存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

坂本龍一 Playing The Piano 2009 サンケイブリーゼ 3月27日 金

2009-03-30 21:41:10 | ライブ/コンサート
いよいよ坂本龍一のライブです。
サンケイブリーゼは既にお気に入りの会場になってきました。

身長12メートルのマリオネット、ブリCH(ブリチャン)
丁度、CMで使われていた女性ヴォーカルの曲とともに(映像でご確認を)
左手を高く挙げて、右手を小さく挙げて、右足を少し挙げて踊っているのに遭遇して、見ていました。
諸事情により携帯での撮影はできず、静止状態のものは一応撮っておきました。

概観は白いパネルで覆われたサンケイブリーゼ
ホールは真っ黒

入場するとスタッフより渡された
コクヨの坂本龍一オリジナルクリアファイルとツアーの缶バッジ(とても嬉しい。周囲の人々も喜んでいる様子)
大量に配布されるチラシも無くてスッキリ。
中身は
アンケート、サンケイブリーゼオリジナルの用紙(教授の大阪の公演メッセージとクルー紹介などを記載)
samsungのOMNIAの特別記念 企画(コンサート中に撮影した写真メールで応募すると1名に特別メールが届くというもの)
「音楽は自由にする」のちらし
ぐらいです。

余談かもしれませんが・・

ステージの背景に、各地のツアー移動に列車などで排出した二酸化炭素の量などが書いてありました。アルファベットでサラサラながれていくので、じっくり読めませんでした。もう少し内容が読めると、メッセージも伝わりやすいんじゃないかなあと思っていました。OMNIAとかコクヨとかの映像が流れていました。

徐々に暗くなり、音が鳴り始める
しかし、気づかないのか僕の後ろの方で話し声やガサガサする音があり、少しガッカリ。
咳や鼻水をすする音は仕方がないにしても、もうちょっと何とかならないかなあ?
携帯のバイブレータの音も耳が拾ってしまって、曲に集中できなかったこともあった。

教授も、うるさいと苦情があることを話していました。
ポリシーで年齢制限は設けてないけれど、保護者は常識ある対応をして下さいとのこと。

今回のツアーは二台のグランドピアノが設置してあり、
一台は自動演奏するピアノで既に一度教授が演奏したものをコンピュータで管理しているのですが、
ライブらしいので良いなとも思いましたが、
出だしのタイミングがズレて教授は人差し指を立てて演奏を止め、会場は和やかな笑いが起きました。
教授は「丸くなったなあ、昔だったら靴が飛んでる」と寺田君のミスを指摘。(寺田さんはよく知りませんけど)

演奏中にステージ背景に映し出される映像や文字があるんですが、あれ、もう少しゆっくりめに英語が読めるペースであれば、メッセージが伝わってくるんですが、限られた範囲のことに一生懸命になっても全体にかかわることは解決していかないとか、素晴らしいメッセージのように読めたのですが、ちゃんと把握している人にあの内容を教えていただきたいです。

さてコンサートですが
実はセットリストがわからず、時々エントリーを書いては止まっていました。
セットリストも発表されたので、i-tuneで楽しまれる人々もおられると思いますが僕の感想は・・・
1 glacier
落ちた照明の中で教授が静かにピアノの側に来て、北極圏で録ってきた音が静かに流れる中、弦を直接弾く姿が浮かび上がり、僕は気持ちよくて寝そうになるほど(笑)静かに始まりました。

弾き終わって、抑え目の拍手。
頭をコクッとする教授。シーンと張りつめて二曲目に。

2 Improvisation0327
所謂、即興ですが、i-tunes配信で即興でもしようかなというコメントがありましたが、その通り。
静かに弾く曲という印象が残りました。

3 to stanford
コトリンゴの曲ですが、本当に教授っぽい。

MCはマイクを握って、最初の方はボソボソっと話す感じでした。みんなまだ緊張気味。

4 hibari
out of noiseの一曲目。二台のピアノが演奏されるのを見るのが楽しみの一つでもあり、この曲、さらに次の曲は期待していた曲だったので嬉しい限りです。

5 composition 0919
out of noiseの最後の曲。もうみんな知ってますよって感じで、直ぐに携帯を取り出して写真を撮りまくり。僕も撮影モードを変えながら何枚か必死に撮っている間に曲が終わってしまって、もっとじっくり聴けば良かったと少し悔しがっていました。

MCで、仕込んでいたのをやって良いですかねって感じで始まったのは

6 BEHIND THE MASK
イントロの瞬間。僕は昇天。自動演奏もあり、すばらしい。
思わず口ずさんでいました。(笑)

7 silk endroll
日頃、シルクは聴いてないので、タイトルは思い浮かばず

8 chanson
BTTBに収められた曲

9 mizu no naka no bagatelle
アルバムで持っていますが、サントリーオールドのCM曲
素敵な音色です。

10 tango

11 poppoya
12 energy flow
鉄道員とエナジー・フローは同じ日に作り、30分間ぐらいで二曲作ったらしいです。
身内ではポケモンに似ていると批判されえた話も出ていました。

13 lonliness
14 the sheltering sky
上記に曲はシェルタリング・スカイの曲ですが、やはり良いですね。聴けてよかった。

すこし休憩

僕の後ろの男性が「教授!」
教授「はい?」
「東風をやっていただきたいです」
教授「東風?あれ難しいんだよ」としばし考え、上を向いて、おもむろに
15 tong poo
聴きたかった曲だったので、とても興奮していました。
教授は左掌を後頭部にあてて左ひじをピアノについて客席を向いて「ディスコ・ティックな東風があるでしょう?あれを超えてやろうと、いろいろやってみたんですよ、今みたいに遅く弾いてみたり。でも結局、矢野さんとやったのが一番完成されているんですよね。」という内容の話もありました。

16 1900
ベルトリッチの映画の名曲で教授が好きだと言っていた曲ですが、僕もこれ、好きですね。

17 bibo no aozora

18 happyend
思わず拍手が起きていましたが、やはりこれも良いですね。

19 put your hands up
この曲は筑紫さんを思い出します。

20 aqua
以前エントリーでも書いてたと思いますがBTTBで最も好きな曲で堪能しました。良かった。
ここで、場内は照明も明るくなり、アナウンスも流れていましたが、ほとんどの人はひたすら二度目のアンコール

スッと出てきてくれた教授「なかなか終わりませんねー」
21 tibetan dance
とても満足ですが、このタイプのコンサートで手拍子が良かったのかどうか。

メモもなく記憶の中で書いていますので、ええ加減なところも沢山あります。
僕は陶酔してました
コメント (9)
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