安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
23日(火)の講演会模様が今朝の地元紙に写真入りで第一面に掲載されていた。
しかし、講師の藻谷氏が主張した「外国人観光客を呼び込む努力をすべし」はやや詳細に紹介していたが、
「子供を産めるような地域社会を作る」については全く触れられていなかった。
記事を書いた記者との「受け止め方」の違いかもしれないが、私は後者の印象の方が強かった。
藻谷氏からは、「保育施設や小児科の充実」は当然として、「産休や育休をカバーする社員も厚遇する」という
気付きにくい点の指摘もあった。
また、県や市が誘致に向けて熱中しているILCについても、「実現するかどうかは不明だが、実現したとしても
子育て環境が整っていなければ単身赴任になってしまう」との指摘には説得力があった。
ホワイトアウトは「雪によって視界が白一色となり、方向や地形の起伏が識別不能となる現象」を
指すが、産直から帰りの山道は、ホワイトアウトに横殴りの雪と、木の枝から落ちる雪も加わって
視界が完全に閉ざされてしまうことがしばしばだった。
特に、家に近づいてからは、杉林を伐採したことによって目印が無くなり、身の危険を感じるほど
だった。
それでも、時々停止しながらノロノロ運転で何とか乗り切ることが出来た。
雪と寒さのダブルパンチは暫く続く予報なので、「冬ごもり」を決め込み、当分は温かい部屋で
「大豆の選別」や「税務申告」に専念することにした。
一関商工会議所創立70周年記念「新春経済講演会」に潜り込んで藻谷浩介氏の講演を拝聴した。
「人口減」をキーワードにした期待通りの内容で大満足の内容だった。
氏が主張する「里山資本主義」には異を唱える学者も存在するようだが、地方在住者にとっては
極めて「納得感の有る考え方」で、「イメージや空気は事実とは違う」、「事実は民主主義ではない」
とし、客観的な数字で事実を捉え、具体的且つ現実的なアドバイスをしてくれた。
・観光資源が豊富なので外国人観光客を呼び込む努力をすべし。
・子供を産めるような地域社会を作る。
一関に対しては、この二つを提言し、最後は山上憶良の歌を紹介して締めた。
銀(しろがね)も金(くがね)も玉もなにせむに 勝れる宝 子に如(し)かめやも
寒風の中に晒して乾燥させていた「ヘソ大根」が今日から産直に出荷できるようになった。
とは言っても、完成品は未だ少量なので「新鮮舘おおまち」のみだが、数日後にはフードパワー(キリンヤ)や
厳美と平泉の「道の駅」にも並べたいと思っている。
(薪を片付けた後のヘソ大根の干し場)
昨夕から雪が降り続いて止む気配もないので、外仕事は不可能な一日となった。
タイミングよく4時から商工会議所主催で藻谷浩介氏の講演会がある。
「里山資本主義」を唱え地方経済に精通している藻谷氏のTVや新聞での主張に共感を覚える点が
少なくない。
一関市の経済界にどんな提言をするのか大変興味深い。
チャンスがあれば質問もしてみたいと思っている。
ヘソ大根作りには、ある程度の寒さが必要なため1月11日の当ブログで「寒波に期待」などと書いたら、
翌朝から−10℃という寒過ぎる日が続き、雪まで降って参ってしまった。
「滅多なことは口にするものでは無い」ということか・・・。
そんな寒波が再び襲って来て今日は真冬日。
朝、鶏舎の水桶の氷を砕いて新しい水と入れ替えたが、昼過ぎには再び凍っていた。
冬場は「小まめの給水」が必要な所以となっている。
こんな寒い日は薪ストーブの部屋で過ごすのが一番だが、それでは仕事が前に進まない。
川向の畑で赤カブを収獲したが、土が凍っていてスコップで掘り起こす必要があった。