霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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夕顔 

2007-09-01 22:39:13 | 野菜
「心当てに それかとぞ見る 白露の 光添へたる 夕顔の花」
という女性からの和歌に対し、光源氏は次の歌を返した。
「寄りてこそ それかとも見め たそかれに ほのぼの見つる花の夕顔」
(源氏物語「夕顔」の章より)

夕顔の花をきっかけとしてこんな和歌を詠んで恋に落ちた「光源氏」と「夕顔」。

無学な身も省みず、オジサンはこんなインテリジェンスに富む恋にも憧れてしまう。

そんな平安の昔から栽培されていた夕顔は初夏から白い花を咲かせる。
夕顔という名前は、夕方に咲き朝にはしぼんでしまうことに由来しているらしい。
その花を日の出時刻に撮影した。



育てるのにあまり手がかからない夕顔を僅かばかり栽培している。
出荷する際に洗うこともなければパッキングも必要ない優等生だ。

先日、誰かにあげようとバドミントンの練習に持参したが誰も「要らない」という。同じ体育館で練習しているバウンドテニスのオバサン達にも声をかけたが、同様のつれない返事。
なんとも嫌われものになってしまったものだとガッカリしていた。

しかし、「捨てる神あれば拾う神あり」で、その翌日「道の駅」から大量の注文があり、来週までに100kg相当を納品することになった。
我が家で栽培している分だけでは納期に対応できないので、近場の親戚からも応援を貰うことにした。



今日親戚から調達してきた夕顔。
12本で約50kgもあった。
我が家の分は少しでも大きくして直前に収穫するつもりでいる。

コメント (7)
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