存在する音楽

ジャンルに関係なく良いと感じた曲は聴く
誰かの心に存在する音楽は
実際に音が鳴っていない時にも聴こえてくることがある

バッハ:マタイ受難曲名場面集 グスタフ・レオンハルト

2013-08-21 20:04:31 | album g
坂本龍一・吉永小百合のミュージックポートレイトを見て、教授が紹介していた
バッハの「マタイ受難曲」の「おお、こうべは血潮にまみれ」をスコラの1939年音源ではないものではなく、魅力的な音源かもしれないと思ったグスタフ・レオンハルトが関わったアルバムを購入。
敢えて、名場面集ということで全曲集ではない方を選んだ。

グスタフ・レオンハルト総指揮による、マタイ全曲から聴き所を1枚に集約した、1989年録音盤。

宗教音楽は色々と聴いたりするのですが、プロテスタント系の教会音楽も聴いたりしますが、バッハの曲を聴くというのは、最近ではグスタフ・レオンハルトのアルバムばかりでした。
コラール(歌)が入ったものでは初めてかな?
ドイツ語がすんなり入ってくるかどうか。
宗教的な解釈をしていけば、更にこのダイジェスト版でも深みが出るんでしょうけれど。

欧州人ではないクラシックにも馴染みのない人間に
響くものがあるというのが凄いところ
贖罪をイメージした曲に響くものがあるとすると、意味も理解せずに伝わる音楽の凄さがあると思う。
全体的に聴いていて、気持ち良いだけではないものも感じるが、それは複雑に揺れる思いなのか、救済なのか、悲哀をなぞるものなのかはわからないけれど。
じっくりと聴いていると落ち着きます。



こちらから試聴できます



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