メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

スティーヴン・キング

2015-01-28 20:14:44 | 
主要作品(ウィキ参照。●印は、映画で観た作品、◆印は、本で読んだ作品

[長編]

■1970年
●◆キャリー Carrie (1974年)
呪われた町 'Salem's Lot (1975年)
シャイニング The Shining (1977年)
心の中のベストフィルム~『シャイニング』
シャイニング (テレビドラマ)
ザ・スタンド The Stand (1978年)
デッドゾーン The Dead Zone (1979年)
『デッド・ゾーン(上下巻)』


■1980年
ファイアスターター Firestarter (1980年)
クージョ Cujo (1981年)
ダーク・タワーシリーズ The Dark Tower (1982年 - 2004年)
第一巻「ガンスリンガー」 The Gunslinger (1982年)
第二巻「運命の三人」(「ザ・スリー」改題) The Drawing of the Three (1987年)
第三巻「荒地」 The Waste Lands (1991年)
第四巻「魔道師と水晶球」(「魔道士の虹」改題) Wizard & Glass (1997年)
第五巻「カーラの狼」 The Wolves of the Calla (2003年)
第六巻「スザンナの歌」 Song of Susannah (2004年)
第七巻「暗黒の塔」 The Dark Tower (2004年)

クリスティーン Christine (1983年)
ペット・セマタリー Pet Sematary (1983年)
タリスマン The Talisman (1984年) ピーター・ストラウブと共著
人狼の四季(『マーティ』改題) Cycle of the Werewolf (1984年)
『炎の少女 チャーリー』(1984)
死霊の牙 Silver Bullet (1985年)
●スタンド・バイ・ミー Stand by Me (1986年)
IT-イット- It (1986年)
ドラゴンの眼 The Eyes of the Dragon (1987年)
ミザリー Misery (1987年)
トミーノッカーズ The Tommyknockers (1987年)
●ダーク・ハーフ The Dark Half (1989年)(リンク同上)
●ペット・セメタリー Pet Sematary (1989年)(リンク同上)


■1990年
『ブロス やつらはときどき帰ってくる』(1991)
ニードフル・シングス Needful Things (1991年)
『ゴールデン・イヤーズ』(1991)
『スティーブン・キングの地下室の悪夢』(1991)
バーチャル・ウォーズ The Lawnmower Man (1992年)
ジェラルドのゲーム Gerald's Game (1992年)
ドロレス・クレイボーン Dolores Claiborne (1993年)
『ショーシャンクの空に』(1994)
不眠症 Insomnia (1994年)
ローズ・マダー Rose Madder (1995年)
『黙秘』(1995)
グリーンマイル The Green Mile (1996年)
『痩せゆく男』(1996)
デスペレーション Desperation (1996年)
骨の袋 Bag of Bones (1998年)
トム・ゴードンに恋した少女 The Girl Who Loved Tom Gordon (1999年)
アトランティスのこころ Hearts in Atlantis (1999年)


■2000年
ドリームキャッチャー Dreamcatcher (2001年)
ライディング・ザ・ブレット Riding the Bullet (2000年)
ブラックハウス Black House (2001年) ピーター・ストラウブと共著
回想のビュイック8 From a Buick 8 (2002年)
『ローズ・レッド』~ROSE RED(2002)
スティーヴン・キングのキングダム・ホスピタル Kingdom Hospital (2004年)
コロラド・キッド The Colorado Kid (2005年)
セル Cell (2006年)
リーシーの物語 Lisey's Story (2006年)
1408号室 1408 (2007年)
『ミスト』(2007)
悪霊の島 Duma Key (2008年)

●アンダー・ザ・ドーム Under the Dome (2009年)
ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』 シーズン1(2013 全13話 1~7話)
ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』 シーズン1(2013 全13話 8~13話)

ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』 シーズン2(2013 全13話 1~7話)
ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』 シーズン2(2013 全13話 8~13話)

ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』シーズン3(全13話 1~7話)
ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』シーズン3(全13話 8~12話)

11/22/63 11/22/63 (2011年)1~4話 『11/22/63』 (2016 5~最終話)
ジョイランドJoyland (2013年)
ドクター・スリープ Doctor Sleep(2013年) 『シャイニング』続編
ビル・ホッジス三部作 Bill Hodges Trilogy ミスターメルセデス Mr. Mercedes(2014年)
ファインダーズ・キーパーズ Finders Keepers(2015年)
任務の終わり End of Watch(2016年)
心霊電流 Revival (2014年)
『ファミリー・シークレット STEPHEN KING'S A GOOD MARRIAGE』(2014)
『ビッグ・ドライバー』(2014)



[短編集]
◆深夜勤務 Night Shift (1978年)
骸骨乗組員 Skeleton Crew (1985年)
Nightmares & Dreamscapes (1993年)



[中編集]
恐怖の四季 Different Seasons (1982年) 刑務所のリタ・ヘイワース Rita Hayworth and Shawshank Redemption
ゴールデンボーイ Apt Pupil
●スタンド・バイ・ミー The Body
マンハッタンの奇譚クラブ The Breathing Method
Four Past Midnight Four Past Midnight (1990年)
●ランゴリアーズ The Langoliers

