3週ぶりのリーグ戦再開、第3クール初戦となる今節。ホームでAC長野パルセイロを迎え撃ちます。
残り1クール12試合をしっかり戦い抜くために、このリーグ戦インターバル開けの初戦をしっかり勝ちたい―――そう意気込んで試合に臨むのはどのクラブも同じでしょうが、そのなかにあって同じではないのが、カターレ。
天皇杯県代表決定戦で敗れ、本戦出場ならず。プロ失格の烙印を押されてしまうことに。
その引責とも言われる、岸野監督の解任。
澤入GMが監督兼務として臨むこととなる、その初戦。
残り12試合で2位・町田との勝ち点差が18。その町田は前日に試合があって勝利していて、勝たなければさらに差が広がってしまうという。
いろいろな意味で、とてつもなく厳しい状況で臨まねばならない今節。
言いたいことはいろいろあります。けれども、やらなければならないことは、たったのひとつ。
勝つこと。
勝って、結果を示すことで自分たちの有り様を示していくこと。それ以外にないのです。
3クール目にして初めてホームで迎え撃つ長野。奇しくも、澤入体制の初戦が今期途中で監督が変更となったクラブ同士の対戦となります。
天皇杯では順当に長野県代表となり、1回戦ではリーグ戦で首位に立つ山口と対戦。元カターレの松原が決めた決勝点で、1-0の勝利。メンバー編成その他諸々、単純な比較はできない部分はありますが、それでも。監督交代からイマイチ結果が出せていなかったチームにとって、やはり第3クールでの直接対決を見据えても、山口からの勝利はプラスに働くことはあっても、マイナスなど無いでしょう。
そんな勢いから、リーグ戦再開初戦となる富山戦もきちんと勝って昇格への望みをつないでいきたい長野。巻き返しに向けて、気合いを入れて乗り込んでくるはずです。
今シーズンは1勝1敗。いずれも1-0決着であった試合。この試合に勝ってはずみをつけたいという気持ちは大きいことでしょう。
対して、カターレ。
2戦連続で後半試合終了間際に決勝点を挙げる劇的勝利で2連勝し、「最後の最後まであきらめずに勝利を目指す」という思いが結果につながるようになった、と・・・そう思われていたのですが。
天皇杯代表決定戦では、相手の新庄クラブからまさにそれをやられてしまい、2度のリードを守れずにPK戦の末に敗退。アマチュアクラブに敗れて本戦出場を逃すという・・・可能性としては無くはなかったシチュエーションながら、それは可能性にとどめておかねばならなかったこともまた事実。しかも、相手の強さよりは自分たちの弱さに負けての敗戦という。
覆水盆に返らず。プロクラブとして最悪としかいえないような汚名を歴史に刻むこととなってしまったのでした。
そして、富山県代表となった新庄クラブは、J3の琉球に0-5の完敗。上位カテゴリクラブとの力の差を見せつけられての敗戦でした。
出場すべき試合に出ることができず、2週ぶりの公式戦として今節に臨むこととなるカターレ。
いつもどおり、は無理でしょう。いろいろな意味で。
だが、しかし。
ならばこそ。いつもどおりにいかないというのであれば・・・悪い意味でのいつもどおりというくびきからも逃れなければ、話にならないのであって。
いつもどおりに決定力に欠ける、いつもどおりに積極性が足りない、といったネガティブ要素だけをしっかり受け継ぐ、などということは、あってはなりません。
期待したいのは、中西。
天皇杯代表決定戦敗退はチーム全体の責であって、彼ひとりが背負い込まねばならないものではありません。
しかし、PKで自分が決められなかったことが敗戦につながってしまったという無念は、決して消えない傷でしょう。
けれども。
失ってしまった結果は取り返すことができないけれど。やるべきことは、やらなければならないことは残されているのであって。それは傷ついたプロの誇りを痛むことではなく。その痛みを乗り越え、歯を食いしばって勝利を追い求めること、結果を残すことにほかなりません。
第9節の対戦で決勝点を挙げた中西には、当然のように長野も警戒してきます。前回対戦で押さえられたから今回も大丈夫、とは思ってはいないでしょう。
だからこそ、やらねば。口先だけ、肩書きだけがプロじゃない。プレーを通じ、結果を出してこそのプロ。そのプライドを、見せてほしいです。
そして、もうひとり。同じくPKを決められなかった敬介。
カターレの歴史をすべて知るものとして、天皇杯本戦出場を逃すという歴史に泥を塗る結果がどれほどのものか、痛いほどわかっているはず。
