≪「七彩丹霞(カ)国家地質公園」観光≫
5日目の朝、早く起きて「張エキ」のホテル近辺を散策した。
13世紀に「東方見聞録」を表した「マルコポーロ」が滞在した事があり、その石膏像が立っていた。
また「張エキ第一中学校」もあった。生徒達はジャージー姿で登校していた。女生徒に声を掛けて写真を撮らせてもらった。
「昔の町並み保護区」という一画があった。
現代の建物の屋根の多くに、太陽熱で温水をつくる装置が設置されていた。
8時半にホテルを出発して、南西40kmの地域にある「七彩丹霞(カ)国家地質公園」を目指した。
途中の道路の街路樹は、背が高いポプラが大半だった。その幹には地上1m程の高さに石灰が塗られていて真っ白だった。虫除け効果があるそうだ。
ポプラと柳は乾燥と寒さに強いため、砂漠に適しているとガイドが説明した。
また、この地域では、小麦、トウモロコシ、じゃが芋、とまと、葉菜類が植えられていた。
バスから発芽して間もないじゃが芋畑とトウモロコシ畑が見えた。
ピンク色の花が咲いている木があったので、聞くと「ザクロ」の木だそうだ。
「七彩丹霞(カ)国家地質公園」に着いた。この公園は、東西45km、南北10kmにもわたる広大な地域で、虹色の断層が見られるのである。
バスを降り、展望台に向うリムジンバスに乗り換えた。
展望台は5箇所あった。どこもバスを降りてから坂道や階段を数十段上るが、展望台からの景観は絶景だった。
かって海底だったこの地域は、赤色は鉄分、黄色は硫黄分、青色は銅、黒は炭素、白は石灰分の鉱物を多く含む海底の幾重にも重なった地層が隆起して地上に現れたものだ。
その時、水平に隆起しないで斜めになったり縦になったりしゅう曲したりして、この地層ができ上がったらしい。表面に塩が噴き出している所もあった。
私は遠い原始の地球に思いを馳せながら、展望台を回った。軽登山の様に足腰が疲れたが、心が躍る感動的な時間を持てた。
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旅行記、楽しく拝見させていただいています。
七彩丹霞国家地質公園、初めて存在を知りました。
含む鉱物により、こんなに綺麗に地層が分かれるんですね…中国には魅力的な場所がたくさんありますね。
西安の記事、興味深かったです。
四頭の馬車のレプリカ、大兵馬俑展にあったのを思い出しました。やはり、いつかは西安の地で、実物を目にしたいものです(*^^*)
早速コメントを頂き、有難うございました。
この地質公園は凄かったですよ。
他国で山全体が赤っぽいとか緑っぽいというのは見ましたが、層がはっきり見えるのは初めてでした。
国が広い中国には、多様な大自然がありますね。
兵馬俑にも、是非一度いらして下さい。