1-1のドロー。
怪我人続出という状況の中、試合日前から今節のスタメン起用が囁かれていた森くん。去年、Jデビューとなったホーム栃木戦は完敗を喫し、苦い思い出に。それだけに、ホーム戦での今季初出場・初スタメンには、強い決意を持って臨んだことと思います。
ホーム熊本戦でシーズン初出場となった、富山県出身の背番号25―――一昨年、まったく同じシチュエーションがありました。そのときの野嶋の活躍は、交代出場からファーストタッチで決めたJ初ゴールとともに今でも語り草です。
そんな同じシチュエーションに対し、ファン・サポーターの誰もが「まさか」と思いながらも、その可能性を否定まではできなかったのですが・・・よもや、それが実現してしまおうとは。
森くんのJ初ゴール。もっとも、結果的には以前と違って決勝点にはならなかったのですが。
それでも。
同じく今季初出場・初スタメンだった松原ともども、全力でプレーする姿を見せてくれました。たとえレギュラーでなくとも、出場するからにはベストを尽くすというその姿勢を、見事にアピールしたのでした。
好調のままに上位につける熊本を撃破することはかなわなかったものの、追いつかれながらも追加点を許さず、しのぎきっての勝ち点1。
充分とはいかずとも、今季ワーストであった前節からしっかりと前進してみせた、そんな試合でした。
開始1分、いきなりピンチ到来。
堅くなっていた、という初出場・初スタメンの松原の対応が遅れ、相手FW長沢 駿にゴール前まで詰め寄られました。結果的には外れたものの、開始早々ひやりとさせられる展開。
それでも、その後は落ち着きを取り戻し、守備が崩れてしまうことはありませんでした。やはり、前節の北九州戦で押し込まれたときに防戦一方になってしまった反省が活かされたということでしょうか。こちらもなかなかチャンスは作れなかったものの、ボール際へのきちんとした対応によって、一方的に不利になることはありませんでした。
そんななか、迎えた28分。
CKのチャンスで相手DFがはじき出したボールに反応したのは森くん。ミドルからの低いシュートは、まだゴール前に詰めていた選手たちの間をすり抜け、ゴール隅に転がり込んだのでした。
ホーム熊本戦ということで、期待はしていました。
そうなったらいいな、とは思っていました。
とはいえ、実現するかどうかは、また別・・・そう思っていましたが、本当に実現してしまうとは。
当然、ファン・サポーターは大盛り上がり!いつか、ではなく、起用に応えての今季初スタメンでいきなり結果を残すとは。驚きとともに、起用が的確であったことの証明に感心したのでした。
そういえば、リョーガの初ゴールも熊本戦で、地元に錦を飾ったんだっけ。森くんとしても、同期として刺激を受けたはず。そして、今季は同い年の平出が主力として活躍中。なかなか出場機会がないながらも、自分だって!という思いを募らせてきたことでしょう。それを、見事にかたちにしてみせたのでした。
77分、途中出場の片山 奨典に決められてしまい、同点に。DFに当たってコースが変わったとはいえ、クリアしきれない守備の乱れからというまずい失点でした。
自力で勝る熊本に同点に追いつかれてしまったこと―――その重さをいかに乗り切るのかが問われました。
しかしながら、この日はこちらにツキのようなものもあったにせよ、熊本がいまひとつだった、ということも言えたかと思います。特に調子が悪かったとかではないのですが、なんていうか、「かっこつけたサッカー」をしていたような印象を受けたのです。きれいにつないで、きれいなシュートで勝とう、というような。
もしこれが遮二無二ゴールを狙ってきて、どんなかたちでも絶対に勝ってやる!というふうにかかってきていたならば、同点からは特に、もっと厳しい試合になってしまっていたことでしょう。
それでも、前節のロスタイム逆転負けのことがありました。
繰り返しますが、自力に勝る熊本。同じ轍を踏まないかは気がかりでならなかったものの・・・この日は、しっかりと最後まで勝とうという気概を見せました。終了直前まで敬介、朝日らが相手ゴールを脅かしました。
結局は実を結ばず、引き分けに終わってしまったのですが・・・。
とはいえ。
2連続逆転負けという不名誉な結果をひきずらず、連敗を阻止しました。メンバーが入れ替わっても、その出場メンバーが奮起することで、戦力ダウンとはなりませんでした。
起用に応え、ゴールという結果を出して見せた森くん。まだフル出場とまではいかないということで途中で退いたものの、それでも、手応えを得たことでしょう。
この試合で得た経験を元に、1歩、プロ選手としての道を踏み出しました。
大事なのは、これから。
さらなる精進を求めます。そして、地元の誇りとなる選手になってほしいです。
森くん・・・いやさ、タイジロー。
今後の活躍、期待したいです。