それでなくとも、試合当日の8月23日は彼の31歳の誕生日でした。最悪と言うよりほかない、決して忘れ得ぬ日。
しかし、だからこそ。降格を含め、これまでもさんざん辛酸をなめてきた彼だからこそ、このままでいいはずが無いことは誰にも増してわかっているはず。
ならば、やらねばならないことは、ひとつ。勝利すること、ホームのファン・サポーターに歓喜を届けること。それ以外にないのだから。
ほかのクラブならまだマシなどと言うつもりもありませんが、やはり、新体制初戦が難敵長野というのは、厳しいと言わざるを得ません。
しかし、だからといって負けて良い理由になどなりはしません。
新体制初戦だから勝てなくても仕方ない、なんて言い訳が通用するわけがありません。
確かに、アマチュアクラブに負けることはプロとしてあってはならないし、監督解任の要因のひとつにはなり得るでしょう。
ですが、個人的には・・・それが、これまでの積み重ねを否定するほどのことかと言われたら、正直疑問です。
監督交代が正しい道であった、とは、現時点では正直言って思えません。同じ解任するなら、なぜもっと早くにやらなかったのか?とか、フロントの判断を信用できかねる部分もあって。
とはいえ。
こうなってしまったからには、ぐだぐだ言っていてもはじまらない。
後悔やなんやは、やるべきことをやるという大前提の妨げになってはならないのだから。
そのやるべきこととはつまり、勝つこと。
チームを変えたいと、停滞から脱したいと監督交代に踏み切ったならば。第3クール初戦の今節を勝利し、リーグ戦3連勝を成し遂げること。ただそれだけです。
今シーズン最後のナイトゲームとして、試合後には花火が上がるのだとか。
思えば、去年の今頃は全く勝てない、勝利から見放されていた時期のさなかにあって。花火の企画も、無様な敗戦の後に苦虫を噛み潰したような表情で見上げることとなってしまっていましたが。
今節は、勝利して歓喜とともに見上げる花火としなくては。その祝砲を、新体制下の第3クール反攻の狼煙としなければなりません。
いまはただ、黙って勝利をつかみ取れ!!!
なすべきことを、なしとげろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!
残り1クール12試合をしっかり戦い抜くために、このリーグ戦インターバル開けの初戦をしっかり勝ちたい―――そう意気込んで試合に臨むのはどのクラブも同じでしょうが、そのなかにあって同じではないのが、カターレ。
天皇杯県代表決定戦で敗れ、本戦出場ならず。プロ失格の烙印を押されてしまうことに。
その引責とも言われる、岸野監督の解任。
澤入GMが監督兼務として臨むこととなる、その初戦。
残り12試合で2位・町田との勝ち点差が18。その町田は前日に試合があって勝利していて、勝たなければさらに差が広がってしまうという。
いろいろな意味で、とてつもなく厳しい状況で臨まねばならない今節。
言いたいことはいろいろあります。けれども、やらなければならないことは、たったのひとつ。
勝つこと。
勝って、結果を示すことで自分たちの有り様を示していくこと。それ以外にないのです。
3クール目にして初めてホームで迎え撃つ長野。奇しくも、澤入体制の初戦が今期途中で監督が変更となったクラブ同士の対戦となります。
天皇杯では順当に長野県代表となり、1回戦ではリーグ戦で首位に立つ山口と対戦。元カターレの松原が決めた決勝点で、1-0の勝利。メンバー編成その他諸々、単純な比較はできない部分はありますが、それでも。監督交代からイマイチ結果が出せていなかったチームにとって、やはり第3クールでの直接対決を見据えても、山口からの勝利はプラスに働くことはあっても、マイナスなど無いでしょう。
そんな勢いから、リーグ戦再開初戦となる富山戦もきちんと勝って昇格への望みをつないでいきたい長野。巻き返しに向けて、気合いを入れて乗り込んでくるはずです。
今シーズンは1勝1敗。いずれも1-0決着であった試合。この試合に勝ってはずみをつけたいという気持ちは大きいことでしょう。
対して、カターレ。
2戦連続で後半試合終了間際に決勝点を挙げる劇的勝利で2連勝し、「最後の最後まであきらめずに勝利を目指す」という思いが結果につながるようになった、と・・・そう思われていたのですが。