秘密の窓、秘密の庭 Secret Window, Secret Garden
図書館警察 The Library Policeman
サンドッグ(英語版) The Sun Dog
Full Dark,No Stars Full Dark,No Stars (2010年) 1922(英語版) 1922
ビッグ・ドライバー(英語版) Big Driver
公正な取引(英語版) Fair Extension
素晴らしき結婚生活(英語版) A Good Marriage

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『シャイニング』スティーヴン・キング著

2015-01-28 18:39:04 | 
『シャイニング』スティーヴン・キング著

(ノートから感想メモを記載しました

あらすじ(ネタバレ注意
ROXで上巻を買ってから、急ピッチに読んでしまった。

コロラド州の山奥にそびえ建つ、スティーヴン・キング建設の壮大にして、重い歴史を持つ『OVERLOOK HOTEL』
何百年という長い年月を経るうちに、支配人が次々と移り変わり、何度も不況を乗り越えながら、
数えきれぬ人々(実在する人物も含めて)を魅了してきたホテル。

ある時は、217号室で、老いた女が若い愛人を待ち焦がれて浴室で自殺し、
ある時は、ギャング同士の撃ち合いで何人かが殺され、
ある時は、庭園で遊んでいた子どもが誤って事故死。
その他、永遠に“見えない泊り客”となった者は数知れない。

そして、冬。
永遠に続くと思われる、雪という鉄壁に閉ざされ、非人間的な場所に閉じ込められるひと冬の代理管理人
グレイディは、その中でゆっくりと正気を削られ、遂には双子の娘と、妻の首を斧ではね、自らの命も絶った。

これら、姿なき客たちの夜ごとに繰り広げられる華麗で退廃的なパーティは、
「かがやき(shine)」を持つ、一人のまだ6歳にもならない少年ダニーが鍵を回し、
時計がきっかり12時を打ち、パーティに集まった連中一斉に仮面を脱ぎ捨て、
見るも恐ろしい醜い本性を現して、いよいよ勢力を奮う瞬間を今か今かと待っている。


トランス家は、傍目には愛情によって結ばれている素晴らしい家族だが、
その3人の内なる魂の奥には、それぞれ巨大な爆弾を抱えている。

妻ウェンディは、彼女の母のイメージを、ダニーは自分でもコントロールのきかない大きな未知の力を、
そして、父ジャックは、禁酒によって極限まで追い込まれた“癇癪”を
ホテルの本当の支配人は、まずジャックにそっと忍び寄る。。。


ダニーの5、6年後の存在?であるトニー(もう1つの人格)が何度も警告したにも関わらず、
このホテルに来なければならなかったのは、経済的にもう後戻りが出来なかったから。
男は家族を愛しながら、養い続けなければならないプレッシャーを背負っていた。

ジャックは、ホテルが用意したスクラップブックを見つけ、そのスキャンダラスな歴史の数々にすっかり取り憑かれてゆく。
次第に正気を失いはじめ、ダニーが心から愛している、そして心からダニーを愛している、
ウェンディが心から愛している、そして心からウェンディを愛している、ジャックは消え、
母を杖で殴りつけ、飲んだくれで暴力的だが、心から愛していた彼の父親と同様に、
ブキミなロークの杖を振りかざしてウェンディを襲い、ディックを襲い、
とうとうダニーを追い詰める。

だが、彼は忘れていたのだ。とても重要なことを


******************************

S.キングが嫌うことを敢えて言わせてもらうなら、映画の『シャイニング』は、原作とやはり違っていた。

スズメバチや、夫婦の両親についての、重要で恐ろしい思い出、その影響力などは描かれていない。
よって映画では、ジャックがあくまでも行き詰った小説家として狂人と化してしまう結末になっている。

細かな心理描写はムリにせよ、キングの世界を見事に映像化していて、心理ホラーとして映画にはまた別の素晴らしさがある。
そして、原作には、これらの細かい描写により、さらにスケールが大きく、奥が深い長編小説として見事に完成している。

作者が作品中でも言っている通り、作中人物それぞれに好感と共感が感じられ、
特にダニーと、人の良い黒人コック、ディックとの関係性は忘れ難い。

幼くしてその神秘な力のために、信じがたい恐怖の中で、
実に様々なことをいっぺんに悟らなければならなかった少年ダニー。

彼が成長したら、『デッド・ゾーン』のジョン・スミスみたいになるんじゃないかしら?
脆くて、純粋で、限りない未来を抱えていて、未熟で・・・世界中の子どもはみな天使なんだ。
そんなことを言ったのは誰だったろう?


