霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

里芋

2007-09-14 20:42:17 | 野菜
今年の里芋は晴天続きが災いし、水分不足で育ちがあまり良くないというのが一般的な傾向のようだ。
そのため産直の出荷量も少なく価格も高値となっている。

我が家の里芋は、従来の畑以外に二ヶ所の休耕田を活用して栽培している。
いずれも水不足の心配がない場所だったが、最初は生育がイマイチであまり期待できない雰囲気だった。
しかし、二度目の土寄せ以降に急に葉も幹も大きく生長し始めたので期待が復活していた。

それでも、遅れて生長した分少しでも収穫を遅らせたい気持ちがあったが、「価格が高値の内に少しでも多く出荷したい」というオバサンの意向があり、今朝数株ほど試し掘りしてみた。
予想通り株によって未だ芋が小さいものもあったが、とり合えず試掘した分を出荷することにした。

そして、出荷した残りを夕食時に芋の子汁を作って食べてみた。
トロトロした柔かい食感で昨年に匹敵する味だったのでまずは一安心。
昨年の里芋の味に感激した仙台のOさんから、春のうちから予約注文を受けていたので期待にかなう出来となるどうかが心配だった。
これで安心して送ることができそうだ。



この辺では「ツルクビ」という品種の里芋を栽培している農家が多い。
名前のとおり鶴の首に似た細身の里芋だが、見るからに柔かそうで美味しそうに見えるのは贔屓目か。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする