花好き・旅好き80代北国女性の日記(ブログ開設18年目)

趣味はガーデニングと家庭菜園、外国旅行だが、新型コロナ禍と膝の不調、円安が重なり、今は外国行きは見合わせている。

Aさんの事が心配だった

2008年02月06日 | 高齢期の生活全般

 今日の夕方、たまたま図書館の帰りに既に電気が付いていたAさんの家に寄った。
 玄関に女性のブーツがあった。
 出てきたAさんは「今、保険の外交の人が来ていて、生命保険の話を聞いているの。」という。
さらに「死んだ時、3000万円位の保険が必要かい?」と聞かれた。玄関で私は「そんなお金、誰に残すの。もう必要ないでしょ。」と言った。さらに付け加えて「病気になっても高額医療費補助制度があるし、介護保険制度もあるしね。」と、外交員に聞こえるような大きな声で言った。
 Aさんから「入って一緒に話を聞かないかい。」と言われたけれど、私は用事があるからと行って辞退した。
 
 ところが家に戻る途中ですごく心配になり、家に戻って直ぐに「Aさん、今日は話を聞くだけにして、帰って貰いなさいね。契約なんかしたら駄目だよ。」と電話を掛けた。
 それでも私の心配は収まらない。急いでもう一度、Aさん宅に行って見た。
 外交員は帰ってしまっていなかったので、ホットした。

 少しの時間、居間に上がって話を聞いた。
 Aさんの話によると、今までに何度も電話を掛けてきた外交員なのだが、今日、初めて家に来て顔を合わせたのだという。
 そして、平均寿命に達しているAさんに、「特約付きの死亡生命保険」を勧めたのだという。
 基本契約では、240万円支払っても、死亡時には200万円しか出ないと説明されたので、そんな保険なら駄目だと言ってやったらしい。私は、損得勘定がまだできるAさんを、ものすごく褒めた。
 そして、「これからは、まとまったお金が必要な契約は、必ず娘さんに相談してから決めた方が良いよ。」と念を押した。
 帰ろうとすると、Aさんから何度も「心配してくれて有り難う。嬉しかったよ。」と言われた。
 
 最近は高齢者を狙った金銭が絡む犯罪が多い。Aさんの様に60才まで仕事をして来て、高額の年金収入があり、なおかつ一人暮らしの認知症気味の人は、狙われやすいと思う。
 これからも心配だが、取り敢えず今日は、何事も問題が起きなくて良かったと胸をなで下ろした。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

伯母の変化

2008年02月05日 | 高齢期の生活全般

 昨日は、朝、予め焼いた「芋餅」をタッパーに入れ、前日に焼いた「マドレーヌケーキ」買った「ハッサク」と「葡萄ジュース」を持参して伯母のホームに向かった。
 行くことを言ってあったものだから、伯母が部屋から下りてきて玄関先で待っていてくれた。

 二人でエレベーターを使わないで、4階までゆっくりと階段を上った。
 伯母が住む町は北海道の豪雪地帯なので、毎日雪が降る。外に出られないので、伯母は日に3回位、5階までの上り下りをしてトレーニングしていると言うのだ。段差は高齢者向けに15cm位の緩い勾配になっているが、それでも腰が曲がった88才にとっては楽ではないはずだ。
 私は「下りるときに転倒したら大変なことになるから、手摺りをつかんでゆっくりと下りてね。」と注意を促した。

 部屋に入ってからお土産を広げ、まず「ケーキ」を食べて貰った。お菓子屋さんの様な包装に驚きながら、「美味しい。」と言って食べてくれた。
 昼ご飯が出ないホームなので、昼過ぎに「芋餅」を電子レンジで温めて食べさせた。
 こちらも伯母がずっと作ってきた澱粉と塩だけ加えて作る芋餅とは味付けが違うので美味しいらしかった。(私の場合は、その他にバター、砂糖、胡椒を少しずつ加えて洋菓子風味にしてある) おまけに昨年、伯母の畑に私が植え付けた新品種『洞爺』は、黄色い色で甘みが強く、伯母にとっては初めて食べる芋なのだ。
 「ハッサク」は袋を破って中を食べるのが大変だと言うので、果物ナイフで一つ一つの袋に切り込みを入れて食べやすくして上げた。

 昨日はゆっくりと4時間程いたので、色々な話ができた。
 話の中で特に気になった事は、「ホームにいると何もしなくても良いので、この頃特に頭が呆けて行く気がする。」と言う伯母の言葉だ。
 そう言えば何となく目の力が弱った様だし、歩き方もたどたどしくなった。ほとんどしなかった物忘れも最近はよくするようだ。唇も半分しびれたようでしまりが悪いという。医者に言っても、歳のせいだと言われるだけらしい。

 ホームでは、朝夕の食事と入浴、安全は確保され、何一つ日々の生活は心配しなくても良い。一見、高齢者に取っては楽で良いことづくめに見える。しかし、それが私には、伯母から生きる力を奪って行っているように思えて仕方がない。私がそう言うと、伯母も「そう思う。」と言うのだ。「私の家へ来て、去年までのように食事の支度を一緒にしないかい。」と言ってみたが、「もうできなくなった。」と情けないことを言う。

 今、伯母の介護認定は「要支援1」だ。私は「要介護2になったら、良いグループホームを探そうね。グループホームは、残存能力を活用する手助けをしてくれるから。」と話した。
 帰りは私を玄関まで送ってくれた。帰り道の1時間、一人になった高齢者にもっと良い暮らし方はないのだろうか、と考えながら運転して来た。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マドレーヌケーキを作る

2008年02月03日 | 医療・健康・食生活・衣生活

 今朝はまだ外が暗い内に目が醒めた。起きて1年ぶりに「マドレーヌケーキ」を焼くことにした。

 いつも参考にする本を開いて材料を計量した。
 「バター」はレンジで溶かし、小麦粉は篩い、卵と砂糖を湯煎に掛けながら泡立て器で泡立てた。材料を混ぜ、できた種を「マドレーヌケーキ」の型に入れて焼きだした。
 なかなか色良く焼き上がらない。前に焼いた時間を忘れてしまっていたのだ。3度、レンジの時間をセットし直してようやく焼き上がった。
 やり始めてから1時間が経っていた。焼き上がりも味もまあまあといった所だ。最後に粉砂糖を振って完成させた。
 明日、伯母の所に行く予定だが、今日の手作りの「マドレーヌケーキ」を幾つかお土産に持って行くつもりだ。

 写真①は、焼き上がったばかりの「マドレーヌケーキ」 ②は冷めてから袋に入れた状態だ。ケーキのアルミ製の型や包装袋(印字がバームクーヘンになっている)は、前にまとめて買って置いたものである。

 ① ②

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする