行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第29節  コンサドーレ札幌戦

2009-07-21 22:40:49 | カターレ富山
いずれも水曜開催となる7月のホームゲーム。その第2弾として、コンサドーレ札幌を迎えます。
前節は、負ければ順位が入れ替わってしまうところだったところを、競り勝って11位を維持することに成功。今節は、勝てば10位浮上、草津の結果次第では9位にまで上がります。
2連敗中の札幌としては、なにがなんでも勝つつもりで乗り込んでくるはず。そんな相手をはねのけ、2連勝、ホーム戦としても2連勝とすべく、必勝を期さねば成りません。
札幌との前回の対戦は、1-1のドロー。敗色濃厚だった後半ロスタイムに、今季初出場だったミョンヒが値千金の同点ゴールを挙げ、引き分けに持ち込みました。
そのミョンヒが、スタメン入りしそうな気配。累積警告によって濵野が出場できないことによって。
いまやJ2でも一目置かれる富山の守備力ですが、その要として、前節までチームでただひとり全試合出場を続けてきた濵野。去年から見ても、スタートダッシュに失敗して低迷していた前期5節・刈谷戦、レッドカードによる出場停止となった前期第11節・流通経済大学戦の2試合に欠場しただけで、他の全試合に出場しています。そんな彼が出られないことについて、不安がないと言えば嘘になります。
しかし。
抜きん出た実力を持つ選手がいないながらもここまでやれてきたのは、ひとえに控え選手も含めたチーム全員が一丸となって、組織としてまとまることができていたから。
前節が良い例です。怪我から復帰で久々のスタメンながら、ブランクを感じさせなかった西野。9試合ぶりのスタメンで、見事にマコの穴を埋めて見せた野嶋。
濵野の代わりが誰になるにせよ、意識の統一、しなければならないことは明確なはず。むしろ、問題なさ過ぎて拍子抜け、くらいの試合ぶりをみせてほしいものです。

個人的に期待したいのは、古巣を相手にすることとなる川崎。セットプレーではキッカーをつとめることになるのでしょうが、ここで、前節のトミーのゴールにつながったコーナーキックで見せたような正確なキックをまた見たいところです。そして、古巣に是非とも「恩返し」をしてもらいたい。

前回対戦でも大苦戦を強いられた札幌が、連敗脱出をかけて全力で挑んできます。ホームで迎える側として、そんな相手であろうとも負けるわけにはいきません。2週間前の横浜FC戦で2ヶ月ぶりとなるホームゲーム勝利を挙げ、ホームで勝つことの意義、重要性は思い出すことが出来たはず。ならば、相手がどこだろうと、チーム構成がどうであろうと、勝つしかないでしょう。

やってやれないことはない!なせばなる!勝たれ!!富山!!
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勝ちきる強さを見せ、接戦を制す!  ロアッソ熊本戦

2009-07-21 07:00:41 | カターレ富山
3-2で勝利し、同一カード連勝達成!
追いつ追われつの点の取り合いとなった試合でしたが、逆転し、追いつかれながらも突き放して勝利をものにしました。
もし負けていれば順位が入れ替わってしまっていた試合。正念場を乗り越えたこの経験は、きっと今後にも好影響をもたらすはず!

プレビューで書いていたことですが、前節の苦い経験を糧とするには、まずは、なにはなくとも先制点を許さないことが求められました。「前節のような開始直後失点など、論外」とまで書いたくらい。
しかし。
またも、またしても前半8分という早い時間に失点してしまいました。正直、思いました。「またか」と。
ですが、ここで気落ちしてしまわなかったことが良かったのでしょう。直後に怪我から復帰のハセがシュートを放つなど、流れを相手側にやらない意志をしっかりと示していました。まずは、追加点など与えない!と。

前節でも、結果的に敗れはしたものの、失点しても前半のうちに追いつくということは出来ていました。ならば、今節も!と思っていたところ、迎えた35分。コーナーからのボールに合わせたのは、トミー!第9節・岡山戦の今季初出場初ゴール以来、19試合ぶりとなるゴールで同点に!
これまで結果が出ず、散々だった彼ですが、岡山戦にしろ、去年の後期琉球戦にしろ、たまーに、こんな劇的な活躍をしてくれるから、どうにも嫌いになれないんだよな・・・(^_^;)

良い形で前半を終えたものの、まだまだ油断は禁物という状況。それこそ、追加点が奪えないままに失点を重ねて敗れた前節があるだけに。
その、どうしても欲しい追加点を挙げたのが、ハセに代わって後半6分から出場のヒデ!交代間もない13分、センターサークル付近から持ち前のスピードで一気に駆け抜け、冷静に蹴り込んで今季6点目となるゴール!
以前であれば、あるいは慌ててしまってふかしてしまう、もしくはシュートまでいけなかったのでは?という場面。J2を戦う適応力がついてきた、そんな成長を実感するゴールでした。

これで有利になったと思いきや、そう簡単にはいきませんでした。後半21分、途中出場の宇留野に決められてしまい、同点に。ここで流れをもっていかれてしまったら、非常に苦しい・・・そんな場面での失点。雰囲気からいえば、このままおとなしくドローとは行かないような気配があっただけに。

しかし!「次の1点」をきめたのは、富山!
24分、熊本の「さぁ、このままの勢いで行け!」という雰囲気を打ち破って決勝点を挙げたのは、怪我から復帰の西野!大事な場面で、思い切りの良いミドルシュートが炸裂し、今季初ゴール。
怪我で出場できなかったブランクとか言っている場合ではないことは、本人がいちばんわかっていたということでしょう。絶好のタイミングで決められたのも、出場したからにはぬるいプレーをするわけにはいかないという、モチベーションの高さが生んだゴールとも言えるでしょう。
あと、久々の出場と言えば、9試合ぶりのスタメンとなった野嶋も忘れてはいけません。怪我で離脱のマコの穴を埋めるかたちでの出場ですが、「マコでないと駄目だ」とは言わせない働きぶり。それもまた、久々だからうんぬんではない、出るからには最善を尽くすという気持ちがプレーに表れていた、ということなのでしょう。

その後、熊本の猛攻をしのぎきり、試合終了。アウェーで勝ち点3を獲得!
2失点してしまったこと、特に前節に引き続いて早い段階で失点してしまったことについては、やはり猛省すべきことではあります。ですが、そこで気持ちが萎えて同じ轍を踏む、という展開にはなりませんでした。選手たちも、前節の展開が思い出されたはず。しかし、それをはね除けて勝利をつかみ取りました。
1戦1戦が、成長の場。そして、そのなかで勝ちきる強さを見せられたことは、今後につながる大きな収穫です。
怪我人が多く苦しい状況は続きます。しかし、その中にあっても、前進を続けろ!と。成長を止めるな!と。
次節まで中2日。当然疲労もあるでしょうが、それでも、勝ってほしい。そしてまた、勝ちきる強さ、成長の証をみせてほしい!
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