リーグ戦の前半日程が終了、折り返しとなるこのタイミングで迎える今年度の天皇杯。
国立競技場の改修、来年早々のアジアカップの日程という要素が重なり、例年とは異なるスケジュールの中で戦うこととなります。
ぶっちゃけた言い方をしてしまうと。
正直なところ、「リーグ戦に集中したいからカップ戦でヘタに勝ち残りたくない」ってのが本音、というクラブがあることは今に始まったことではありません。勝ち残ることでみすみす不利な日程を強いられる、怪我のリスクをも背負う、というのでは割が合わない、と。
リーグ戦に集中しなければならない、という観点から言えば―――実際、シード扱いであるところのJ1・J2合わせて40クラブのうち、J2最下位であるカターレこそが、ほかのどのクラブにも増して「それどころじゃない」と言えるのかもしれません。このまま降格しようものなら、そのシード権も無くしてしまうことと同義なのだから。
降格回避が至上命題となってしまっている現状、直接関係のない些事に気をとられている場合ではないという意見も、わからなくはないところ。
けれど。
本当にそれで良いのか?と。
前半戦でたったの2勝しかできなかったチームが、またいつもどおりに負けたところで、それがなんになるというのか?
それがチームのためになるとでも?
答えは、否。
そんなことを気にしている暇があったら勝ってみせろ、と。
そんなことを気にしている暇があったら、1試合でも早く負け癖を解消してみせろ、と。
それでなくとも、横浜FCとはリーグ戦で1ヶ月もしないうちに対戦することとなります。今回と同じくニッパツで。無論、今回の対戦がそのときに与える影響というものも、決して少ないものではないはず。
思えば、昨年の天皇杯。リーグ戦で山形に1-3で敗戦を喫してしまったあと、わずか2週後に再戦。今度こそ!という気合いとともに挑んだ試合でしたが・・・結果は、都合3度のリードを守りきれず、PK戦の末に敗れました。
敗戦を糧に奮戦した、とも言えなくもないでしょうが・・・もし、の話をしてもどうかとは思いますが、もしリーグ戦で勝てていたら、同じ結果になっていたでしょうか?
その意味で言えば。
2010年に、まさに天皇杯の緒戦として横浜FCと対戦しています。そのときには先んじて行われた天皇杯で1-2の敗戦、リベンジを期して臨んだはずのリーグ戦のほうでは、1-4と惨敗。その試合を最後に楚輪前監督が解任されたのでした。
その意趣返し、ということでもないでしょうが・・・再び巡ってきた、天皇杯からリーグ戦、という横浜FCとの試合。
現状、4年前の状況よりもさらに悪い、過去最悪の戦績。また同じことを繰り返してしまう可能性は、低くない・・・高いとすら言えるかも。
だけれども。
それで良いのか?