天皇杯代表決定戦では、相手の新庄クラブからまさにそれをやられてしまい、2度のリードを守れずにPK戦の末に敗退。アマチュアクラブに敗れて本戦出場を逃すという・・・可能性としては無くはなかったシチュエーションながら、それは可能性にとどめておかねばならなかったこともまた事実。しかも、相手の強さよりは自分たちの弱さに負けての敗戦という。
覆水盆に返らず。プロクラブとして最悪としかいえないような汚名を歴史に刻むこととなってしまったのでした。
そして、富山県代表となった新庄クラブは、J3の琉球に0-5の完敗。上位カテゴリクラブとの力の差を見せつけられての敗戦でした。
出場すべき試合に出ることができず、2週ぶりの公式戦として今節に臨むこととなるカターレ。
いつもどおり、は無理でしょう。いろいろな意味で。
だが、しかし。
ならばこそ。いつもどおりにいかないというのであれば・・・悪い意味でのいつもどおりというくびきからも逃れなければ、話にならないのであって。
いつもどおりに決定力に欠ける、いつもどおりに積極性が足りない、といったネガティブ要素だけをしっかり受け継ぐ、などということは、あってはなりません。
期待したいのは、中西。
天皇杯代表決定戦敗退はチーム全体の責であって、彼ひとりが背負い込まねばならないものではありません。
しかし、PKで自分が決められなかったことが敗戦につながってしまったという無念は、決して消えない傷でしょう。
けれども。
失ってしまった結果は取り返すことができないけれど。やるべきことは、やらなければならないことは残されているのであって。それは傷ついたプロの誇りを痛むことではなく。その痛みを乗り越え、歯を食いしばって勝利を追い求めること、結果を残すことにほかなりません。
第9節の対戦で決勝点を挙げた中西には、当然のように長野も警戒してきます。前回対戦で押さえられたから今回も大丈夫、とは思ってはいないでしょう。
だからこそ、やらねば。口先だけ、肩書きだけがプロじゃない。プレーを通じ、結果を出してこそのプロ。そのプライドを、見せてほしいです。
そして、もうひとり。同じくPKを決められなかった敬介。
カターレの歴史をすべて知るものとして、天皇杯本戦出場を逃すという歴史に泥を塗る結果がどれほどのものか、痛いほどわかっているはず。
それでなくとも、試合当日の8月23日は彼の31歳の誕生日でした。最悪と言うよりほかない、決して忘れ得ぬ日。
しかし、だからこそ。降格を含め、これまでもさんざん辛酸をなめてきた彼だからこそ、このままでいいはずが無いことは誰にも増してわかっているはず。
ならば、やらねばならないことは、ひとつ。勝利すること、ホームのファン・サポーターに歓喜を届けること。それ以外にないのだから。
ほかのクラブならまだマシなどと言うつもりもありませんが、やはり、新体制初戦が難敵長野というのは、厳しいと言わざるを得ません。
しかし、だからといって負けて良い理由になどなりはしません。
新体制初戦だから勝てなくても仕方ない、なんて言い訳が通用するわけがありません。
確かに、アマチュアクラブに負けることはプロとしてあってはならないし、監督解任の要因のひとつにはなり得るでしょう。
ですが、個人的には・・・それが、これまでの積み重ねを否定するほどのことかと言われたら、正直疑問です。
監督交代が正しい道であった、とは、現時点では正直言って思えません。同じ解任するなら、なぜもっと早くにやらなかったのか?とか、フロントの判断を信用できかねる部分もあって。
とはいえ。
こうなってしまったからには、ぐだぐだ言っていてもはじまらない。
後悔やなんやは、やるべきことをやるという大前提の妨げになってはならないのだから。
そのやるべきこととはつまり、勝つこと。
チームを変えたいと、停滞から脱したいと監督交代に踏み切ったならば。第3クール初戦の今節を勝利し、リーグ戦3連勝を成し遂げること。ただそれだけです。
今シーズン最後のナイトゲームとして、試合後には花火が上がるのだとか。
思えば、去年の今頃は全く勝てない、勝利から見放されていた時期のさなかにあって。花火の企画も、無様な敗戦の後に苦虫を噛み潰したような表情で見上げることとなってしまっていましたが。
今節は、勝利して歓喜とともに見上げる花火としなくては。その祝砲を、新体制下の第3クール反攻の狼煙としなければなりません。
いまはただ、黙って勝利をつかみ取れ!!!
なすべきことを、なしとげろ!!!
勝たれ!!!富山!!!!