『ミザリー』も、小説家のストーリーだし、キングって夫婦の危機の話も多いのは実話が基になってたりする?
構想の斬新さといい、スケールの大きさといい、リアルな情景描写といい、まさに「20世紀のモダンホラーの王さま」

映画など映像の世界とのつながりも多いし、世界のミリオンセラー作家と呼ばれるのもうなづけます。


「ああ、こんな時こそ一杯やれたら」


可哀想なジャック。
ホテルが生み出した数えきれないまやかしの中で、唯一の真実は、父は幼い息子を心から愛していたということだ。

「ああ、神さま、お願いです。この子が大人になってもまだ母親を愛してくれますように」

「ここから逃げるんだ。急いで。そして忘れるな。パパがどれだけお前を愛しているかを!」

「元気を出して、どこまでも前を見て進みつづけることだ。そうするのが、この辛い世の中で生きていくための人間の務めなんだ」


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ブラサキラジオ2015.1.27 OA

2015-01-27 23:55:55 | 音楽&ライブ
「ブラッデストサキソフォンのスイングサーキット」@FM Mot.Com 77.7MHz (インターネットFM)

詳細はFacebookにて

今週も始まりましたよブラサキラジオ。
先週は火曜にパソが壊れて、土曜の再放送は聴き逃しがち

2014年11月12日発売された新譜『ROLLER COASTER BOOGIE』(Bloodest Saxophone feat.Jewel Brown)から

DARK SHADOWS/Bloodest Saxophone feat.Jewel Brown

【1月のテーマは酒】
ラム酒の小瓶の話。甲田さんは風呂の中にまで持って入ってた時期があった。
甲「最初のライヴの時に、ウイスキー飲んだら立てなくなって、支えられつつ吹いたら、いろんな人に物凄く怒られて、それからやってない」
修二さんはリハから飲んでる。20代にやはりライブに何を演奏していたか覚えてなくて怒られた。
ユキさんも怒られて、最近ようやく止めた(ライブ前に飲むのはって意味だよね

【飲み屋コーナー】
ユキさんの高円寺特集。ベルギービールだけが置いてあるという「アスタリスク」さん。
修道院でビールを作ってる!? キリスト教信者は酒はありなのか?

【Cohさん&修二さんの音楽コーナー】
今月はルイ・アームストロング特集。

修「この名前が凄いよね。腕が強いってゆっちゃってるもんねw」
C「愛称の“サッチモ”の由来は、いろいろある。今回の曲が究極だと言われている」

Tight Like This/Louis Armstrong
ずーーーっとサッチモ特集でもいいくらいv

お酒の話。
ユキさん、以前はライヴ前にもしこたま飲んでいた。

甲「チッタ、あれ酷かった! 1人で関係ないこと吹いて、ステージ上でCohさんが怒ったが、
  本人は“してやったり”て感じで、その後、オレも軽く怒ったら“オレはあんたに裏切られた気分だよ”と言われた。
  それから、別のバンドのステージにも乱入してブリッジとかしてた」

C「こないだ、札幌でも、すぐ近くのホテルから会場まで来れなかったよね?」
タケオさんが「ユキさん、なんとかしたほうがいいよ」てゆってたほど。
修「だって徒歩5分くらいの所を“分かんなくなっちゃった”てゆってた」
ユ「ちょっと眠りたくて飲んでしまいました。1時間かかったというより寝坊した」

暗がりでツイスト/Bloodest Saxophone


お酒話vol.2は・・・要らないなぁ


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topics~錦織圭くん関連 ほか

2015-01-27 11:26:27 | テニス
最近の気になるトピックス。

錦織圭くん関連
 
1回戦後インタビュー

 
2回戦後インタビュー

 

 
「いいリズムはサーヴから作られる。徐々にサーヴはよくなって、自信はついてきています」

 

 

「錦織選手は、フォアからもバックからも打てる、ドロップショットもやる。
 ネットにも出ていく。すごく面白味のあるテニスをするんですね。
 錦織ならではのショット世界を持っているから、世界のテニスファンは応援している。
 これは力強いバックアップになっています。ぜひ夢をつかんでほしい」

おお! 坂井利郎さん懐 今は理事におなりなのね。
昔は、坂井さんともう1人テニス選手の2人で解説していた頃があって、爆笑したなあ!
「坂井さんのヘナヘナボールが・・・」「ヘナヘナってw」あれ、誰だったっけなあ、思い出せない


宮沢りえさん、高橋大輔さんらにジュエリーベストドレッサー賞
 
翔さんが映った瞬間も驚いたけど、こんなところにも大ちゃんが!驚


新たな対話型ロボット
 
コワイ・・・

 

 
3人目の白黒のコは何ができるのか説明がなくて気になったw


銀座5丁目に長野県のアンテナショップ『銀座NAGANO』
いつもいろんな楽しい情報をくれる友だちが教えてくれた。行ってみたい♪♪♪
サイトを開いたら、急に可愛いわんこ! そして埴輪!