怪我人続出という状況の中、試合日前から今節のスタメン起用が囁かれていた森くん。去年、Jデビューとなったホーム栃木戦は完敗を喫し、苦い思い出に。それだけに、ホーム戦での今季初出場・初スタメンには、強い決意を持って臨んだことと思います。
ホーム熊本戦でシーズン初出場となった、富山県出身の背番号25―――一昨年、まったく同じシチュエーションがありました。そのときの野嶋の活躍は、交代出場からファーストタッチで決めたJ初ゴールとともに今でも語り草です。
そんな同じシチュエーションに対し、ファン・サポーターの誰もが「まさか」と思いながらも、その可能性を否定まではできなかったのですが・・・よもや、それが実現してしまおうとは。
森くんのJ初ゴール。もっとも、結果的には以前と違って決勝点にはならなかったのですが。
それでも。
同じく今季初出場・初スタメンだった松原ともども、全力でプレーする姿を見せてくれました。たとえレギュラーでなくとも、出場するからにはベストを尽くすというその姿勢を、見事にアピールしたのでした。
好調のままに上位につける熊本を撃破することはかなわなかったものの、追いつかれながらも追加点を許さず、しのぎきっての勝ち点1。
充分とはいかずとも、今季ワーストであった前節からしっかりと前進してみせた、そんな試合でした。
開始1分、いきなりピンチ到来。
堅くなっていた、という初出場・初スタメンの松原の対応が遅れ、相手FW長沢 駿にゴール前まで詰め寄られました。結果的には外れたものの、開始早々ひやりとさせられる展開。
それでも、その後は落ち着きを取り戻し、守備が崩れてしまうことはありませんでした。やはり、前節の北九州戦で押し込まれたときに防戦一方になってしまった反省が活かされたということでしょうか。こちらもなかなかチャンスは作れなかったものの、ボール際へのきちんとした対応によって、一方的に不利になることはありませんでした。
そんななか、迎えた28分。
CKのチャンスで相手DFがはじき出したボールに反応したのは森くん。ミドルからの低いシュートは、まだゴール前に詰めていた選手たちの間をすり抜け、ゴール隅に転がり込んだのでした。
ホーム熊本戦ということで、期待はしていました。
そうなったらいいな、とは思っていました。
とはいえ、実現するかどうかは、また別・・・そう思っていましたが、本当に実現してしまうとは。
当然、ファン・サポーターは大盛り上がり!いつか、ではなく、起用に応えての今季初スタメンでいきなり結果を残すとは。驚きとともに、起用が的確であったことの証明に感心したのでした。
そういえば、リョーガの初ゴールも熊本戦で、地元に錦を飾ったんだっけ。森くんとしても、同期として刺激を受けたはず。そして、今季は同い年の平出が主力として活躍中。なかなか出場機会がないながらも、自分だって!という思いを募らせてきたことでしょう。それを、見事にかたちにしてみせたのでした。
77分、途中出場の片山 奨典に決められてしまい、同点に。DFに当たってコースが変わったとはいえ、クリアしきれない守備の乱れからというまずい失点でした。
自力で勝る熊本に同点に追いつかれてしまったこと―――その重さをいかに乗り切るのかが問われました。
しかしながら、この日はこちらにツキのようなものもあったにせよ、熊本がいまひとつだった、ということも言えたかと思います。特に調子が悪かったとかではないのですが、なんていうか、「かっこつけたサッカー」をしていたような印象を受けたのです。きれいにつないで、きれいなシュートで勝とう、というような。
もしこれが遮二無二ゴールを狙ってきて、どんなかたちでも絶対に勝ってやる!というふうにかかってきていたならば、同点からは特に、もっと厳しい試合になってしまっていたことでしょう。
それでも、前節のロスタイム逆転負けのことがありました。
繰り返しますが、自力に勝る熊本。同じ轍を踏まないかは気がかりでならなかったものの・・・この日は、しっかりと最後まで勝とうという気概を見せました。終了直前まで敬介、朝日らが相手ゴールを脅かしました。
結局は実を結ばず、引き分けに終わってしまったのですが・・・。
とはいえ。
2連続逆転負けという不名誉な結果をひきずらず、連敗を阻止しました。メンバーが入れ替わっても、その出場メンバーが奮起することで、戦力ダウンとはなりませんでした。
起用に応え、ゴールという結果を出して見せた森くん。まだフル出場とまではいかないということで途中で退いたものの、それでも、手応えを得たことでしょう。
この試合で得た経験を元に、1歩、プロ選手としての道を踏み出しました。
大事なのは、これから。
さらなる精進を求めます。そして、地元の誇りとなる選手になってほしいです。
森くん・・・いやさ、タイジロー。
今後の活躍、期待したいです。