≪高速鉄道で「柳園」から「張掖(エキ)」へ≫
「敦煌」の観光を終えた翌日の4日目午後は、バスで「黒ゴビ砂漠」と言われ≪高速鉄道で「柳園」から「張掖(エキ)」へ≫る地域を北上して、高速鉄道が止まる「柳園南駅」まで200kmの距離を2時間半かけて走った。途中、白い塩が沢山砂漠の表面に浮き出ていた。また風が強いので、アジア一の風車発電を計画中だという。
「柳園南駅」はできたばかりで、周辺地域も次々と建物を建築中だった。駅舎内に小さなコンビニ風の店があって、カップ麺や菓子などが売られていた。別の場所に湧いた湯の給湯器も設置されていた。
そこから16時28分の高速鉄道で、530km東の「張掖(エキ)」まで3時間半の旅をした。
座席は指定席だったが、運賃が高額(私達は「張エキ」まで5000円だった)なためか、地元の人たちは少なく空席が多かった。
窓外に広がる景色は、砂漠から次第に農地や放牧地が見え出し、鉄道の右側遠くに連なる「祁(キ)連山脈」を見ながらしばしゆったりとした時間を楽しんだ。
「張掖」に近づいた頃、植えたばかりの田んぼや大型の家畜小屋も見えた。
「張掖」は「祁連山脈」の北側に位置する町で、漢の武帝の時代に匈奴に勝ち、張掖軍を置いた時からシルクロードの主要な交易の町として発展したという。
現在は人口131万人で、古くは「マルコポーロ」が1ヶ月滞在した事があるという。
その日は「張掖」のレストランで夕食を食べてからホテルに入った。
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