「lyrics」もアップしました。



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『ゾマーさんのこと』(文芸春秋)

2015-01-27 11:10:43 | 
『ゾマーさんのこと』(文芸春秋)
パトリック・ジュースキント/著 ジャン・ジャック・サンペ/画 池内紀/訳
1992.11初版 1996.7第4刷

(ノートから感想メモを記載しました

作品の叙情性と、名前からフランスの作家だと思ったら、ドイツ人だった。
クリスマス・プレゼント用にベストセラーとなり、その後も人気だという。

このゾマーさんの謎めいたキャラクターに惹かれてしまうが、結局その正体は分からずじまいなのがイイ。
ヘタな種明かしなどないほど普遍性があって、記憶に残り、何度も読み返すことができる。

訳者は、解説で戦争の傷痕について触れている。
新聞に載った写真の若き頃の自信に満ちた活気あふれる青年から、
とり憑かれたように町を歩き、苦渋の表情に変貌してしまうまでの間に一体なにがあったのか。

そう考えると、なにか幻影というイメージより、暗く陰鬱なリアルさが増す。
単なる少年の日々の投影だけであってほしくもない。
彼は存在し、そして少年の目の前で消えたのだ。


同時に繰り広げられる少年の瑞々しい生活の記憶。
40歳を過ぎて、ここまで新鮮に幼少期のことを思い描けたらいいだろうなあ。

私にも、そんな高い杉の木・・・じゃなくリンゴの枝に登った記憶や、子ども時代の事件の数々があったはずなのに、
当時の感覚を呼び覚まして筆に移せるだけの才能はない。

ジャーナリズムから離れていたり、なんだかサリンジャーを思わせる作品。
その他『香水』も気になる。同じ店の棚に並んでいたかな?


自然がそのままの美しさで人の目と心を魅了していた時代。
時代や背景は違っても、正義感、純粋さ、傷つきやすく、頑なだった頃のこと、
理不尽な世の中は今でもそのままだけど(今じゃ加担してさえいる)。

それにしても、ヨーロッパは特に子どものしつけに厳しいね
まさに不公平な厳しさ。

名作『にんじん』にも、本気で自殺を企てるシーンがある。
私にも「こんな世界から消えてやる」って思ったことはやっぱりあるけど、
こんな社会で普通の大人になるのはむしろフシギなくらいだ。

いつ、そんな怒りや正義感と折り合いをつけたのか? もう思い出せない。
本書を度々読んで、子ども時代に忘れてきた感覚を呼び覚ましておかなきゃ。


あらすじ(ネタバレ注意
主人公の「ぼく」が木登りをしていた頃、オーバーを広げたら空も飛べるくらい体が軽かった。
一度ひどく落ちて打った頭が天気予報となる。
そして湖畔の町にゾマーさんという男がいた。

いつもよじれた木を3本目の足にして、ひっきりなし歩いている。
「冬じゅうズボンの下で白いすねが、夏秋と季節を経て色が変わっていく」という表現が笑える。

少年がいつまでも忘れない出来事。
ひどい嵐の日。雹、あられ、霧雨が降る中でも外を歩いているゾマーさんに、
父は思わず自分が嫌いな「死神を招く」という決まり文句を使って車に乗るよう誘うと、
「放っといてもらいましょう!」とハッキリ言った言葉。

母は、彼がクラウストロフォビア(閉所恐怖症)だという。
このヘンテコな言葉を何度も言ってクラクラする「ぼく」。

「のべつ外を歩いていなくてはならない病」
「ゾマーさんの顔は、どしゃ降りの中でもひどくノドが渇いている表情だった」


憧れのカロリーナの首筋の産毛に息を吹きかけるシーン。
月曜の帰り道、念入りに計画されたデートが、彼女のひと言ですべて吹き飛んだ淡い恋の話。


ペダルとイスにいっぺんに届かない自転車で、ピアノのレッスンに遅れた史上最悪の恐怖体験。
確かに老教師の鼻水がついた黒鍵盤なんて、読んでいて悲鳴をあげてしまった。
「化けるほどの年寄り」って爆笑!

その教師の母からビスケットをもらう話。

あまりに自尊心が傷ついて一番高い木から飛び降り自殺する計画を立て、
葬式の盛大さにほくそ笑む少年少女の姿はゾッとしないな。

その木の下で、機械のように食事をとるゾマーさんの、安らぎのひとかけらもない絶望の長い吐息。
「生涯、死に追われている男」の姿を垣間見て、自殺なんて考えは吹き飛ばされてしまう。


それから5、6年後。15歳になった「ぼく」は、自転車での帰り道、湖水に入っていくゾマーさんを見かける。
止めることもできず、2週間後、新聞に行方不明の記事が載るが「変わり者」のことなどすぐに忘れられてしまう。
「ぼく」はひと言も真相を話せなかった。
彼が言った「放っておいてもらいましょう!」のひと言を守り通して。


************************

6時間で読みきり、ちょうどいいサイズと量、そしてなんといってもサンペの挿絵が
なんともいえない味があり、思わず興味をそそる。

タイトルのシンプルさもそう。原題は『ゾマーさんの物語』とのこと。

また心のゆとりが出て、こんなステキな装丁の短編をもっと読みたい欲が出てきた。
ちょうど季節柄に食欲が出るように、感性ってやつが「何か内容のある食べ物はないか?」って騒ぎ出す。

じっくり腰を据えて長編を読むには時間とゆとりが足りない気がする。
幸い、今月はもう1回連休があるし、コレクションをもっと増やそう。
もっと持っていたのに、名作類をどこに隠してしまったのか? 私の宝ものは???


