1-2で敗戦。
今季、ここまでいろいろと過去最悪を更新してきました。5失点しただの、2点差をひっくり返されて敗れただの。
そして、今節。
強豪相手に大金星を目前にしながら、逆転負け。勝ち点はひとつも増えず、増えたのは失点2。
いったいどうやったら効果的にダメージのでかい負け方ができるか?という品評会のよう。
最下位は変らず。これも経験、と片付けるには、どうにもこうにも苦い敗戦となってしまいました。
連戦の疲労の影響か、全体的にキレに乏しかった千葉に対し、復活の兆しを見せる組織サッカーをもって、敢然と立ち向かったカターレ。
少ないチャンスの中からも攻撃のかたちをつくり、守備においても雄二が神セーブ。0-0で前半を折り返したのも、及第点といえたところでしょう。
試合が動いたのが、69分。ペナルティーエリアで苔口が倒され、PKを獲得。黒部が冷静に決め、ジリジリとした試合の中でほしくてたまらなかった先制点を奪いました。
もちろん、それだけで勝てるとは思えないほどの相手ではあったものの、それでも、大きな勇気をもらった得点。
最大限の集中をもってすれば、最下位チームが2位という遙か格上を打ち倒す、ジャイアントキリングも見えてくる・・・そう思っていました。
しかし。
試合も最終盤の85分。
そりゃ、千葉の選手との個人の能力比較においては、到底及ばないことはわかっていました。それでも、個人でダメなら組織で、と対抗してきました。
その思いを一蹴するかのような、ネットの華麗すぎるオーバーヘッドで同点に。
流れの中で得点できていなかったカターレにとっては、どうにもこうにも痛い失点でした。
「それでも、まだ試合が終わったわけじゃない」
その思いに、チームの意思統一が図れていませんでした。
CKを得た場面で、黒部が選んだのは、ボールをキープして引き分け・勝ち点1を狙いに行く作戦。チームとしての指示ではなく、個人としての判断だったようで。
一方で、あくまで勝ちに行くとしていたDF陣が上がっていたりと、あやふやな対応をしてしまうことに。
その隙を突かれたかたち、とも言えるかも知れません。
セットプレーからの失点が多く、注意しなければならないことはわかっていたはず。にもかかわらず、4分あったロスタイムの3分、そのセットプレーから失点。終了5分前まであった勝ち点3は、1でもなく0になってしまいました。
プレビューで書いたとおり、千葉在籍時とは違い、チームの中心選手である黒部。
その責任感から勝ち点1を狙いにいった判断は、間違いであったとまでは言い切れません。
ですが。
いい試合をしても思うように結果がついてこないという苦しい時期にあって、最後の最後まで勝利を求め続ける姿勢を見たかった、というのが正直なところです。
最下位に低迷していようと、勝利を目指して1戦1戦必死に戦い抜く姿勢・・・負けてもいいから、などとは言えませんが、それでも、それこそがファン・サポーターの応援のモチベーションであることも事実。
試合後、ゴール裏から厳しい発言がとんだとも聞きます。
負けたから言っているんじゃない、結果が出なかったから言っているんじゃない。
チーム一丸となる姿勢の揺らぎへの警鐘―――選手たちに届いたでしょうか?
