0-0のドロー。
結果的に言えば今節も勝つことが出来ず、無得点で8戦勝ち無し。
それでも。
前節の大敗を引きずることなく、積極的なプレーを見せました。攻め込まれても粘り強く耐えきり、6試合ぶりの無失点で連敗を止めました。
勝利には、まだ力が足りない印象。とはいえ、ここ数試合で見失っていた連動性、チャレンジする姿勢、なにより気持ちをしっかりと持っている様が見て取れたのは収穫と言えましょう。
もちろん、勝てなかったのは残念だし、無得点に表れるような力不足は一刻も早く改善しなければならないところ。
ですが、そのなかにあっても、足踏み、あるいは後退さえしていた状況から、きちんと前を見据えた試合になったと思います。
前節と変わらないスタメンで臨んだ今節。怪我をした選手の復帰が待たれる一方で、選手の入れ替えだけでどうにかなるものでもないこともまたあるわけで。その意味で、スタメン選手には前節の苦い経験を乗り越えるだけの気合いと覚悟が求められました。
前半はカターレのペース。
開幕戦ごろに見せていた前線からのプレッシャーで追い込む姿勢が戻ってきたように、積極的に相手に向かっていく姿勢が見られました。高い位置からの守備で、相手に決定的なチャンスを作らせず。
しかし、運動量の落ちた後半にまでは継続できず、防戦一方に。粘り強く守ってはいたものの、反撃の糸口がなかなかみつけられない状態が続きました。
とはいえ、これまでであれば集中が切れて失点していたであろうところでも、(札幌の拙攻に助けられた感もなきにしもあらずとはいえ)最後まで耐えきったことは評価すべきかと。さんざん煮え湯を飲まされてきた相手セットプレーのピンチにおいても、気持ちをしっかりと維持し、得点を許しませんでした。中盤では平出、最終ラインでは池端、舩津の頑張りが効いていたように思います。なんとかしなければならない、という気持ちがプレーに表れ、それが無失点という結果に結びつくという成果を、今後も力へと変えていってほしいと願わずにはいられません。
他方、解消されていない課題も。
深刻な得点力不足は、今節も無得点に終わってしまいました。惜しいシーンもありはしましたが、相手に「このままではいつかやられる!」と思わせるような、脅威を与えるほどの力は出せませんでした。
西野、谷田といった中列の選手が上がってミドルを狙う、といったシーンは評価すべきものでしたが、それも、前線のメンバーの頑張りがあってこそ活きるというもの。その前線のメンバーはといえば、「そこで撃っとけよ」という場面での躊躇がまだ見られたりと、なかなか改善が見て取れませんでした。
3-3-3-1というフォーメーションをとるにあたっての生命線は、攻守の切り替えの素早さ。前節までの悪いときに比べればだいぶ改善されてはいたものの、守備の際、「もう一歩早く動き出せるだろ」というもどかしさがありました。その反面、攻撃時には慌てて蹴り出してしまう場面が多々あるように見受けられ、「もう一歩落ち着けよ」という気も・・・。
攻撃にリズムが生まれないのは、その落ち着きが足りないからのように思えました。そりゃ、素早く動き出すことは大事。迷ってモタモタしているうちに相手に対応する余裕を与えてしまうよりは。しかし、だからと言って、やみくもに動きだしても。攻撃時に余裕が足りないことが攻撃の選択肢を減らしてしまい、相手に対応するチャンスを与えてしまうことにつながっているような気がします。そのあたり、もうすこしうまく対応できれば・・・。
やはり、成功体験が乏しいということがネックとなっている感があります。
攻撃に余裕がないというのも、良い形のイメージが固まっていないからかと。良い形が作れてそれが得点という結果に結びつくということを実感していけたなら、自信となって次につながる、その自信がまた良い形をつくる、という好循環を形成しないことには、なかなか現状打破には至らないかと。
そして、それは試合結果も同様。
これで8戦連続勝ち無しですが・・・これも、勝つことによって得られる自信が、次なる勝利への活力となるはず。
今節も勝つことが出来ず、無得点。
それでも。
悪夢のような大量失点からは、無失点という結果を出して抜け出した。連敗も止めた。進むべき道へ、その方向に向くことはできたかと。
ならば、次はその道を走り出さねば。
次の試合まで中2日。立ち止まっている暇はありません。
この試合で見せた立ち向かう意志を、走り出す力としなければ。