(結局、数冊を残して、持っていた本は、引越しのたびにほぼ売り払ってしまったけれども、今は、図書館が私の本棚だ



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『フラニーとゾーイ』J・D・サリンジャー著

2015-01-27 10:57:58 | 
J・D・サリンジャー著『フラニーとゾーイ』

以前ブログにアップした記事は、mixiの転記だった→『フラニーとゾーイ』J・D・サリンジャー著
たぶん、ノートに書かれているものをmixiのレビューサイズに要約したんだな。
ノートを探っていたら、全文が見つかったから改めて転記しようと思います(まあ、大体同じなんだけど

************************

『ライ麦畑でつかまえて』と同じく「永遠に年をとらない青少年」と呼ばれる主人公たちの語り口調で、
前半の『フラニー』では、恋人レーンとの珍妙なやりとりで終始しているところからもう面白い。
いかにも完璧なルックスの女の子が、ギリギリの感情でボーイフレンドと一緒にいるところ。

続く『ゾーイ』の章では、はじめバディからの、いわば弟と妹への宗教教育に対する謝罪と、
ゾーイが俳優業を選んだことへの批評と励ましの長々とした手紙


それを読み終えたゾーイのバスルームに入ってきて、今はすっかり実家でへばっている娘を心配している
母ベスとの親子とは思えないおかしな会話。
要点をついたと思えばすかさずそらしてしまうゾーイも、この母親もなかなかの演説家。
終始一貫してチキンスープをひと口でも飲ませようとするあたりは滑稽でもあり、感じるものもある。


次に、ついにゾーイはフラニーを説得しはじめる。
自分たちはともに2人の兄に宗教観念をわんさと詰め込まれた畸形児であること。
ベスや父レスをあんなに心配させてはあまりに酷いということ。
祈るには、その祈りの相手Christを少なくとも好きでなくてはならないことなど。
ワイシャツを汗びっしょりにして、妹になんとか聞いて欲しいと話し続けるゾーイだが、結果は芳しくない。

本書のクライマックスは、ゾーイが2階のシーモアとバディの部屋から「役立たずの電話」
なんとバディのふりをしてフラニーに電話をかけるところ

結局、声の主はバレてしまうが、シーモアの言っていた「太っちょのオバサンのために一生懸命やるんだ」という
この「太っちょのオバサン」は、皆であり、神であることにまで到達する。

そして、フラニーのエゴやその他もろもろへの強い不信感、怒り、恐怖、疑惑などはいったん鎮まり、
疲れきった心と身体を休ませるに至るまでのストーリー。


この芸能夫婦の間に生まれた7人の天才少年少女は、すべてサリンジャーの頭の中で
生み出されたキャラクターであって、読者に彼らがどのように他の人間と違っているかを
詳細に書きつらねるのは、実は作者自身の才能を表している訳であって、その辺も面白い。

『これぞ神童』というテレビ番組出演も含めて、この7人のきょうだいがどう育ってきたか興味深いが、
特にこの作品中ではすでに他界している、家族から最も愛される人格の持ち主、長兄シーモア
どうして自殺するに至ったのかも、今は謎のままだから、ぜひこのシリーズのつづきを読んでみたくなった。

最初のバディの手紙で「飛行機の中で5時間もの間、まったくのぶっ通しでバカみたいに泣いていた」という件があるが、
ここだけ読んでも、彼らがどれほど人並み外れた愛情で、この長兄を愛して慕っていたかが伝わってくる。

その後も、その事実は誰の心にも受け入れがたく、ここ何年間もずっと引きずっていることも
会話の中に頻繁、かつ重要なポイントとして、その名が語られることから分かる。



ところでバイトのデリバリー中の電車の中や、食事の合間、家の中での雑事の合間に
ほとんど2週間近くかけてブツブツ途切れながらの読書も、2月28日の夜をもっていったん区切りを迎えた。

でも、サリンジャーの作品(といってもまだ2冊しか読んでないけど)には、
また時間をかけてじっくり読み直してみたい気分が残る。

また新たな意味や、発見、感動、知識が次々と出て来るアルバムのように、
その1場面ごとに、読むたび新しい情景が加わって、より立体的に理解したい気持ちにさせる本はそれほど多くはない。
大抵、「もう一度読みたい」と思うだけか、実際読んでも、最初の感動の記憶が薄れるだけの場合が多いから。

この一風変わった大家族を教えてくれたジョディ・フォスターに感謝して礼!

