≪「カンチェンジュンガ」の朝焼け≫
5日目朝は4時半に起きて5時半に懐中電灯とカメラを持ち、暖かい服装をして4WDのラウンドクルーザーに分乗した。目指すは標高2590mの「タイガーヒル」だ。
狭い急傾斜のでこぼこ道を上り、30分以上かかって「タイガーヒル展望台」に着いた。
そこの建物の3階に上がり(外と2階と3階では展望料金が異なるらしい。3階は外国人が多く、ミルクティーのサービスまであった)、大勢の観光客と一緒に標高8586m、世界で3番目に高いインドの最高峰「カンチェンジュンガ」の朝焼けを待った。
じっと待つこと30分程。右側の東の空が赤くなり始め、しばらくすると反対の西側に太陽に照らされて色合いを変える「カンチンジュンガ」が雄姿を現した。
古いデジカメで写真を何枚も撮ったが、果たして上手く写ったかどうか。夢のような感動の時間が流れていった。
このようにはっきりと姿を見られる日は、そんなに多くないらしい。
下を見ると「チベット仏教」の旗「タルチョ」が揚がっている場所に、大勢の観客がいた。
①6;27 ②6;45
③7;02
④7;13
暫くすると「カンチンジュンガ」よりさらに西方、遥かに離れた場所に、かすかだが「エベレスト」(8848m)の頂が見え出した。
「エベレスト」は隣国ネパールの山だ。3年前にネパールに行った時、遊覧飛行でその上空近くまで行った事があるが、インドからも見られたことは嬉しかった。
「エベレスト」は、幾つもの山並みの遥か遠くに小さくしか見えないので、私のカメラで写すのは無理だろうと思ったが、とりあえず試しに撮って置いた。
帰りがけに別の展望場所にも寄った。
⑤7;15
⑥8;15
ホテルに戻り、朝食を食べたが、仲間達は感動覚めやらぬ様子でそれぞれ口々に「カンチェンジュンガ」をこの目で見た感想を語っていた。確かに今回は季節と天候に恵まれ、本当にラッキーだったのかも知れない。