雨降って地固まる―――今、いちばん願っていること。
思えば、2年前のゴールデンウィーク。
低迷していたチームがソニー仙台に0-2で完敗、目標の4位以内との勝ち点差も12という危機的状況となったことが思い出されます。
そこで、チームが今一度ひとつにまとまろうと奮起、後の躍進へとつなげました。
今、願うのはその再現。
ただでさえ苦しい時期に、こんなショッキングな負け方をした。だからこそ。もう一度言います。ピンチこそがチャンス。
このままでは終われません。
次節、チーム全体の意思疎通を経て、勝つチームへと生まれ変わった姿を期待します。
追伸。
ルーキーの森くんが初めてベンチ入り。
その試合がとんでもないことになりましたが・・・プロの厳しさを肌で感じ、糧としてくれることを願います。そして、デビューのあかつきには、その力でチームを勝利に導いてくれることを期待します。
今季、ここまでいろいろと過去最悪を更新してきました。5失点しただの、2点差をひっくり返されて敗れただの。
そして、今節。
強豪相手に大金星を目前にしながら、逆転負け。勝ち点はひとつも増えず、増えたのは失点2。
いったいどうやったら効果的にダメージのでかい負け方ができるか?という品評会のよう。
最下位は変らず。これも経験、と片付けるには、どうにもこうにも苦い敗戦となってしまいました。
連戦の疲労の影響か、全体的にキレに乏しかった千葉に対し、復活の兆しを見せる組織サッカーをもって、敢然と立ち向かったカターレ。
少ないチャンスの中からも攻撃のかたちをつくり、守備においても雄二が神セーブ。0-0で前半を折り返したのも、及第点といえたところでしょう。
試合が動いたのが、69分。ペナルティーエリアで苔口が倒され、PKを獲得。黒部が冷静に決め、ジリジリとした試合の中でほしくてたまらなかった先制点を奪いました。
もちろん、それだけで勝てるとは思えないほどの相手ではあったものの、それでも、大きな勇気をもらった得点。
最大限の集中をもってすれば、最下位チームが2位という遙か格上を打ち倒す、ジャイアントキリングも見えてくる・・・そう思っていました。
しかし。
試合も最終盤の85分。
そりゃ、千葉の選手との個人の能力比較においては、到底及ばないことはわかっていました。それでも、個人でダメなら組織で、と対抗してきました。
その思いを一蹴するかのような、ネットの華麗すぎるオーバーヘッドで同点に。
流れの中で得点できていなかったカターレにとっては、どうにもこうにも痛い失点でした。
「それでも、まだ試合が終わったわけじゃない」
その思いに、チームの意思統一が図れていませんでした。
CKを得た場面で、黒部が選んだのは、ボールをキープして引き分け・勝ち点1を狙いに行く作戦。チームとしての指示ではなく、個人としての判断だったようで。
一方で、あくまで勝ちに行くとしていたDF陣が上がっていたりと、あやふやな対応をしてしまうことに。
その隙を突かれたかたち、とも言えるかも知れません。
セットプレーからの失点が多く、注意しなければならないことはわかっていたはず。にもかかわらず、4分あったロスタイムの3分、そのセットプレーから失点。終了5分前まであった勝ち点3は、1でもなく0になってしまいました。
プレビューで書いたとおり、千葉在籍時とは違い、チームの中心選手である黒部。
その責任感から勝ち点1を狙いにいった判断は、間違いであったとまでは言い切れません。
ですが。
いい試合をしても思うように結果がついてこないという苦しい時期にあって、最後の最後まで勝利を求め続ける姿勢を見たかった、というのが正直なところです。
最下位に低迷していようと、勝利を目指して1戦1戦必死に戦い抜く姿勢・・・負けてもいいから、などとは言えませんが、それでも、それこそがファン・サポーターの応援のモチベーションであることも事実。
試合後、ゴール裏から厳しい発言がとんだとも聞きます。
負けたから言っているんじゃない、結果が出なかったから言っているんじゃない。
チーム一丸となる姿勢の揺らぎへの警鐘―――選手たちに届いたでしょうか?
雨降って地固まる―――今、いちばん願っていること。
思えば、2年前のゴールデンウィーク。
低迷していたチームがソニー仙台に0-2で完敗、目標の4位以内との勝ち点差も12という危機的状況となったことが思い出されます。
そこで、チームが今一度ひとつにまとまろうと奮起、後の躍進へとつなげました。
今、願うのはその再現。
ただでさえ苦しい時期に、こんなショッキングな負け方をした。だからこそ。もう一度言います。ピンチこそがチャンス。
このままでは終われません。
次節、チーム全体の意思疎通を経て、勝つチームへと生まれ変わった姿を期待します。
追伸。
ルーキーの森くんが初めてベンチ入り。
その試合がとんでもないことになりましたが・・・プロの厳しさを肌で感じ、糧としてくれることを願います。そして、デビューのあかつきには、その力でチームを勝利に導いてくれることを期待します。