良いはずがない。
ならば、勝しかない。この最悪の状況を抜け出す足がかりとなるならば、勝つしか無かろうよ。
期待したいのは、白崎。
清水に在籍していた一昨年は、ハットトリックを含めて2試合で4得点。昨年は移籍後初ゴールを含む2得点を、天皇杯の舞台で挙げています。
そんな“天皇杯男”の活躍を、期待せずにはいられません。
特に昨年の山形戦においては、延長戦で勝ち越しゴールを挙げながら終了間際にオウンゴールで同点、1巡してなお勝負のつかなかったPK戦の最後で失敗、敗れてしまうというとんでもなく悔しい敗戦を喫しています。その悔しさを覚えていたのならば、負けて良い理由がありません。
昨年は、そこから調子を上げていったことで終盤の大活躍につながり、ひいてはチームの残留に大きく貢献しました。
ならば。
今年も、その再現をしない手はないでしょう。今年は勝利によって上昇気流に乗り、さらにはチームを救う大活躍へと繋げていかねばなりません。
そして、守備陣ではGKの飯田。過去に1年所属していた横浜FCとの対戦。神奈川は地元でもあるだけに、思い入れもあることでしょう。2012年にリーグ戦でニッパツのピッチに立ったことはありますが、そのときには0-3の惨敗、シーズンでもワーストという内容の試合となってしまっています。それだけに。今回こそ、勝ってカターレ富山に飯田あり、という姿を見せつけねばなりません。そして、来月のリーグ戦でも勝つ、その布石を打たねば。
さらに、ルーキーの田中も地元神奈川での試合出場に意欲を見せているとか。ここまでなかなか勝利という結果には結びついていないものの、それでもプレーぶりには可能性を感じさせています。プロのサッカー選手としてのプライドを、地元でしっかりと刻みつけてほしい。そう思います。
仮に、このまま最下位が続き、降格してしまったとして。来年はJ3のチームとして、富山県代表枠で出場しなければならなくなります。
カターレ富山というクラブにとっては言うまでもないとして、富山県サッカーの発展においても、それは痛手以外の何物でもないでしょう。
先日行われた1回戦で、サウルコス福井に0-7と大敗を喫してしまった富山新庄クラブ。来年こそは!との思いもあるでしょう。そんな思いを、みすみす降格してきたカターレが邪魔して良いものか?良くないに決まっている。富山県サッカーの頂点としてのプライド。それを残留によって堅持せねばならないことは、言うまでもありません。
天皇杯だから、と、特別に意識せねばならないことは、なにもない。
そんなことより大事なのは、勝つこと。
公式戦での勝利というものに、全力で、遮二無二向き合っていくこと。そして、結果としての勝利を手にすること。
引き分けのない、完全決着が伴うカップ戦。
ならでは、という悔しさは、昨年最悪の形で味わった。
ならばこそ。
勝つことだけに集中すべき。負けないことではなく、勝つことが大事。試合終了のホイッスルを聞くまで、意識を高く、勝ちきることこそが至上命題。
だから、勝つ!勝って、反撃ののろしを上げる!!
必勝の思いを力に変えろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!!
国立競技場の改修、来年早々のアジアカップの日程という要素が重なり、例年とは異なるスケジュールの中で戦うこととなります。
ぶっちゃけた言い方をしてしまうと。
正直なところ、「リーグ戦に集中したいからカップ戦でヘタに勝ち残りたくない」ってのが本音、というクラブがあることは今に始まったことではありません。勝ち残ることでみすみす不利な日程を強いられる、怪我のリスクをも背負う、というのでは割が合わない、と。
リーグ戦に集中しなければならない、という観点から言えば―――実際、シード扱いであるところのJ1・J2合わせて40クラブのうち、J2最下位であるカターレこそが、ほかのどのクラブにも増して「それどころじゃない」と言えるのかもしれません。このまま降格しようものなら、そのシード権も無くしてしまうことと同義なのだから。
降格回避が至上命題となってしまっている現状、直接関係のない些事に気をとられている場合ではないという意見も、わからなくはないところ。
けれど。
本当にそれで良いのか?と。
前半戦でたったの2勝しかできなかったチームが、またいつもどおりに負けたところで、それがなんになるというのか?
それがチームのためになるとでも?
答えは、否。
そんなことを気にしている暇があったら勝ってみせろ、と。
そんなことを気にしている暇があったら、1試合でも早く負け癖を解消してみせろ、と。
それでなくとも、横浜FCとはリーグ戦で1ヶ月もしないうちに対戦することとなります。今回と同じくニッパツで。無論、今回の対戦がそのときに与える影響というものも、決して少ないものではないはず。
思えば、昨年の天皇杯。リーグ戦で山形に1-3で敗戦を喫してしまったあと、わずか2週後に再戦。今度こそ!という気合いとともに挑んだ試合でしたが・・・結果は、都合3度のリードを守りきれず、PK戦の末に敗れました。
敗戦を糧に奮戦した、とも言えなくもないでしょうが・・・もし、の話をしてもどうかとは思いますが、もしリーグ戦で勝てていたら、同じ結果になっていたでしょうか?
