霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

種蒔きの準備

2006-03-26 19:36:22 | 
四月まで一週間を切った。
水稲の種蒔きに向けた準備作業が本格的にスタートしている。
種籾は数日前から水に漬け、十分に水を吸収させている最中だ。(写真)
その後、育苗機に入れて30度に保温すると一~二日で芽を出す。
芽を出したら「種蒔き」となる。
あらかじめ土とピートモス、クンタンそれに肥料をブレンドしたものを床土用として育苗箱に入れて置き、それに種を蒔くのだ。
その後、ハウスに並べ、田植用の苗となるまで水をやりながら育てる毎日が続く。
育苗は受託している分もあるので失敗は許されない。それに、やるべき時季が限定されているので、緊張感のある気ぜわしい毎日が、田植の終わる五月中旬まで続くことになる。

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「チャングム」にハマッタ

2006-03-25 18:48:22 | 趣味
テレビ番組に夢中になるということは殆んど無い。「そんな時間があったら寝た方が良い」というのがオバサンの日常だ。当然、一時話題となった韓流ブームとも無縁で、冬ソナとかヨン様には目もくれない。
そんな暮らしを一変させたのが「宮廷女官チャングムの誓い」だ。DVDに録画したものを娘が知人から借りて来た。洗濯物をたたみながら付き合って観ている内にオバサンの方がハマッテしまった。
台湾や中国でも大旋風を起こした韓国の国民的ドラマ。流石にストーリー展開が面白く飽きさせない。「出演している女優陣に美人が多い」といつもの単純な動機でオジサンも途中から仲間入りした。
普段は遅くとも10時には寝ているが、午前様になることもしばしばで、一時間ドラマ全54回分を二週間ぐらいで一気に観てしまった。
当然、寝不足の毎日となったが、面白い番組と巡り合えた満足感があった。

この番組は一年前にBS2で放送したものを、今NHKで再放送している。
主人公は歴史上実在した人物で、ピンチに遭遇してもめげることなく、逆に大きなチャンスに変えて行く聡明さとバイタリティーに圧倒される。


中山間地に位置づけられるこの地区は、写真のような用水路が多い。大雨が降ったりすると土がえぐり取られて、段々低くなって行く。その対策としてU字溝を順次設置している。結構な負担となるのだが、共同利用の水路には一定額の補助金が出るので助かる。最後まで残っていたこの場所も来週着工し、三日程度で完了する予定だ。


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春のクンタン焼き

2006-03-24 13:51:42 | 
クンタン焼きは秋の農村の風物詩。
その風景を見ると、何故か心のふるさとを覗いたような懐かしい気持ちになる。

クンタン焼きとは、もみ殻を焼き炭化させることで、写真のようにもみ殻を積み上げ、朝から夕方までじっくりと一日かけて焼いていく。焼きあがって真っ黒に炭化したもみ殻をクンタンと言う。(写真は焼き上がり1時間前ぐらいの状態)
常時見張っている訳ではない。時々様子を見て焼き具合がムラにならないようにかき上げてやるだけだ。
乾燥した風の強い日は火事の心配がある。春に焼かないのはそのためもあるようだ。

このクンタンは育苗用土に混ぜると、酸度調整、水はけの改善、根張りの改善、殺菌作用、など大きな働きをする。また、育苗以外でも畑等に活用の場が広いスグレモノだ。
毎年、秋の脱穀後は、二つの煙突を並べて毎日のようにクンタン焼きをする。


今年の育苗用のクンタンは、床土だけでなく覆土にも活用することとしたことから、秋に作ったものだけでは不足しそうだ。そのため、朝の雪で火事の心配がない昨日、急遽「春のクンタン焼き」となった。

クンタンは焼きあがった後に放置すると灰になってしまうので、水をかけて冷やすのが一般的だ。しかし、オバサンは一工夫凝らし、焼きあがったあとに表面にのみ水をかけ、厚手のビニールシートで覆い空気を遮断する。そのまま三日ほど置いて完成となる。全体を水で冷やしたものと較べると、ふっくらと乾燥した良質のクンタンができあがる。
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異常気象

2006-03-23 16:24:41 | 生活
朝起きたら、一面銀世界だった。まだ、三月なのでこの程度の雪が降るのは当たり前のことで驚くほどのことではない。
しかし、先日の「春の嵐」には驚いた。被害はビニールハウスだけかと思っていたら、そうではなかった。家の近くにある杉が何本か倒されていた。その内の三本は樹齢40年を超す大物だった。
写真のように他の木に引っかかり、斜めになったままのものもあるが、元に戻す訳にも行かないので、残念ながら伐って何かに活用するしか道はない。
ここの林にもタラノキが増えていたが、今回の倒木で何本かが犠牲になってしまった。あと一月余で美味しいタラノメが収穫できたのに、とこちらも悔やまれる。


それにしても、最近の気候はおかしい。以前、春から秋にかけては、四、五日天気が続いて一雨降るといったパターンだったが、最近は、日照り続きと長雨が交互に来る感じで、農業は勿論、その他の社会生活においても支障を来たすことが多くなった。
それに加えて台風の大型化だ。今回の「春の嵐」もその延長線上にあるような気がする。春の強風で、長年の風雪に耐えてきた大木が倒れる、という例はあまり記憶に無い。

このような異常気象は日本だけの現象ではなく、世界中で起きている。昨年は、あのアマゾン川の水量が激減し、魚が大量死したり、船での貨物輸送が二ケ月もストップした時期があったという。また、ほかの国でも「記録的な」とか「史上初の」という形容詞付きの大洪水や大干ばつのニュースが目白押しだ。
これらが「地球温暖化」の影響だとしたら、この異常気象はもっともっと拡大化し、深刻化するに違いない。
これからの農業は、予期せぬ災害のオンパレードとなることを覚悟のうえで取り組まなければならない。


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ジャガ芋の植え付け

2006-03-22 11:54:26 | 野菜
雪が解けた畑が、乾くのを待っていた。
明日は雨の予報。
今日がチャンスということで、トラクターで耕し、三種類の種芋を植え付けた。
早稲品種にはマルチも施した。
風も無く好天に恵まれ、予定どおり午前中に終えることができ、ルンルン。


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