霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
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主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

未踏の地

2007-09-18 21:36:18 | 野菜
休耕田でオジサンが未だ足を踏み入れていない場所が一つ残されていた。
冬になると白鳥が飛来する堤の直ぐ上にある湿田というよりは湿地と言った方が適切な土地。
20年以上も前に他人から譲り受けた田んぼだが、我が家では未だ一度も作付けしていない難所。
ここ何年かは満足に草刈りもしていなかったので、身の丈を上回る名も知らない雑草がびっしりと繁茂していた。
このまま放置すると雑木林になりかねないので、覚悟を決めて小雨の中を乗り込んだ。

場所によっては「腰まで沈む」と脅かされていたので、「万一の時は助けを呼ぶのでロープを持って来て」とオバサンに話したが、「あの場所で叫んでも誰にも声は届かない」とつれない返事。

「鬼が出るか蛇が出るか」という気持ちで恐る恐る刈り始めたら、例によって蛇は出たが何年も蓄積された草の根が弾力性のある床のような役割を果たしているため湿地に脚をとられることなく、意外とスムーズに終えることができた。



小さな谷になっている低い場所にあるので、周囲から水が集まって来る。
バックホーが入ることができれば、直ぐにでも周囲に側溝を掘って水の侵入を遮断し、畑に早変わりさせることができるのだが、下手に入ったら泥の中に沈み脱出不可能となる。
かといって人手で掘ったのでは気が遠くなりそう。
しかし、それしか方法がないかも…。

何か良い方法がないか暫し悩んでみよう。
僅か5a程度の土地だが、日当たりは良く土も肥えているのでこのまま放置するのは「モッタイナイ」気がしてならない。
コメント (8)
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