近所に住む高齢独居女性の畑の種蒔きを前に私が手伝ったのだが、彼女は数日前まで、また入院をしていたらしい。
数日間降り続いていた雨が上がったので、三日前、暫く振りにその庭を見に寄ったら、芽を出した作物が草に埋もれていた。
それで一昨日早朝、私の家のホウを持ち、長靴を履いて草刈に行った。
20cmにも伸びたスギナがびっしり生えていたので、ホウで根を掘り取った。
砂利が敷かれているベランダ前にも、砂利の下からスギナが沢山生えていたので、そこはホウは使えず、しゃがんで手で抜き取った。
すると、顔がチクリと虫に刺された感じがした。
刺された場所が分からなかったので、草取りを終えてから家に帰って鏡を見た。
下唇が刺され、すでに真っ赤に熱を持って腫れていた。
慌てて虫さされ用の薬をつけたが、時間と共に下唇が熱を帯び出し、どんどん腫れて来た。
そして、とんでもない顔になった。
こんな時は、日にちが経つのを待つしかない。驚かせるのは忍びないので、マスクをして留学生の朝食を作った。
氷で冷やしたりもしたが全く良くならず、夕方には頬まで硬直して来た。
昨日は唇の腫れはまだ引かないので、1日マスクで過ごした。
朝、マスクをして8時半に彼女の家に行き、大分成育したトーモロコシに化成肥料を追肥して、土寄せをした。
作業を見ていた彼女から、「トーモロコシは、こんな風にするのを初めて知りました。」と言われた。
種を蒔いた小蕪が育って来たので間引きし、間引いた蕪に私の家で胡瓜と青紫蘇を加えて浅漬けをつくり、届けた。
午後3時、彼女が訊ねて来た。
「昼にヘルパーの会社の人が来たので、お茶請けに漬物を出したら、すごく美味しいと言って食べたよ。有り難う。」と、わざわざ言いに来たのだ。
私は、「これから蕪はどんどん成育するから、2日に1度位、間引きしながら食べて行ったらいいね。また漬物にしてあげるね。」と言った。
すると「私も自分でできる様に、早く元気になるよう頑張るから‥」と言いながら帰っていった。
今朝、私の唇はまだ腫れが引かないが、マスクは止めにした。
またこれからは、早朝、庭仕事をする時は、虫除けスプレーをかけてからする事にしたい。