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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



アジアカップ2007のB組の行方を気にしている。日本が2位で勝ち抜いたら、タイ・バンコクまで観戦に行こうと思っているからだ。準々決勝の試合は7月21日(土)なので、20日(金)の午後にタイに向けて出発し、22日(日)に帰国する計画だ。日本が1位ならベトナムのハノイ、2位ならタイ・バンコクで試合をする。ベトナムに行くには、ちょっと日程的に無理が生じるのである。

その日本がいるB組は、2試合づつを消化したところで、日本とベトナムが勝ち点4、カタールが勝ち点2、UAEが勝ち点0。UAEはグループリーグの敗退が決定した。

各国の3試合目は、日本対ベトナムとカタール対UAEの対戦。

日本は勝利か引き分けで勝ち抜けが決定。ベトナムは勝利の場合は問題ないが、引き分けだとカタールの結果次第。カタールは2点差以上、3得点以上の勝利で、引き分けだったときのベトナムを上回る。なお、日本もベトナムも負けた場合は、勝ったカタールが上になる。(実際はもう少し複雑だが、ここでは省略)

こう考えると、日本が2位になる可能性はとても低く、ぼくがバンコクに行く可能性もほとんどないと言えそうだ。

ぼくの観戦の行方は別にしても、ぼくとしては、共催4カ国のなかでもっとも盛り上がっているベトナムの決勝トーナメント進出をかなえてあげたい。実際、ベスト8に値するいいサッカーをしている。そして、日本のベスト8進出に期待するのも当然だ。

だとすると、日本とベトナムは引き分け。カタールが負けか、引き分けか、1点差までの勝利が、その条件となる。

B組の第3節目。日本対ベトナム戦のカギを握るのは、満員のベトナム・サポーターとその影響を受けるだろうレフェリーのジャッジ。そして、カタール対UAEの場合は、UAEの戦意と両国の友好状態か。カタールとUAEは仲がいいのだろうか。それとも……。


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アジアカップ2007
日本 3対1 UAE
(2007/7/13 NHK-BS1)

日本が高原の鮮やかな2ゴールと中村俊輔のPKの計3点を前半に奪い、試合を決めた。前半はプランどおりの戦いのように見え、得点も奪えたので満足できたが、後半の出来には不満が残った。

フォワードを高原の1トップから、高原、巻の2トップに変えたことで、前線の動きがよくなり、その結果として、高原の2得点が生まれた。また、中盤と加地、駒野の両サイドが積極的に仕掛けていったのも効果的だった。

この試合は、もう負けられないUAEが序盤から積極的に試合に入り、日本も応酬したことで、ダイナミックな展開を楽しめた。しかし、それも前半15分まで。その後は、両チームとも申し合わせたように、動きは抑え目になっていった。やはり外国人にとって、半端じゃない高温多湿の影響は大きいようだ。

互いに抑えた試合運びのなかで、日本がサイド攻撃と中盤からの飛び出しを得点に結びつけた。2人のフォワードのスピードに頼るしかないUAEと組織で崩すことができる日本の違いが勝負を分けた。

日本チームは、現地の環境にも慣れてきて、徐々にパフォーマンスが上がっているように感じた試合だった。しかし、後半は、1人少ない相手に失点を許す一方で、追加点を奪うことができなかった。ボールをキープしながら、チャンスメイクは少なかった。

1、2戦を通じて、気になったのは、交代出場した選手が思うように、成果を生んでいないことだ。初戦の羽生、橋本、2戦目の羽生、水野、今野。1戦目の羽生は何度かチャンスをつくっていたが、その他は交代効果が薄かった。

厳しい環境の中での戦いが続けば、当然総力戦にならざるをえない。決勝トーナメント進出が見えてきた快勝のなかで、新たな不安が気になりだしたUAE戦だった。

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U-20ワールドカップ 日本 2対2 チェコ
(2007/7/13 フジTV)

7月12日(木)深夜のテレビ中継は、サッカーザッピング状態。U-20ワールドカップのほかにも、ほぼ同じ時間帯に、アジアカップ2007、ベトナム対カタール(NHK-BS1)、南米選手権、アルゼンチン対メキシコ(NTV)をやっていた。ぼくは加入していないのだが、スカパーなどCS放送に入っていると、毎日がこんな状態なのだろうか。だとすれば、スカパーに入らないのは、健康のためには正解か。

U-20ワールドカップでは、グループリーグを1位で勝ち抜いた日本代表が、チェコと対戦した。日本が初戦で快勝したスコットランドに負けているチームなので、日本の勝利を期待していたのだが……。

さすがに決勝トーナメントになると、グループリーグほど自由にサッカーをやらせてもらえない。しかし、それでもこの大会までに築き、この大会で花開いた感のあるU-20日本代表らしいサッカー、個人技とパスワークの融合を随所に披露してくれた。そして、毎試合違っていた、得点後のパフォーマンスも。

CKからのヘディングとPKで2点をリードした後、やや不可解な2つのPKで同点にされてしまったのは不運だったし、とても残念だった。ただ、後半のチェコの怒涛の攻撃に対して、それをはねかえすすべがなかったのも確かだった。敗戦にはやはり理由はある。

PK戦の末、敗れてしまった日本代表だが、期待していた勝利以上のもの、すなわち日本サッカーの素晴らしいオリジナリティを世界にアピールしたくれたと思う。今大会の経験を活かし、北京オリンピック、さらには南アフリカ・W杯に出場するつもりで、がんばってもらいたい。このチームの中から、1人でも2人でも、W杯に出場するようだったら、日本のサッカーの将来はさらに明るくなるだろう。

後半になってから、たびたび映っていた、カナダの幻想的な夕空とともに、U-20日本代表の健闘は鮮やかに記憶に残ることだろう。

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