(ジョディが好きな作家だったんだ!驚×5000

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全豪オープン2015 男子シングルス3回戦「錦織圭×スティーブ・ジョンソン」

2015-01-26 19:13:24 | テニス
全豪オープン2015 男子シングルス3回戦「錦織圭×スティーブ・ジョンソン(USA)」@メルボルン

1回戦の記事はこちら。
全豪オープンテニス2015 男子シングルス1回戦「錦織圭×ニコラス・アルマグロ」
2回戦の記事はこちら。
全豪オープン2015 男子シングルス2回戦「錦織圭×イバン・ドティッグ」

放送は、朝の時間帯から深夜帯に変更。
今日勝てば、4年連続ベスト8入りが決まる圭くん。

 

大会が始まって、初めての土曜日ということで、8万人の観客を動員!
「歩いていても、すれ違うのもやっとって感じですね」(解説)



25面のコートがあるうち、「ハイセンスアリーナ」は、1万500人収容。
全部、自由席だから、日本人ファンも多い。シンボルカラーは青で統一されている。
同じハードコートでも「サーフェス」が速く感じるという。


日本人の圭くんファンが、いきなり修造さんのパネルを見せて爆笑した(しかもめっさ笑ってるし

錦織に“強力援軍”!松岡修造氏も現地入り「心も体も熱くなってきた」
修造さんが現地入りしていたのか・・・暑いわけだ。これ以上、痙攣させる選手を増やさないでね

錦織の相手・ジョンソンは「松岡修造である」 修造氏が独自分析
ヤヴァイ・・・これ以上の熱に負けるな圭


【試合内容メモ】
 

トスに勝ってレシーブを選んだ圭くん(彼も手にクリーム塗ってるね

1st set
身長188cmのスティーブは、ビッグサーバーでもあり、フォアのダウンザラインは要注意。
バックハンドのスライスをさせる練習ばかりしていたという圭くん。
徹底的にバックにボールを集めて、スティーブの強力なフォアハンドを封じる作戦が功を奏した試合運びだった。

 
3ゲーム目。得意のバックハンドストレートでブレイク!

「ドロップショットの練習も素晴らしかった! 打つって分かっているのにスゴイ!って思ってしまう」(解説)


カメラで撮られると、読唇術ができる人とかもいるだろうから、口を隠しているのかな?

9ゲーム目あたりからだんだんペースが戻ってきたスティーブ。ドロップショットもイイ。
1年間で100位以上ランクを上げたってスゴイ
「ジャパン・テニス・オープン」でもベスト8。その時の優勝者は圭くんv


10ゲーム。圭くんのドロップショットも、タイミング、コースともに絶妙

「本当に意表をついてくるので予想できないですね」(解説)

12ゲーム。圭くんのサービスエース来た! 198km/hは今大会最速
続いてダウンザライン、エース! ときて、タイブレイクに。
「タイブレイクには強い錦織」(アナ)(そーなんだ


サービスにチャレンジして成功。エースとなった

「ニシコリコール」も出て、カッチョいいポイントの連続!
しかし、最後に大きくフォルトして7-6でセットを失った。


2nd set
1ゲーム目から集中力を落とすことなく、フォア ドロップショット 9本目のサービスエースでキープ
サービスエースはその後も10本、11本と続き、1回戦の11本を超えた。

現地は午後6時。約1時間が経過。夜8時になってもまだまだ明るいというメルボルン。
「時間の感覚が時々分からなくなりますよね」(解説)

試合開始時間による気温差もゲームに大きく影響する。
1回戦、2回戦は、11時からだったので暑さとの戦いも厳しかったが、陽が翳ると肌寒くなるらしい。


ベンチですごい気合い入れまくり

ボレーも絡めて、2ブレイクアップし、第2セットは6-1で圭くんが取り返したv
なんだか、この試合も勝てる気がしてきたよ



3rd set
スティーブにサーヴ&ボレーの形を作らせず、バックの長いラリーが続く。


チャレンジして、機械が誤った表示を出して、ジャッジのおじさんも思わず苦笑w

圭くんのトップスピンロブも見事! この練習もかなりしていたという。かっけえブレイクv
ラリーもギリギリの深さの連続だし、本当に面白い、ドキドキさせてくれるテニスプレイヤーだなあ!
苦戦を強いられて、ハラハラさせられてから、胸のすくプレーで逆転してくれる。

プレースメント(狙った場所にボールを打つこと)がとてもいいですね」(解説)
ラケットの面とボールがビシッと合ってるってことみたい。

2ブレイクアップして3-0。
1ポイントごとに集中するのはもちろん、試合全体の流れも冷静に考えてる頭のイイ選手だなあ。

「テニスは、試合中に選手がコーチの指示を受けられないので1人で修正しなければなりません」(アナ)

「試合中に何がうまくいって、何がうまくいっていないか判断して、最後は自分で決断して選ばなきゃならない。
 本当に孤独なスポーツではあるが、そこに至るには、やはり日頃の練習が重要。
 それがこういう大きな場面で出てくるんです」(解説)

