行く末遠ければ

生まれも育ちも富山県砺波市
地元サッカークラブ・カターレ富山を応援するブログ

第44節  アビスパ福岡戦

2009-10-06 22:41:59 | カターレ富山
仙台戦の惜敗から中2日、アウェーでアビスパ福岡と対戦します。
過去2戦はいずれもドロー。決着をつけねばなりません。もちろん、勝利によって。
相手は、あの仙台に今季2勝しており、しかも前節はセレッソを無得点に抑えています。安定した守備は、ここ3試合無失点。得点するのはたやすくないでしょう。
逆に言うなら、ここ最近で戻った感のある得点力が本物かどうかを見極める、絶好の機会とも言えましょう。3得点を挙げて勝利した前々節、敗れはしたものの、2得点を挙げて仙台を苦しめた前節。その証を、この福岡戦を制することで打ち立てねば。

福岡とのレベルファイブスタジアムでの対戦は、今季Jリーグのオープニングゲームでもあった開幕戦以来、ちょうど7ヶ月ぶり。
期待と不安が入り混じったなかでの試合は、相手とのレベルの差をしっかりとしたチーム力で埋めてしのぎきり、0-0のドローで、初戦で勝ち点1を得ました。
この試合で、「初戦でよくやった!」「勝てなかったのは残念だけど、引き分けでも上出来」と評されていた中で、試合後、「勝てた試合だった」というコメントを残した選手が。途中出場でJ初舞台に臨んだ、木本敬介その人です。大分県生まれ、東福岡高出身。福岡の地でのアビスパ戦というものには、期するところがあったのではないでしょうか。
そして、再び迎えるアウェー福岡戦。前節の試合後、無念のあまり座り込んでしまった姿を見ているだけに・・・その悔しさを晴らすには、凱旋ゴールを決めるしかないでしょう!いつにも増して、気合いが入っているはず。その敬介の活躍を、期待せずにはいられません。

開幕戦から7ヶ月、44試合目となる今節。そのあいだのカターレ富山というチームの成長を、はじまりの地で、いかんなくぶつけてほしいです。
ここまで2試合引き分けなのも、偶然ではなく、実力で負けなかった結果である、と。そして、その実力をもって、今節こそは、あのとき得られなかった勝利を!
勝たれ!!富山!!
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ハセ2発も実らず。接戦に敗れ、無念の黒星  ベガルタ仙台戦

2009-10-06 21:05:46 | カターレ富山
2-3で敗戦。
先制されながらも追いつき、逆転に成功したものの、さらに逆転されて敗れてしまいました。
やはりムリはできないということか、前節復帰した上園は出場せず。濵野、朝日を怪我で欠き、西野も出場停止、さらに試合中に雄二が交代と、主力をこれでもかというほど欠く苦しい布陣。しかし、それでも出場メンバーが奮起し、限界まで力を発揮、強豪相手に奮戦しました。
しかし・・・リードを奪いながらも限界の力で余裕がなかったカターレに対し、リードされながらも余力を残していた仙台の「地力の差」に屈してしまった格好。これで、初の3タテを食らってしまったわけですが、内容は悪くありませんでした。
特に、ハセの2ゴールは偶然でもなく、練習の成果が出た評価すべきもの。敗れはしたものの、成長の証はしっかりと見せつけました。


3戦連続の開始直後失点とはならなかったものの、気が抜けたということでもないでしょうが、ちょっとした隙が出来た8分、先制を許してしまいました。キックの正確さにおいてはリーグ屈指の梁 勇基に決められてしまい、またしてもビハインドを背負う展開となっていまいました。
しかし、ショックを引きずって前半のうちに立て続けに失点した第1クールとは違い、今回は落ち着いていました。早め早めのチェックをしっかりと実行し、相手にチャンスを作らせませんでした。
やはり、個人の能力で見れば、素人目に見てもはっきりとわかるほどに、あきらかに相手の方が上手でした。ボールの収まり、キープ力など、あからさまにレベルが違ったというか。しかし、それに屈しなかったのは、チームの掲げる組織サッカーがしっかりと実行されていたことによるものです。

そして、28分。CKのチャンスに、混戦から隙を突いたハセが今季初ゴールを挙げ、同点に!前節の横浜戦同様、リードされながらも前半のうちに追いつく展開に、会場のボルテージも一気に上がりました。
迎えた後半、雄二が途中交代というアクシデントはありながらも、粘り強いプレーは健在、運動量を落とすことなく、仙台に食らいついて行きました。
75分、待望の逆転弾が!敬介がそのスピードを活かしてサイドを切り込み、競り合いつつ倒れ込みながらも上げたクロスに、「信じていた」というハセが頭で合わせ、ゴール!これぞ長谷川満の真骨頂とも言うべき、みごとなヘッドでした。今季ここまで怪我に苦しみ、出場しても結果が残せないつらい日々が続いてきましたが、去年のチーム得点王の力を呼び起こしたような、その力強さといったら!会場のテンションも最高潮に!

ですが。
やはり、相手は昇格争いをする強豪チーム。そう簡単にはいきませんでした。僅か3分後に同点とされ、続く83分、中島裕希にまたしても凱旋ゴールを決められてしまい、逆転を許してしまいました。
その後も攻め続けたものの、ただでさえ厳しい時間帯の失点、さらに相手はリーグ最少失点を誇るチーム。5分のロスタイムも得点には結びつかず、そのまま敗れてしまいました。

終了のホイッスルを聞き、がっくりとうなだれる選手たち。なかでも、相手ゴール近くで座り込んでしまった敬介の姿が印象的でした。あれだけの頑張りが勝利につながらなかった無念さは、察するにあまりあるというものでしょう。それが全てではないとはいえ、やはり、くぐってきた修羅場の数というか、Jリーグを戦ってきたチームとしての経験の差はあったと思います。苦しい展開で、地力の差を見せつけられたというか。
ならばこそ。このくやしさを、忘れないでほしい。そして、糧としてほしい。このつらさを乗り越えることで、成長を続けてほしい。

今季、とうとう3連敗で勝ち点を挙げられないままの負け越し。仙台は、強かった。第1クールのような一方的な展開だけでなく、今節のような、接戦でも勝利をもぎ取る強さがありました。
そんな強さを持つことが強豪チームと呼ばれるための条件だとするならば、カターレとて、それを身につけていかなければ。
今回味わったつらさが、強さに変わるように。同時に、これまで伸ばしてきた力が、さらに伸びていくように。
さらなる前進を期待しつつ、応援を続けていこうと思います。
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