その意味で言えば。
2010年に、まさに天皇杯の緒戦として横浜FCと対戦しています。そのときには先んじて行われた天皇杯で1-2の敗戦、リベンジを期して臨んだはずのリーグ戦のほうでは、1-4と惨敗。その試合を最後に楚輪前監督が解任されたのでした。
その意趣返し、ということでもないでしょうが・・・再び巡ってきた、天皇杯からリーグ戦、という横浜FCとの試合。
現状、4年前の状況よりもさらに悪い、過去最悪の戦績。また同じことを繰り返してしまう可能性は、低くない・・・高いとすら言えるかも。
だけれども。
それで良いのか?
良いはずがない。
ならば、勝しかない。この最悪の状況を抜け出す足がかりとなるならば、勝つしか無かろうよ。
期待したいのは、白崎。
清水に在籍していた一昨年は、ハットトリックを含めて2試合で4得点。昨年は移籍後初ゴールを含む2得点を、天皇杯の舞台で挙げています。
そんな“天皇杯男”の活躍を、期待せずにはいられません。
特に昨年の山形戦においては、延長戦で勝ち越しゴールを挙げながら終了間際にオウンゴールで同点、1巡してなお勝負のつかなかったPK戦の最後で失敗、敗れてしまうというとんでもなく悔しい敗戦を喫しています。その悔しさを覚えていたのならば、負けて良い理由がありません。
昨年は、そこから調子を上げていったことで終盤の大活躍につながり、ひいてはチームの残留に大きく貢献しました。
ならば。
今年も、その再現をしない手はないでしょう。今年は勝利によって上昇気流に乗り、さらにはチームを救う大活躍へと繋げていかねばなりません。
そして、守備陣ではGKの飯田。過去に1年所属していた横浜FCとの対戦。神奈川は地元でもあるだけに、思い入れもあることでしょう。2012年にリーグ戦でニッパツのピッチに立ったことはありますが、そのときには0-3の惨敗、シーズンでもワーストという内容の試合となってしまっています。それだけに。今回こそ、勝ってカターレ富山に飯田あり、という姿を見せつけねばなりません。そして、来月のリーグ戦でも勝つ、その布石を打たねば。
さらに、ルーキーの田中も地元神奈川での試合出場に意欲を見せているとか。ここまでなかなか勝利という結果には結びついていないものの、それでもプレーぶりには可能性を感じさせています。プロのサッカー選手としてのプライドを、地元でしっかりと刻みつけてほしい。そう思います。
仮に、このまま最下位が続き、降格してしまったとして。来年はJ3のチームとして、富山県代表枠で出場しなければならなくなります。
カターレ富山というクラブにとっては言うまでもないとして、富山県サッカーの発展においても、それは痛手以外の何物でもないでしょう。
先日行われた1回戦で、サウルコス福井に0-7と大敗を喫してしまった富山新庄クラブ。来年こそは!との思いもあるでしょう。そんな思いを、みすみす降格してきたカターレが邪魔して良いものか?良くないに決まっている。富山県サッカーの頂点としてのプライド。それを残留によって堅持せねばならないことは、言うまでもありません。
天皇杯だから、と、特別に意識せねばならないことは、なにもない。
そんなことより大事なのは、勝つこと。
公式戦での勝利というものに、全力で、遮二無二向き合っていくこと。そして、結果としての勝利を手にすること。
引き分けのない、完全決着が伴うカップ戦。
ならでは、という悔しさは、昨年最悪の形で味わった。
ならばこそ。
勝つことだけに集中すべき。負けないことではなく、勝つことが大事。試合終了のホイッスルを聞くまで、意識を高く、勝ちきることこそが至上命題。
だから、勝つ!勝って、反撃ののろしを上げる!!
必勝の思いを力に変えろ!!
勝たれ!!!富山!!!!!!