そういうところがフィギュアスケートとも似ているから、私もそこに惹かれるんだな。


お互いギリギリを狙うから走る、走る 圭くんが7ゲーム連取。
ファーストサーヴが47%と低いスティーブ。例え入ってもポイントを取る確率は60%と低い。

ここで、本命選手のフェデラーが格下の選手に負けたというニュールが入る。

 
肩にすごいテーピングしてるね

 
コーチから見ると、こんな感じなんだ/驚

 
圭くんのチャレンジが成功してIN。ラインに1mm触れてる 本人も笑ってるw

第3セットは33分、6-2で圭くん。



4th set
2時間超えた。ここでリターンエース炸裂
「本当に力が抜けてて、スピードが出る」(解説)

パッシングショットもスゴイ! 勢いがついてポジションもだんだん前に出ている圭くん。
外側に逃げてゆく「スライスサーヴ」も有効。サーヴィスエースの本数も重ね、強烈なバックハンドクロス

 
再び圭くんのチャレンジはOUTで成功

8ゲーム目でサーヴ&ボレーも決まる。
「ショットのクオリティがどんどんあがっている」(解説)

 

「ほとんどのプレイヤーは、ゲームが進むにつれてボールのスピードがどうしても落ちてしまうが、錦織は落ちない」(解説)

 
マッチポイント。スティーブのチャレンジはOUT


 
第4セットのカウントは6-3で取って、4年連続4回戦進出決定/祝×5000


 
試合後インタビュー

「最初はちょっと硬さがあったので、無事勝ててホッとした。ここまでくるのは最低の目標だった。
 完璧にはまだまだ遠いプレーなので、ここから上げていきたい」

「1セット目を落としたのは忘れて、なるべく踏み込んでいこうと決めていたから、2セット目からはいけた。サーブに集中していたのでしのげた。
 これからより強いシードの選手が続くので、しっかり整理して臨みたい」

どんどん「ギアを上げて」、4大大会に初優勝するシーンが早く観たい!
テニスってフシギだけど、優勝したりするピークが大体26、27歳が多いんだよね。




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介護報酬削減 誰が担う?どう担う??@週刊 ニュース深読み

2015-01-26 17:39:23 | テレビ・動画配信
介護報酬削減 誰が担う?どう担う??@週刊 ニュース深読み
 

 
社会保障費が過去最大に


制度の利点と課題
 

ヘルパーの月給を加算するといっても全員が対象ではない(訪問介護は対象でも、介護士は対象外など


介護ヘルパーの実情
 
平均勤続5年で辞めてしまう

 
年収は、他の一般企業と比較すると低い

正社員にするなど条件・処遇を改善する必要がある。
今のままではボーナスカットの可能性もある。

年収が低いワケ
・そもそも税金で成り立っているから(高齢化&少子化で納税自体減っている)
介護は、昔から家で女性がしていた「家事労働=無報酬」からの流れで低収入に設定された経緯がある


財務省が目につけたのは事業者にある貯蓄
 

事業者は法人税などが免除されている。
その施設管理費などを検討してもらうためであって、人件費を下げるのが目的ではないとしている。

「3億円と言っても平均値であって、施設維持費などでトントンか、悪い所のほうが多いと思う」(専門家)

 

10年後は、要介護がさらに増えヘルパーは不足し家で面倒をみるために離職最悪、孤独死につながる可能性も。。。
今よりヘルパーを70万人増やすことが必要。


若者の介護離れ+一般企業の人材の奪い合い
人材不足は一般企業も同じ。コミュニケーション能力の高いヘルパーさんたちはニーズが高い。
実際、介護職を辞めて一般企業に就職する人も増えている。

 
資格を持っている人は多いが、待遇を比較すると他業界に流れてしまっている


新たな取り組みの例

【NPO法人 グレースケア(三鷹市)】
 


制度で適用外の部分を引き受けることで、ちょっと高くても、ニーズがあり、ヘルパーも増えた



【NPO法人校舎のない学校 理事(岐阜大垣市)】
 

近所の人が支える。とはいっても校区を挟んだ向こうの人たちを斡旋している。
同世代で元気な人が、高齢者を支えるシステム→介護予防にもつながるのが大きな利点
人から必要とされるのは張り合いとなって、サポーターも同時に元気になれる

例:
庭をキレイにしたくても保険適用外だったため、ライフサポーターにやってもらいキレイになったら
依頼者も元気になり、施設に入るのを止めたというケースもある。

日々、勉強会などを開いて、専門家からプライバシー問題などを学びながら活動している。
小学校のうちから施設に訪問してもらって介護の教育することも重要。


今後の課題


「介護ロボット」はまだまだSFの世界。
まずは、量と質のバランスをはかることが大切。


外国人の導入
まずは人をじっくり時間をかけて育成すること。
コミュニケーション能力、介護力、労働条件ルールの整備(長時間労働、低収入等)。


若者の4人で1人の高齢者を支えなければならない時代。
1人1人が自分の老後を考え、街全体で責任をもたなければならない。
団塊世代同士で支え合うのが理想。

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井浦新の“にっぽん”美の旅 謎多き縄文の世界

2015-01-26 12:37:47 | アート&イベント
アートシーン特別編 井浦新の“にっぽん”美の旅 謎多き縄文の世界
 

 