結果的に言えば今節も勝つことが出来ず、無得点で8戦勝ち無し。
それでも。
前節の大敗を引きずることなく、積極的なプレーを見せました。攻め込まれても粘り強く耐えきり、6試合ぶりの無失点で連敗を止めました。
勝利には、まだ力が足りない印象。とはいえ、ここ数試合で見失っていた連動性、チャレンジする姿勢、なにより気持ちをしっかりと持っている様が見て取れたのは収穫と言えましょう。
もちろん、勝てなかったのは残念だし、無得点に表れるような力不足は一刻も早く改善しなければならないところ。
ですが、そのなかにあっても、足踏み、あるいは後退さえしていた状況から、きちんと前を見据えた試合になったと思います。
前節と変わらないスタメンで臨んだ今節。怪我をした選手の復帰が待たれる一方で、選手の入れ替えだけでどうにかなるものでもないこともまたあるわけで。その意味で、スタメン選手には前節の苦い経験を乗り越えるだけの気合いと覚悟が求められました。
前半はカターレのペース。
開幕戦ごろに見せていた前線からのプレッシャーで追い込む姿勢が戻ってきたように、積極的に相手に向かっていく姿勢が見られました。高い位置からの守備で、相手に決定的なチャンスを作らせず。
しかし、運動量の落ちた後半にまでは継続できず、防戦一方に。粘り強く守ってはいたものの、反撃の糸口がなかなかみつけられない状態が続きました。
とはいえ、これまでであれば集中が切れて失点していたであろうところでも、(札幌の拙攻に助けられた感もなきにしもあらずとはいえ)最後まで耐えきったことは評価すべきかと。さんざん煮え湯を飲まされてきた相手セットプレーのピンチにおいても、気持ちをしっかりと維持し、得点を許しませんでした。中盤では平出、最終ラインでは池端、舩津の頑張りが効いていたように思います。なんとかしなければならない、という気持ちがプレーに表れ、それが無失点という結果に結びつくという成果を、今後も力へと変えていってほしいと願わずにはいられません。
他方、解消されていない課題も。
深刻な得点力不足は、今節も無得点に終わってしまいました。惜しいシーンもありはしましたが、相手に「このままではいつかやられる!」と思わせるような、脅威を与えるほどの力は出せませんでした。
西野、谷田といった中列の選手が上がってミドルを狙う、といったシーンは評価すべきものでしたが、それも、前線のメンバーの頑張りがあってこそ活きるというもの。その前線のメンバーはといえば、「そこで撃っとけよ」という場面での躊躇がまだ見られたりと、なかなか改善が見て取れませんでした。
3-3-3-1というフォーメーションをとるにあたっての生命線は、攻守の切り替えの素早さ。前節までの悪いときに比べればだいぶ改善されてはいたものの、守備の際、「もう一歩早く動き出せるだろ」というもどかしさがありました。その反面、攻撃時には慌てて蹴り出してしまう場面が多々あるように見受けられ、「もう一歩落ち着けよ」という気も・・・。
攻撃にリズムが生まれないのは、その落ち着きが足りないからのように思えました。そりゃ、素早く動き出すことは大事。迷ってモタモタしているうちに相手に対応する余裕を与えてしまうよりは。しかし、だからと言って、やみくもに動きだしても。攻撃時に余裕が足りないことが攻撃の選択肢を減らしてしまい、相手に対応するチャンスを与えてしまうことにつながっているような気がします。そのあたり、もうすこしうまく対応できれば・・・。
やはり、成功体験が乏しいということがネックとなっている感があります。
攻撃に余裕がないというのも、良い形のイメージが固まっていないからかと。良い形が作れてそれが得点という結果に結びつくということを実感していけたなら、自信となって次につながる、その自信がまた良い形をつくる、という好循環を形成しないことには、なかなか現状打破には至らないかと。
そして、それは試合結果も同様。
これで8戦連続勝ち無しですが・・・これも、勝つことによって得られる自信が、次なる勝利への活力となるはず。
今節も勝つことが出来ず、無得点。
それでも。
悪夢のような大量失点からは、無失点という結果を出して抜け出した。連敗も止めた。進むべき道へ、その方向に向くことはできたかと。
ならば、次はその道を走り出さねば。
次の試合まで中2日。立ち止まっている暇はありません。
この試合で見せた立ち向かう意志を、走り出す力としなければ。