存在する音楽

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ウィリアム・ユージン・スミス展

2008-08-30 21:40:14 | 写真
京都国立近代美術館
にウィリアム・ユージン・スミス展を観に行ってきました。













































ウィリアム・ユージン・スミス
(1918年12月30日アメリカ合衆国カンザス州生まれ
1978年10月15日アリゾナ州ツーソンで死去)










今回の展示は没後30周年という企画でした。展示作品は170作品。
取材パートナーとして水俣公害の実態を共に記録し報道してきた、彼の伴侶でもあったアイリーン・美緒子・スミスが厳選して手元に保管してきたものらしいです。

水俣病の取材をしたことで有名ですが、彼が父親を自殺で失っていたこと。
「LIFE」と契約して
報道写真家としてサイパン、硫黄島、沖縄の最前線に行ったこと。
沖縄戦で負傷して聴覚障害を抱えたこと。

シュヴァイツァーの活動も取材していたこと。
「LIFE」編集部と対立して契約を切ったこと。
チャップリンの休憩シーンやペットの鼠と遊ぶ娘やペットが死んで悲しむ娘も印象的でした。

全ての写真をじっくりと見てきました。
彼が亡くなっても、彼の撮影した写真にまつわる事件は、今もなお解決しない問題として継続しています。

これは一つのきっかけだ。


後で調べてみると、彼はNATIVE AMERICANの血も引き継いでいること。水俣でチッソが雇った暴力団に暴行されて大怪我をしていたこと。


別の階では「没後10年 下村良之介展」をやっていました。
自画像の作品が印象的ですが、紙粘土などで作った作品も印象的でした。僕の趣味には合いませんでしたけどね

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2 コメント

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Unknown (まき)
2008-09-03 21:11:46
写真はたった1枚でたくさんのことを教えてくれたり
感じさせてくれますよね。

その1枚を撮るために
この写真家がどれだけの労力と犠牲を払ったのかを感じ、
心が痛みました。
返信する
Unknown (存在する音楽)
2008-09-03 21:26:49
写真一枚にストーリーがあったりしますね。
ユージン・スミスは写実主義ではなく、真意を読み取ろうとしたようです。
水俣病の事件当時は桑原史成氏とも交流があったようです。
返信する

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