したがる。


【ヨーコさんによるイントロダクションのメモ】
この本のタイトルは、ジョンがどういう目で日本を見ていたかをあらわしています。―愛をもって
サヨナラやショーグンだけでなく、ジョンのハートにもっと近かった日本語を世界の人たちに覚えてもらうのもステキだと思いました。

もうずっと昔からヨーコさんは、愛について発信しつづけているんだな。

Dream Power オノ・ヨーコQ&A


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『リアル・ラヴ ショーンのために描いた絵』(徳間書店)

2013-02-01 11:02:12 | 
『リアル・ラヴ ショーンのために描いた絵』(徳間書店)
ジョン・レノン/絵 オノ・ヨーコ/序文

【まえがきメモ】
ジョンはショーンに、ものを創ることのシンプルな楽しみを教えた。
また、一緒に絵を描くことは、ジョンがショーンに対する真実の愛と、大きな喜びとを表す、多くの方法のひとつであった。

  

うん、モノを創る楽しみ、それこそが目的だ。
いや、目的なんて必要ない。表現して楽しむこと。
もちろん、上手、ヘタも関係ない(太郎さんもゆってた
ヘタならヘタなほど面白いんだ。唯一無二だから。

ほんとうのユーモアと愛にあふれていて、
絵を見て、その絵のタイトルを読んで、
つい笑顔になって、嬉しくなる。

遊んでいても、言葉が韻を踏んでいる!
色はあとからパソで加工したのかな?

 
1. an elephant forgetting:ゾウがものわすれしたところ
2. singing in harmony:合唱しているところ

【ヨーコさんの序文メモ】
「ヨーコ、ぼくがこの子を育てるよ。きみは仕事をすればいいから」
とても簡単に、そういうことになりました。

ジョンは、ショーンが描いた絵を、一枚残らず額に入れました。

このようにして、ショーンは絵を描く楽しさ、父親と一緒に何かする楽しさ、生きていくことの楽しさを知ったのです。
この本は、笑いと、多くの愛によって育まれた本なのです。

 
3. a hippotato:カバイモ (hippopotamusはカバ、potatoはジャガイモ)
4. kangaroos crossing:カンガルー横断路

ヨーコさんは、たくましい女性アーティストで、
かつ母親でもあるってスゴイなあ!

あとがきのプロフにあったけど、ジョンは6歳のとき初めて自作の絵入りの本を作ったんだって。




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