我が家の2人の息子(と言うよりは、孫と言った方が合う年齢差だが)は憎めない子達だが、時々、私をいらつかせる。
今日は日曜日だったので、2人で朝食後、買い物すると言って札幌に出かけた。
生活ルールの中で、夕食は6時半からと決めてあり、大分遅れそうだったりいらない場合は、電話をかけるように言ってあった。
しかし、今日は7時過ぎても帰宅しないし電話も来ない。
やっと、8時前に帰って来たが、「ただ今!」と玄関で声がした後、真っ直ぐに階段を上がり、2階の自分達の部屋に向ったのだ。
そこで下から呼んだ。「2人ともこちらに来なさい!」
食卓椅子に座らせて、「こんなに遅くなったのに、何も言わずに部屋に行ってしまうなんて駄目でしょう。」と切り出した。
「ご飯を作って待っているのだから、私の事も考えて欲しい。自分の事しか考えないのは困ります。」と言った。
そして、「どうして電話をかけなかったの。」と聞くと、「電話がありませんでした。それにテレホンカードを部屋に置いていったので。」と理屈をいう。多分、夢中で買い物に歩き回ったのだろう。
しかし何とか私の考えが理解できたようで、「ごめんなさい!」と、2人揃って頭を下げた。
おまけに、「外食して来たので、夕食はいりません。」と言う。「それなら、やっぱり連絡する必要がありましたね。」と、また私に怒られた。
一見落着後、「目的の買い物はできましたか。」とたずねると、「はーい。」といって、急にニコニコしながら買い物して来た物を出して見せてくれた。
綿の黒いジャケット、パソコンのマウスパッド、帽子など、17歳らしい買い物をして来たようだった。
ジャケットを着て見せてくれた。サイズがぴったりだった。
彼らは、日本の大型店や専門店の品数の多さに驚いたのではと思ったが、堅実な買い物をした様子で一安心した。
いらいらする事もあるが、久し振りに子育て時代に戻った気分は悪くないな。