台風襲来

台風の前兆とも思える激しい雨が昨夜から降り出した。
台風が来る前からこんなに降っていたのでは末恐ろしいと思いながら、珍しく眠れない夜を過ごした。
夜が明けてから田んぼを一巡り。
堰は既に溢れんばかりの濁流で、水口から逆流して田んぼに水が入っていた。
はかない抵抗とも思える補強策を講じながら一巡りしたら、かなりの時間がかかってしまった。
「水路を見に行ったまま帰らない」という傷ましい事故のニュースをよく耳にするので、心配したオバサンが迎えに来てくれた。

台風が一番接近した昼近くにもう一度回ってみたら、濁流が堰から溢れ出し、農道や畦道を乗り越えて滝のように田んぼに流れ込み、手の施しようが無い状態となっていた。



それでも昼過ぎから雨が小降りになり、堰の水量が減り始めた。
風も予測したほどでは無かったので、被害は僅かで済み「ホッ」と胸を撫で下ろした。



名勝厳美渓も濁流が流れ東屋が孤立してしまった。
当然、観光客も来ないので「道の駅」は閑古鳥が鳴いていた。