井浦さん、長野来たんだあ!
私も父に連れられて、たくさん遺跡を観たけど、
小さい頃だったから、どこに行ったか、すっかり忘れてしまったのが残念。
でも、今でも、他の美術品同様に土器や埴輪を鑑賞するのも好きなのは、
そうやって幼い頃から美術鑑賞の素地を作ってくれたからだと父に感謝/礼



縄文土器と言えば、岡本太郎さんが物凄いインスパイアされた美術品。
力強くうねる曲線を大賛美していたのが気になって、私も国立博物館まで観に行った。

博物館でお花見を@東京国立博物館

 

中ッ原縄文公園@茅野市


井戸尻考古館
 

 
3本の指って、ミッキーその他の夢の国キャラ?と同じだね

 

 

「月」は30日周期で蘇る。その「不死性」を持つ土器で飲食することで
「不死性」を体内に取り入れて力を得たいという人々の願いが感じられる、とのこと。
同様に、「蛙」も脱皮する生き物であることから、2つを結びつけたのでは?と考えられる。

井浦「ものスゴイ文化レベルを持つ人たちですよね」と感心しきり。


黒曜石体験ミュージアム

星糞峠黒曜石原産地遺跡@長和町
 
地下5mまである/地面をちょっとかき分けると、すぐに黒曜石がゴロゴロ出てくる!驚


黒曜石と言えば、私の大好きな宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の一節を思い出す。

「この地図はどこで買ったの。黒曜石でできてるねえ。」
ジョバンニが云いました。

「銀河ステーションで、もらったんだ。君もらわなかったの。」

「ああ、ぼく銀河ステーションを通ったろうか。いまぼくたちの居るとこ、ここだろう。」
ジョバンニは、白鳥と書いてある停車場のしるしの、すぐ北を指しました。

「そうだ。おや、あの河原は月夜だろうか。」
そっちを見ますと、青白く光る銀河の岸に、銀いろの空のすすきが、もうまるでいちめん、
風にさらさらさらさら、ゆられてうごいて、波を立てているのでした。


 

 

 
「昔の方言で、なんでも細かい物は“糞”と言ったんです」


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ブラタモリ復活

2015-01-25 14:04:34 | テレビ・動画配信
ブラタモリ

ブラタモリ、3年ぶり復活 1月6日に特別番組

嬉しい復活! この番組で覚えた言葉もたくさんある。「暗渠」とか
街歩き好きにはたまらない。そこらのグルメ、スイーツ重視番組と全然違う視点がイイ。
とにかく、タモさんの独特の見どころ満載。「段差」「高低差」などなどw
地方にもロケに行けるようになったのは、「いいとも」をやめたから?

 

過去の「ブラタモリ」を4本まとめて放送。「築地」「麻布」など。

 

 
胴の壁/無線の看板?2ケタは相当古いらしい。ちなみに「1」は東京。てことは、私の父のも古いんだな

 
「江戸時代には、町の中にお墓もあって、生と死が同居していた」

築地市場も豊洲に移転が予定されてるんだもんね。この3年間にも変わり続ける東京の街並み。
4本放送ってゆってたけど、予録を失敗して麻布の途中で切れてた・・・ま、一度見たからいっか

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久保田祐佳アナじゃなくなったのは寂しい・・・

ナレーターも戸田恵子さんから加賀美幸子に変更。
テーマ曲が変わらないのが良かった。エンディングの♪MAP/井上陽水は、最後にじーんとした余韻が残って好きなんだよねv

 

 
すべて手で掘られた!

 
遷都のおかげで人口が激減した。「日本最大の居抜きだと思うんだよね!」とタモさん

 

 


「インクライン」
 


鉄道ファンの中でも「線路ファン」の区分になるというタモさんw
地味~な「犬くぎ」(レールを枕木に固定する釘)を見つけるなんてさすがですv
基本、屈み姿勢だしw

 
ドッグスパイキ/タートルスパイキ

 
鉄道で75ポンドレールを使うより前にインクラインで初めて使った


「新京極通」
 

 

 
新京極ができた時に鳥居のサイズを計算しないで道路の区画整理をしたため/驚


「河岸段丘」と「御土居」


全長23km、豊臣秀吉が京都をぐるりと囲ませ、御土居の上には竹を植えた。
「応仁の乱」の際、京が荒され小さくなってしまった?ことから、まず、線引きして、細かく分かれた街を1つにまとめた。

 

 

「範囲を決めて、帰属意識を高める意図があった」

「伊能忠敬が日本地図を作って以降だと思う、日本人っていう意識ができたのは」
(タモさんの名言がまた出ちゃいましたv

 

このCGによる再現映像も目玉のひとつ。
でも、これの完成度の高さのお陰でOAに手間取っているのは?と疑ってます


 

 

 


今回もまた新たな言葉をいろいろ知りました/礼
で、次回は4月って!


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